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2010年10月21日木曜日

市.道の党責任秘書12人,史上最初に団体訪中 RFA

中朝間の交流が活発化している。これが何を意味するのか。
朝鮮日報も大きく奉じているので、申し訳ないが転載しておく。


専門家"中国省単位経済開発,関心があるように"

(ソウル=聯合ニュース)ペク・ナリ記者=最近北朝鮮と中国の交流が明確に増えて,今まさに金正恩後継を公式化した北朝鮮が中国式'開放経済'モデルをベンチマークするのではないかという観測が出てきている。
特に直轄市2ケ所(平壌.南浦),特別市1ヶ所(羅鮮市)に9ケ ドまで皆12ケ市.道の党責任秘書らが史上最初に団体で中国を訪問したのを置いて,中央統制式計画経済を堅持してきた北朝鮮が一定部門地方に自立権を委譲する形態の経済改革を検討するようだという分析も提起される。

9.28党代表者会直前にはひょっとして改革開放のシグナルで見るほどの人選結果や政策転換が出てこないだろうか期待する雰囲気もあったが,結局金正恩後継に焦点を合わせた党高位職改編と機構再整備だけなされた。
特に人選結果だけ見れば北朝鮮の現体制を維持する線で後継者金正恩を補佐する人物らで満たされただけ改革開放の兆候は全くなかったということが大多数専門家たちの診断だ。

しかし今月に入り,北朝鮮が見せた歩みは色々な側面で尋常でないという指摘だ。
何より市・道の党責任秘書12人が一度に中国を訪問した大きい課題が眼に触れる。
去る8月中国を訪問した金正日委員長に胡錦濤中国国家主席が対外協力に基づいた経済開発推進を何時の間にか勧告するのに伴った'後続措置'起きる可能性がまず占われる。
彼ら市・道の党責任秘書が中国の地方を回りながら,経済発展上を目で確認して帰れば,中国の'東北3省'と北朝鮮の中国接境地域間にある種の画期的な経済協力方案が摸索されるという観測が有力だ。
そのような脈絡で北朝鮮側訪問団団長のムン・ギョンドク平壌市党責任秘書での発言は注目するに値する。
ムン・ギョンドクは去る19日周永康中国共産党政治局常務委員兼中央政法委員会書記に会った席で"朝鮮のすべての道と市の責任秘書らが金正日総書記の指示により中国を訪問したし,中国人民が発展でおさめた成果を直接目撃した"と話したことで中国媒体が伝えた。

これに対して周常務委員は北朝鮮代表団が中国各地域の関係者らと交流を拡大しながら成果を上げるために努力することを祈るとうなずく返事をして,両国の特定地方間経済協力が活性化することだと示唆した。
今月9日北朝鮮の党創建65周年に合わせて北朝鮮を訪問した中国側使節団に吉林省の孫政才書記と,遼寧省と黒龍江省の副書記が含まれていたことも似た脈絡で分かる。

これらのための歓迎宴会には中国接境地域の徒党責任秘書の駐英式(慈江道,平安北道、咸鏡北道、両江道 4人が皆参加して,未来の中国側経済協力パートナーらと互いに親しませるような雰囲気を演出した。
北朝鮮では通常2ケ直轄市に9ケ度を増して,11ケ行政区域の党責任秘書らが地方幹部を代表するのに,今回の訪中代表団には北中交易の拠点に選ばれる羅先特別市のリムギョンマン責任秘書が合流して目を引いた。

ヤンムジン北朝鮮大学院大学教授は"今まで中央計画経済中心であった北朝鮮が今から地方に経済協力の自律性を与えながら,それなりの経済改革を試みるというメッセージで読まれる"としながら"市.道党責任費での団体訪中は省単位で改革開放をした中国の助けを受けて,地方中心の改革開放に出るという信号弾であるようだ"と話した。

北朝鮮の市長や道知事全員が異例の訪中(上)
経済協力に関する議論のため、中国の東北3省責任秘書も北朝鮮を訪問
金正恩
 今月19日、北朝鮮の直轄市・道の党責任秘書(市長・道知事に相当)11人全員が、中国共産党の幹部らと北京で面会した。これは、過去に見られなかったことで、非常に異例だ。この会合で文京徳(ムン・ギョンドク)平壌市党責任秘書を団長とする朝鮮労働党親善代表団は、中国共産党序列9位の周永康・政治局常務委員と会い、経済協力などについて意見を交わしたという。

 北朝鮮が直轄市・道の党責任秘書たちを団体で中国に送るという今回のようなケースは、過去には一度も見られなかった。周常務委員も、「(北)朝鮮の各道や市の責任秘書が団体で中国を訪問したのは、中国と朝鮮との関係で初めてのことだ。皆さんがこれから訪問する中国各地の関係者と交流を深め、成果を得ることを期待したい」と述べたという。これは、中国国営の新華社通信が報じた。

 北朝鮮から派遣された代表団は、中国各省や市の秘書(省知事・市長に相当)とも面会した。これは、北朝鮮への投資や開発などの問題について話し合うためだと言われている。中国各地の責任者らは、最近中国で開催された第17回共産党中央委員会の第5次全体会議(17期5中全会)に出席するため、北京に集まっていた。韓国政府の当局者は、「要するに韓国で言えば、特別市や広域市の市長、そして道知事16人全員が団体でワシントンに行き、米民主党の実力者や州知事などと、双方の交流・協力について話し合ったようなものだ」「金正恩(キム・ジョンウン)氏の公式デビューにより、中朝両国の人材交流は、質と量の両面で、過去とは次元が変わっていることを示している」と述べた。

 中国共産党の使節団も9日、朝鮮労働党創設65周年を祝うために北朝鮮を訪問したが、その顔触れも異例のものだった。孫政才・吉林省書記、陳希・遼寧省副書記、杜宇新・黒竜江省副書記といった東北3省の責任者たちが使節団に含まれていたのだ。平壌の順安空港で一行を出迎えたのは、中国と国境を接する慈江道のチュ・ヨンシク党責任秘書だった。この日行われた歓迎夕食会には、チュ・ヨンシク氏をはじめ、リ・マンゴン(平安北道)、オ・スヨン(咸鏡北道)、キム・ヒテク(両江道)各氏の、中国と国境を接する4道の責任秘書が全員出席していた。

北朝鮮の市長や道知事全員が異例の訪中(下)
経済協力に関する議論のため、中国の東北3省責任秘書も北朝鮮を訪問
 統一部(省庁に相当)の当局者は、「最近は中朝国境地帯を中心に、さまざまな開発プロジェクトが本格的に行われている。両国の経済協力がさらに深まり、発展する状況は次々と明らかになっている」「朝鮮労働党と中国共産党は、党中央次元での合意はすでに済ませたようで、次は地方の党次元で具体的な協力に乗り出すのだろう」と述べた。

 中朝の軍事協力も目につく。とりわけ25日は、中国人民解放軍による6・25戦争(朝鮮戦争)参戦60周年となるため、これまでとは異なる大きな意味づけを行っているような雰囲気だ。

 朝鮮中央放送は19日、「中共軍による6・25(朝鮮戦争)参戦60周年をきっかけに、中国人民解放軍の王海・元空軍司令官を団長とする、中国人民支援軍の老兵(元参戦兵)代表団と、中国軍の文芸支援団が平壌に到着した」と報じた。北朝鮮では一行を歓迎するため、呉克烈(オ・グクリョル)国防副委員長と朴在慶(パク・ジェギョン)人民武力部副部長が宴会の席を設けた。金正恩氏による権力世襲は軍を掌握できるかがカギになるため、中国軍が朝鮮人民軍の新たな首脳部と関係を強化することは、金正恩氏を後押しするという意味合いにも解釈できる。

 14日には人民武力部のピョン・インソン副部長を団長とする朝鮮人民軍親善団が中国を訪問し、中国人民解放軍の部隊などを視察した。新華社通信は同日付の労働新聞を引用し、「先代が血で結んだ友好は次の世代へと続いている」「25日は中国人民支援軍が韓国戦争に参戦して60周年を迎える」などと報じた。韓国政府の安全保障関連部処(省庁)の関係者は、「北朝鮮は、経済面では中国に頼って国際的な孤立から抜け出そうとしている。またその一方で、軍事的にも中国と関係を深め、韓国の哨戒艦『天安』を沈没させたことで強化されている韓米軍事同盟に対応しようとしているようだ」とコメントした。

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