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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2010年5月11日火曜日

金総書記訪中の決算 RFA

RFAの解説記事。
今回の訪中は、実にさまざまに分析されている。
RFAはお互い成果があった、中朝関係の伝統的関係を確認した。後継者について暗黙の了解ができたーとしている。

ほぼ同意できるが、中朝関係については、もっと戦略的な関係にし、血盟関係からの脱却が感じられる。特に胡錦濤の発言は、血盟関係を伺わせる部分がない。


金正日国防委員長訪中決算Q/A
ワシントン-ホ・ヒョンソクhuhh@rfa.org
2010-05-10
金正日国防委員長は中国訪問を通して,それなりの成果を上げました。
金委員長は特殊関係を再確認することによって経済支援に関する約束と後継構図に関する暗黙的承認を受けたと見られます。
反面中国はこういう特殊関係を土台に北朝鮮をずっと影響圏に置ききながら,国際的力量を誇示する土台を再度用意しました。
これに関する詳しい内容をホ・ヒョンソク記者と一緒に調べてみます。

アンカー:まず金委員長の最も大きい訪中成果は何ですか?

記者:最も大きい成果は金委員長が国際問題をはじめとする色々な懸案で中国の支持を受け取ったところにあります。
胡錦濤中国国家主席は5日開かれた首脳会談で‘戦略的疎通の強化’をはじめとして,5ケ協力方案を出しました。
金委員長はこれに全面的に同意する返事をしました。
5ケ案は中国が後継問題を含んだ内政と哨戒艦「天安」沈没,6者会談再開のような国際問題と関連して,北朝鮮の立場を支持するという意味に解釈されます。

この提案には両国が国際と地域問題はもちろん内政でも協力を強化するという方案が入っているためです。
アンカー:それでは金委員長が同意したという5種類協力方案の内容を具体的に紹介して下さいますか?

記者:5ケ協力方案は1)高位層交流の持続,2)戦略的疎通の強化,3)経済/貿易の協力深化,4)人文交流の拡大,5)国際および地域問題と関連した協力強化および地域の平和と安定守護などです。

この中‘戦略的疎通の強化’は両国がいつもまたは定期的に両国内政および外交の重大問題と国際および地域情勢,国政運営の経験など共通関心事に関して深く意思を疎通していく方案をいうと胡主席は明らかにしました。

この5ケ方案には北朝鮮と中国が各々望む対北朝鮮経済支援と対北朝鮮影響力増大が入っています。

中国は‘内政に関する意思疎通’を引き出して,自国の見地では北朝鮮を属国化するほど影響力を増大しました。

アンカー:こうした中国際関心事の6者会談と関連して出た金委員長の発言は何ですか?
記者:金委員長は胡主席とある首脳会談で“当事国と共に努力して,6者会談再開のための有利な条件を作ることを希望する”と話しました。

この発言はその間の立場で進展した内容がありません。

韓国政府の消息筋は“北朝鮮が会談再開の前提条件を提示した立場で進むことができなかった”として“会談再開に行きにくい”と診断しました。

金委員長の発言は6者会談参加国が会談の再開を中国にかけるほかはない状況でおこなったと解釈されます。

アンカー:そうだとはしても金委員長は朝-中首脳会談で6者会談をひとまず言及することによって事実上復帰カードを抜いて聞いたと見られます。

その理由はどこにあるんですか?

記者:これは色々な目的を持ったと見られます。

北韓銀6者会談議長国で影響力を行使したがる中国の体面を立てて投資誘致と食糧提供と同じ経済支援を引き出そうとします。

北朝鮮は国連の対朝鮮制裁と貨幣改革の失敗,市場閉鎖などで深刻な経済難を体験しています。

こういう類には制裁を解除しようとする名分を積めるという理由もあります。

また哨戒艦「天安」事態で漸増する国際社会の対北朝鮮圧迫を事前に遮断してみようとする理由もあると見られます。

会談再開は北朝鮮に不利に展開する状況を反転させられる主要手段と見なされます。

アンカー:胡主席の発言には金委員長の三番目の息子キム・ジョンウン氏につながる後継体制を認めるような大きい課題があるのにそれが何の内容であり,どのように解釈されるかを説明して下さいますか?

記者:胡主席は“両国の先代指導者らが育てた伝統的友情関係は時間流れと世代交替でこれから変化がおきてはいけない”と話しました。

金委員長は“両国友好関係を時代の流れと共に発展させて代代孫孫継承することは両国が持った共通した歴史責任”とうなずく返事をしました。

金委員長には今回の訪問が中国と後継問題を議論するとても良い機会でした。
‘世代交替’と‘代代孫孫’は二人が北朝鮮の後継体制を迂回的に言及した大きい課題と解説されます。

アンカー:ところでこのような中国の対朝鮮政策はどこに基づいて出てくると見られるんですか?
記者:まず朝鮮半島の現状維持と安定を望むところにあります。

中国は経済成長にまい進しています。

北朝鮮政権が崩壊して,朝鮮半島の安定がこわれたら大規模難民の発生,核兵器の流出などと同じ事態で自国の安定と成長も影響を受けるほかはありません。
また中国は韓半島の統一を願いません。

南朝鮮が北朝鮮を吸収して,統一すれば中国は米国をはじめとする海洋勢力と直ちに対立する局面をむかえるようになります。
この他に中国は統一された韓半島よりは分断された韓半島が自国安保にさらに有利な立場です。
したがって中国は朝鮮半島の安定と現状維持を追求します。

アンカー:金委員長の今回の中国訪問を契機に現れた中国の対朝鮮政策は何ですか?

記者:韓国よりは北朝鮮を優先視する政策です。

北朝鮮の仕業と見られる哨戒艦「天安」事件の調査結果が出てこない状況で韓国と米国は金委員長の訪中に憂慮を現わしながら,中国に責任ある役割を注文しました。

ところが中国は金委員長の訪中三日前に中国を訪れた李明博大統領にこれを耳打ちすることもありませんでした。
それで韓国と中国の間には現在冷気流が流れます。

戦略的パートナー関係の韓-中関係は血盟的特殊関係の朝-中関係には限界を見せました。

一方中国は金委員長訪問を初めには秘密にして,国際社会でイメージが失墜しました。

アンカー:それでは朝-中関係の強化に対応して,韓-米関係の強化という対立構図が出てこれるんですか?

記者:そのような絵がすでに描かれました。

哨戒艦「天安」事態と6者会談をおいてみる時,朝-中大韓-米の対立構図は現れました。
北朝鮮と中国は哨戒艦「天安」事態と6者会談の再開を分離するという立場の反面韓国と米国はこれを連係するという立場です。

韓国政府は金委員長が訪中を通して,哨戒艦「天安」事態と関連した国際協調を破ろうとするのに対して,米国と協力して,これに対抗するという戦略をたてました。
ここで一歩進んで金委員長の訪中を契機に韓半島を囲んだ東北アジアの秩序は韓-米大朝-中の対立構図を基本でしているという点がまた確認されました。

アンカー:金委員長の今回の訪中には四番目夫人の金,オク氏が同行したんですって?

記者:7日金,オク氏と推定される女性が中国CCTVに何度(か)出てきました。
この女性は金委員長と温家宝総理が会見する時,胡主席が晩餐を主催した時,金委員長が中関村生命科学院を訪問した時見られました。

金,オク氏は2004年を前後して,金委員長と同居してきました。
アンカー:今まで金正日委員長の中国訪問に関する結果をホ・ヒョンソク記者と一緒に調べてみました。

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