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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2010年12月8日水曜日

軍クーデターの可能性 玄哲海首謀も 月刊中央より

 月刊中央10月号の北朝鮮分析記事 原文はネットでは一部しか読めません。

 無理矢理話を作っている印象もあるが、基本的には二つ。軍の古参幹部が抵抗しクーデターを起こす可能性。その場合玄哲海が首謀者になりそうで、平壌郊外で起きるだろう。

二つめは、大量脱北が起きて、体制を不安定にするというもの。ウランバートルに難民キャンプがあるという。

 ちなみに玄氏は

 

抗日パルチザンの遺族や子孫が通う「万景台革命学院」の出身で、主に軍部に多い同学院の卒業生らを掌握しているとされている。韓国戦争(朝鮮戦争)の際には故・金日成主席の護衛を務め、また2001年に金総書記が中国を訪問した際にも随行するなど、金日成・金正日父子から信頼されている人物だ。

玄氏が今月9日の建国記念日に行われた閲兵式で、主席壇に立ったということにも関心が集まっている。通常、軍部では次帥(大将より一つ上の階級)クラスでないと主席壇に立つことはできないため、大将である玄氏がここに立ったというのは極めて異例だ。統一研究院の徐載鎮院長は「玄哲海氏は現在、北朝鮮の政局を陰で操っているようだ。後継体制を金総書記が望む方向にしていく上で、先頭に立つものとみられる」と述べた。統一研究院は、玄氏が金総書記の次男、金正哲氏に付いている、という見方を示している。
出典 http://blog.kajika.net/?eid=874817

2010年11月号
北朝鮮専門家たちが見た 「金正恩後継体制、 崩壊シナリオ金正日死亡時点がカギ…、平壌近郊で 「軍部クーデター、!
李英ホ押し立てて 「金正恩式軍部、 作って反発呼んで…
北朝鮮住民の大量北脱出の可能性も

 金正恩、で北朝鮮後継世襲が本格化した。そうした中でこの後継体制の今後歩みに関心が集まっている。
大部分の北朝鮮専門家たちはサポート国家の中国が公式に後継を承認した姿だから対外的に大きい障害物はないものと判断している。
 10月 10日北朝鮮労働党創建 65周年をむかえて周永康 中国共産党政治局常務委員が祝賀使節団団を率いて北朝鮮を訪問した。
 朝鮮中央通信は翌日周委員が金正恩に会った席で伝達した贈り物写真 場を公開した。
 8月下旬金正日が長春で胡錦涛注釈に会って、握手する場面を入れた額縁、また若い時期金日成が毛沢東に会って歓談する写真が入った皿であった。
 特に皿贈り物上段には「相互協力と伝統的友情を代々伝えよう、と 3代世襲を認めるような印象的な文句が打ち込まれていた。
 だが北朝鮮内部事情は複雑だ。
 後継体制崩壊の可能性に対しても専門家たちの間で立場が交錯する。理由のほとんどは 「(崩壊)可能性」の低さだ。
 国家安保戦略研究所のイギドン責任研究委員は “金正恩後継体制に対する不満勢力が出てくるとしても北朝鮮体制特性上、実質的脅威になることは難しい”と語った。
 しかし金正日の死亡時点が変化の要素と指摘されている。
 イ責任研究委員は “金正日国防委員長が 3~4年程度もっと生きたら大きい問題なしで安定した体制を構築すること”としながらも それに死亡したら内部的に産みの苦しみを味わうこと”で見通した。

 専門家たちが出した展望のとおりならば、その可能性を完全に排除するのが難しい。
 特に後継体制が完全に安定しない状況なのでこれから北朝鮮がどんな方向で流れるのか計るのが難しい弱点が多い。
 金正日-金正恩双頭過渡期体制をすぎて、金正恩 1人体制に進化する過程でふくらむ体制崩壊シナリオにはどんなものがあるだろうか? 

 北朝鮮研究者および情報関係者など専門家たちの助言を土台にその中最も実現の可能性が高いシナリオ、急変事態以後の問題などを診断した。

■ 実質的威嚇… 軍部に注目


 北朝鮮で憲法よりさらに優先視される労働党規約には “党が北朝鮮のすべての組織体中最高形態の革命組織”だと規定している。
 党の指導の下、 全てのものがなされるという話だ。
 一言で北朝鮮で権力をにぎるためには党を先に掌握しなければならない。
 後継体制局面で最近北朝鮮が党を強調する理由もそういう発露という評価だ。
 9月 28日開催された党代表者会で労働党の最高権力機関といえる中央委員会委員を大幅総入れ替えした。
また人民軍を管轄する党中央軍事委員に副委員長職を新設して金正恩を座らせた。
 70~80代の大半の北朝鮮軍部立場で 李英ホ(67) 人民軍総参謀長に共に上げた。
 彼の出世速度はだいぶ速いほうだ。崔龍海(前黄海北道党責任秘書)を中央軍事委員に新しく任命したのも眼に触れる。
 これだけでなく金正日の妹の金慶喜に大将称号を付与したのも尋常でない。
 一部では党出身要人を軍関連要職に座らせることをおいて 「党が軍を掌握せよ、という意味と解説したりもする。一見軍隊優先政治を強調するように見られるが 「党中心」で旋回した現時点で見た時 こういう人事は少なくない波紋を起こすこともできる。
 既存軍部の立場で見れば李英ホを除いては大多数が党出身の 「落下傘」であるためだ。
 これが直ちに金正恩後継体制の最大難点になることができるという指摘がある。
 疎外された軍部要人中で反旗を翻す人が出てくることもできるという話だ。
 一部では金日成大出身などテクノクラートの金正恩に対する不満が高くなりえると見る。
 だがこの場合武力を持った軍部とは違い実質的な威嚇になることは難しい。
 事実軍部とは 「政治化された軍隊」を意味したりもする。まだ状況をもっと見守るべきだが軍部の核心中核心といえる呉克烈国防委員会副委員長が 10月 10日労働党創建 65周年記念閲兵式の時名簿に含まれないことをおいても話が多い。
 張成沢を牽制する軍代表が抜けたためだ。

 軍部内で蜂起が起きたらその時点はいつが有力だろうか? 
 金正恩が党掌握後、軍部に視線を転じて、組織を大々的に整備する過程で本格的なクーデター動きが起きることも考えられるという主張も出てくる
 早々に既存軍部を引退させて李英ホを中心に 「金正恩式軍部」を作ろうとする渦中に突発状況が行われるということ。
 現職で引退の危機に面した 70代以上シニアグループが不満を抱いて直接的な行動を取ることもできるという話だ。
 もちろん現在としては金正恩先軍路線を後見する李英ホの組織掌握力がどの程度なのか計るのが難しい。北朝鮮体制に変化を起こすための場所は権力の核心部の平壌近郊で起きる可能性がある。
 鉄条網がある最前方や組・中国境地帯での挑発では決して金正恩を無力化できないという論理だ。
 それで軍団兵力を保有した平壌防衛司令部 配下師団で蜂起する可能性があると見る。
 クーデターが成功するためには金正恩を軟禁できる水準にならなければならないけれど、金正恩を取り囲んだ護衛司令部の戦力が少なくない。
こういう兵力を動かそうとするなら中央党の指示なしでは不可能だ。
 だが一部では総政治局などにある老練な軍部最高位実力者らが党指示を口実に移動命令を下すこともできると見る。
 関係者は “玄チョルへ(国防委員会局長、大将程度ならば、可能なこと”で推測した。

■ 急変事態以後の問題… 大量北脱出? 

 李英ホが平壌を手に入れたら次の手順は何だろうか?
 中国と戦略的きずなを積むのがなる公算が大きい。
 北朝鮮政権の属性上中国の承認なしでは蜂起以後北朝鮮内部管理が不可能なためだ。
 この場合軍部が中国人民解放軍人脈を活用するものと見られる。
 このような急変事態以後発生する問題ら中で最も注目が行く部分は北朝鮮人民の 「大量北脱出」だ。
 最近になって国内外専門家たちの間でこの部分がしばしば言及されたりする。
 10月 13日クリストファーヒール前米国務部東アジア太平洋次官補も “北朝鮮の崩壊シナリオがどのように出てくるかも知れないが、難民が発生すれば韓国に入ってくるようになること”だと話した。
 それと共に “中国が北脱出者流入を心配するという主張には同意するのが難しい”と言及した。北脱出者問題で頭を痛めてきた中国立場ではこういう大量北脱出がありがたくないことであるつもり。
 このために韓国は急変事態に対応、第3国に北脱出者を受け入れる大規模施設を用意しようと努めたことがある。
 関係者は “5~6年前モンゴルに大量北脱出者施設建設を推進してたたんだことがある”としながら “位置は首都ウランバートルで差で 40方通りにあるテレジ国立公園近隣”だと知らせた。
 彼は “韓国単独で推進した工作活動”だと話した。
 実際に現在中国でない第3国に小規模北脱出者施設を運営しているという話も聞こえる。
 また他の情報関係者は “中国を経由して、第3国で連れて出た北脱出者らを潜伏させた、1ヶ月に 1~2人ずつ韓国に送り込んでいる”と伝えた。

■ また他の変化の要素… 2012年の東北アジア情勢"

 北朝鮮は毎年新年共同社説を通して 2012年強い大国のドアをあけると強調した。
 だが経済現実だけおいてみれば不可能だと見られる。
 どうなろうが成果を出さなければならないより大きい状況が発生した。
金正恩後継体制を加速化するためには人民の心をとらえなければならないためだ。
 最近北朝鮮変更で 「子豚母豚全部取って食べよう」は落書きが発見されて、大きい騒動が行われたという報道があった。
 失敗した貨幣改革などで北朝鮮内部の民心離反が深刻な水準に達した場合もあることを示唆するのだ。
 2012年ならば東北アジア周辺国家大部分が政治的な緊張期に入る。
 韓国と米国の大統領選挙そしてロシアの大統領選挙および中国の新しい指導部選出、はなはだしきは台湾の総統選挙も行われる。果たして 金正恩はこのような国際政治的急変をどのように読むだろうか? 
 自ら崩れないために中国以外の突破口を用意することはできるだろうか? そして世襲永続性のための家取り締まりはどれだけ上手にすることもあるだろうか? 金正恩後継体制時代、北朝鮮のリーダーシップが論議されているこの頃だ。

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