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2010年7月14日水曜日

張成沢が行方不明 RFA報道

北朝鮮の事実上のナンバー2 張成沢が20日間行方不明になっていた。これをめぐりさまざまな報道が出ている。

 決定的なことは分かっていないようだが、9月の代表者大会では姿が見られるので分かるだろう。

韓国聯合ニュースと、米国RFAを読んでみる。

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 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の後継者である三男キム・ジョンウンの“後見人”として知られる張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長(党行政府長兼職)の行跡が、先月中旬から今月上旬までの20日間余り、北朝鮮の
報道で全く伝えられず、諸説が出ている。

 先月7日、最高人民会議で国防委副委員長に電撃抜擢された張成沢は、金委員長の妹婿で、妻金敬姫(キム・ギョンヒ=党軽工業部長)とともに、金委員長の「公開活動」にしばしば遂行する“上得意メンバー”だ。

 実際に金委員長が先月15日(以下中央通信報道日)、護衛司令部・国家安全保衛部・人民保安部軍人家族公演を観覧した時と、7日、元山軍民発電所建設現場および第534軍部隊傘下の総合食料工場を視察した時、張成沢は金委員長に随行していた。

 ところが、その間、6月19~20日の平安北道新築サッカー場と、産業施設現地指導に、張成沢は欠席しており、20日以上、北朝鮮メディアに名前が上がらない
結果になったのだ。

 金委員長の現地指導に、一度欠席しただけでで、出回る話の中の一つが「病臥説」だ。それらしい根拠もなしに、彼が持病治療のため中国に行ってきたという
噂が飛んでいる。今年64歳の張成沢は高血圧などの持病を持っており、過去、ロシアに治療に行ってきたりもしたと知らされた。

 反面、張成沢が金委員長の現地指導にたった一度だけ欠席したことを、それほど敏感に見る必要はないという分析も相変らず有力だ。

 張成沢に対する金委員長の信任がいくら厚かったとしても、毎度、金委員長の現地指導に付いて回る理由はなく、実際にもそうではないという話だ。

 例えば今年上半期、金委員長は全部で77回の公開活動を行ったが、この中で張成沢が遂行したのは60%にも充たない45回に過ぎなかった。

 その上、一部で張成沢の「空白期」と見るその期間、北朝鮮当局はかなり重大な決定を発表した。先月26日、労働党中央委員会政治局決定書を通して、9月上旬、党代表者会を開催すると明らかにしたのだ。

 北朝鮮権力側の事実上「ナンバー2」に選ばれる張成沢が金委員長のサッカー場現地指導について行く代わりに、こういう重大な国家政策を取りまとめていた
としても、全くおかしくないという話だ。<連合>

 

張成沢の健康異常が後継継承の変化の要素になる
ワシントン-ジョンヨンjungy@rfa.org
2010-07-13

MC:北朝鮮のぞいて見る時間です。
-北朝鮮権力の2人者に選ばれる張成沢国防委員会副委員長がこの前病気治療のために中国を行ってきたと韓国マスコミが報道しました。


北朝鮮権力継承過程に新しい変化の要素になる展望です。
-最近になって中国元貨価値が上昇しながら,北朝鮮で米価格も一緒に上がったことが分かりました。


MC:ジョンヨン記者,北朝鮮権力の実力者と知らされた張成沢国防委員会副委員長が病気治療のために中国を訪問したという便りがあるのにどんな便りですか,

ジョンヨン:12日韓国の東亜日報は北京消息筋の話を引用して,張成沢労働党行政府長が先月7日最高人民会議で国防委員会副委員長で選挙された以後に新病気治療のために中国を訪問したと知らされたと報道しました。

この新聞は張副委員長が1990年代中盤以後フランスなどで前立腺ガン治療を受けた点を上げて,今回の病気治療も癌と関連した可能性が高いと指摘しました。

この新聞は対北朝鮮消息筋の話を引用して,張副委員長の健康状態がキム・ジョンウンの権力構築に重大な変化の要素として作用する可能性があるとしながら金正日委員長に続き張副委員長まで病に罹る場合軍部勢力がキム・ジョンウンを除去することもできると報道しました。

MC:このように張副委員長の健康状態に関心が高い理由は何ですか,

ジョンヨン:現在北朝鮮権力層で張副委員長ほどの実力者がめずらしいという意味で北朝鮮権力の去就を左右できる人物だと見るためです。

張成沢は労働党行政府長として北朝鮮の司法検察,国家安全保衛部,人民保安部を統率しており去る6月7日には‘金正日委員長の提案により’国防委員会副委員長の席に上がりながら,事実上軍に対する指導力まで行使できる位置に上がりました。
そして来る9月開かれる第3次朝鮮労働党代表者会では政治局委員で昇進する可能性も考えられている状況です。


MC:張副委員長が後継問題でも重要な役割をしていないですか,

ジョンヨン:そして張副委員長は後継体制で多大な役割をしなければならない位置にあります。

張副委員長は金正日委員長の近い親戚だけでなく金委員長を至近距離で最も多く補助しています。

金正日委員長は中風で倒れて起きた後張副委員長にかける期待が大きいです。

3男キム・ジョンウンを後継者で打ち出すのに張副委員長が後見の役割をしてくれることを頼んだと知らされました。

MC:張副委員長が報道内容のとおり本当に中国で治療を受けてきたとすれば北朝鮮幹部ら中に丈夫な人があまりないと思いますね。

ジョンヨン:張副委員長は北朝鮮幹部らの中で比較的若い世代に属します。

張副委員長が現在64才にもかかわらず若い層だと評価できるのは現在北朝鮮幹部らの年齢が70~80台でその上に慢性疾患を抱えている‘長期患者’らであるためです。

現在金正日委員長の側近に分類される金英春人民武力部長兼国防委員会副委員長は75才で補聴器がなければ周辺の人々の話をほとんど聞くことができない状態で,同じ国防委員会副委員長のイ・ヨンムは80才の年齢で,何年か前のヨーロッパの一国家で癌手術を受けたと知らされました。

そして84才の全秉浩労働党軍棋譜談党秘書は年上で,ほとんど失明状態だと知らされました。

ここに張副委員長もやはり病に罹ったら北朝鮮の将来が問題になるということです。

MC:一方では張成沢副委員長の‘臥病説’を否定的に見る視角もないですか,

ジョンヨン:一方では張成沢副委員長が北朝鮮媒体に報道されない20余日間を根拠で彼の身柄説を提起するのは性急な判断という主張もあります。

すなわち先月6月19~20日間金正日委員長が平安北道(ピョンアンブクド),新義州市ソング一里サッカー場視察に張副委員長が共に行かないことをおいて‘臥病説’で判断するのは無理という指摘です。

彼が抜けた時点が党代表者大会のための労働党中央委政治局決定書が発表された点から見て,彼が重大な国家政策を取りまとめるのに忙しかったことという指摘もあります。


MC:もちろん色々な推測があるだろうが,張成沢副委員長が90年代中盤ロシアで治療を受けたことがあるのを見れば彼の健康に全く問題ないと見るには難しいと思います。

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