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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2010年12月9日木曜日

中国人が見る北朝鮮 7つの発見 

朝鮮半島に中国が見た7つの発見

中国でテレビにも出ている加藤さんの寄稿さすがに詳しいデータがある。一部だけ引用させていただく。

 筆者も定期的に寄稿している《環球時報》の世論調査センターが実施してまとめた「朝鮮半島情勢に対する公衆の態度調査報告」の完全版に遭遇する機会を得た。報道には反映されていない貴重な情報が詰まっている。

 ここでは、同報告書が「7つの発見」として整理されている「中国国民の北朝鮮観」をお届けしよう。

(1)6割近くの回答者が北朝鮮に対して中立的態度を取っている。

(参考)24.4%が「北朝鮮が好き」、「好きでも嫌いでもない」が55.8%、「嫌い」が15.9%。

(2)6割近くの回答者が昨今の朝鮮半島情勢の悪化を「傍観」している。

(参考)56.7%の回答者が「北朝鮮の砲撃および近年の北朝鮮の強硬外交をどう思いますか?」に対し、「事情は複雑、何とも言えない」と答えた。22.4%が「北朝鮮は差し迫って、瀬戸際外交をやっている」、9.5%が「北朝鮮の挑発行為だ」と答えている。

(3)北朝鮮は中国の「戦略的防波堤」であり「同盟国」だという意見が中国社会の主流である。

(参考)北朝鮮が中国の戦略的防波堤あるいは同盟国だという回答者がそれぞれ44.7%、43.2%。「中国に迷惑をかける隣国」、「中国の潜在的脅威」と答えた人がそれぞれ15.1%、15.0%であった。

(4)民衆は中国が中朝の特殊な友好関係を堅持することを望んでいる。

(参考)60.4%の回答者が「堅持」を望んでいる。33.2%が「普通の国家関係を築くべきだ」と答えている。

(5)中国がいかに北朝鮮と向き合うべきかという問題に関して、民衆の態度は冷静で、北朝鮮と韓国双方とバランスよく付き合うべきだと考えている。

(参考)72.3%が「冷静に、南北とバランスよく」と答えた。17.1%が「断じて北朝鮮を支持すべきだ」と回答。2.8%が「米国、韓国と連携して北朝鮮に圧力をかけるべき」と答えている。

(6)6割近くの民衆が「朝鮮半島危機が発生する最大の原因を作った国」は米国だと考えている。

(参考)55.6%が「米国が最大の加害者」だと答えた。韓国だと答えたのが10.3%。北朝鮮だと答えたのが9.0%。日本、中国、ロシアだと答えたのがそれぞれ4.6%、2.1%、0.8%であった。

(7)大多数の民衆は朝鮮半島で全面戦争が勃発することを心配していない。

(参考)61.4%が半島で全面戦争が起こることを「心配していない」が、34.2%が「心配している」。

 なお、同誌がまとめた「7つの発見」には、北朝鮮という非常にデリケートな存在と向き合わなければならない中国の主観的立場が反映されていることに留意し、理解されることをお勧めする。

出所 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5020?page=3

筆者の経歴

加藤 嘉一 Yoshikazu Kato
1984年静岡県生まれ。北京大学国際関係学院大学院修士課程修了。中国人民大学附属高校教師。同時通訳。中国中央電子台(CCTV)、香港鳳凰衛視(フェニックステレビ)でコメンテーターを務める。年間300以上の取材を受ける。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト。香港系フェニックスニューメディア(鳳凰網)における自身のブログは2008年3月開設後、3カ月で500万、半年で1000万アクセス、現在2000万アクセスを突破。最新の訳書に『日本走向何方?』(中信出版社)、単著に『以誰為師?』(東方出版社)、『従伊豆到北京有多遠』(江蘇文芸出版社)がある。

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