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2010年7月16日金曜日

餓死拡大の情報増える 良い友達

韓国の仏教系ngoの良い友達が、ニュースレターの発行を再開した。

読むと、食料不足の情報ばかりである。

なんとなくこういう話には慣れっこになってしまっているのだが、実際はどんな様子なのだろうか。文中の分組というのは、北朝鮮で農業を行っている単位のこと。北朝鮮では農家は数人がまとまって集団農業を行っている。

ニュースレターの中で最も深刻な実情を書いているものを選んだ。出典は以下。

http://www.key-j.org 

◆ 大都市餓死状況、農村に移動
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 農民の欠勤率が明確に高まっている。食糧が無く、飢えのために農場に出勤できない農民が急激に増加したためだ。


餓死者も増加している。貨幣交換措置で1~2月、都市で餓死者が続出したが、今では農村へと移ってきたようだ。黄海南道の道党の調査によれば、延安郡の楓川里など、また青丹郡の管内の農村では約60%の農家が食糧不足で苦痛を受けていることが明らかになった。


これらの地域は昨年も気候条件が悪く、農業がうまくいかずに収穫量が少なかった地域だ。ここに軍糧米3~4ヶ月分量などあれこれ差し引くものが多いので、本来農民が手にするはずの分配量は、結局いかほどにもならなかった。その上貨幣交換措置時期に15,000ウォンずつ受け取った現金配給で食糧を市場に売らなくても、1~2月はそれなりに持ち堪えたが、すでに現金が無くなった家庭では食糧を売るしかなかった。


 


昨年に受け取った食糧配給がもともと少なかった農家では何よりもまず食糧が底をつき始めていた。



 黄海南道管内の他の農村の事情も同様だ。1分組当たり13~15名のところから全日出勤した人は、初級幹部を合わせても6~7名を越えることがない。


白川郡のある協同農場に通うキム某氏は「全日出勤者は模範的な農民というわけではなく、色んな手段で沢山の食糧を貯蓄できている人」としながら、実際一般の農民はほとんど仕事に出て来ることができないと伝えた。


彼は「私たちの分組には出てこなければならない人は12名いるが、出てくる人は4名もいない。4名が一週間に3回程、代わる代わる出てきて、残りはひどく飢えて、みんな草むしりに通っている」と語った。このように欠勤が多くなれば年末決算配給を受ける時にそれだけ配給量が減らされるので、苦しい人はずっと苦しいし、良い暮らしができる人々は継続して良い暮らしができるものだという言葉も付け加えた。
[Good Friends 341号(6/16配信) ]

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