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2010年12月31日金曜日

また試験台に上がった中国の対北朝鮮外交

中国の北朝鮮への関与について、真っ正面から論じている。参考になるので訳してみた。

国家安保戦略研究所朴ビョングァン研究委員


中国の対北朝鮮外交家また試験台に上がった。
北朝鮮の延坪島砲撃事件以後国際社会は今一度同じ言葉で中国の対北朝鮮影響力発揮を促している。
当面した朝鮮半島危機状況の責任がどこにあるのか中国は態度を明確にして北朝鮮が違う方向に動けるように圧力を加えなければならないということだ。
しかし中国の反応は哨戒艦「天安」事件の時と同じように不十分だ。


中国政府は韓国,北朝鮮両側の冷静と節制を要求しながら,朝鮮半島平和を強調するなど原則的立場に留まっているだけだ。

北朝鮮の挑発がある時ごとに国際社会が中国の責任ある役割を強調するのは北朝鮮に対して絶対的影響力を持っている国が中国であり,中国の態度が何より重要だと見るためだ。
しかし中国は哨戒艦「天安」爆沈事件の場合で確認した通り対北朝鮮影響力発揮に非常に消極的だ。

はなはだしきは中国の一部官僚と専門家たちは北朝鮮に対して特別な影響力を持っていないと主張する。

中国は北朝鮮に対して影響力を発揮できる‘能力’が本当にないことであろうかでなければ影響力を発揮する‘意志’がないことであろうか?

影響力(influence)の辞書的意味は“他のものに作用を(狂う)及ぼして,反応や変化を与えること,またはその作用を起こす力”を称する。

しかし影響力(influence)は権力(power)と違って,一方的に発揮されるよりは相互間の複雑な関係の中で規定される。
すなわち世界最強の権力(power)を持った米国であっても北朝鮮に対しては特別な影響力を発揮できないのだ。

北朝鮮と米国の両者関係では相互信頼や依存度,資源の提供など特別な影響力行使の能力や手段が存在しないためだ。

反面中国は北朝鮮の唯一の友好国であり,原油と食糧などいわゆる‘戦略物資’の絶対量を供給するだけでなく北朝鮮で通用する生活必需品の80%以上が中国産だ。


少なくとも影響力に関する能力要素の側面で中国はどこの国より圧倒的要因らを具備している。

それでも中国が対北朝鮮影響力発揮を躊躇したり影響力がきわめて制約的だと話すのは結局影響力発揮の意志が弱いためだ。

その理由は最初に中国は北朝鮮に対する影響力を試みるとしても成功確率は非常に低い反面機会費用は過度に高いことに認識する。

中国指導部は粗雑な影響力行使によってむしろ北中関係が悪化して対北朝鮮影響力まで完全に喪失するかも知れないという点を憂慮している。

二番目,中国の北朝鮮に対する戦略的利害は対北朝鮮影響力発揮意志を減少させるまた他の要因だ。

北朝鮮の核問題の展開過程で見たように中国は北朝鮮の核保有による戦略的不利益より北朝鮮政権の維持にともなう戦略的利益がより大きいと見る。

中国は北朝鮮がいかなる挑発行為をしたり国際社会の問題児で登場しても北朝鮮を抱え込んで行くのが窮極滴露自国の戦略的利益に符合すると考えるのだ。

しかし北朝鮮の延坪島砲撃事件は軍人らが犠牲になった哨戒艦「天安」事件とは根本的差を持つ。


それは大韓民国領土に対する直接的攻撃行為であり,軍人だけでなく民間人まで無差別殺傷する野蛮的暴挙であった。
万一哨戒艦「天安」事態発生時中国が北朝鮮に対して影響力を発揮して国際社会の要求に耳を傾けたとすれば今回の延坪島砲撃事件は発生しなかったかも知らないことだ。

中国が対北朝鮮影響力発揮に消極的であるほど北朝鮮はより一層大胆で好戦的に変わって行くだろう。

これは将来中国の戦略的利益にも甚大な威嚇として作用するという点を中国は認識する必要がある。

胡錦濤時期中国は国際社会に向かって‘責任大国論’を叫んできた。

もう中国は話にならない行動として責任ある大国の姿を見せるべきだ。

中国は国連安保理常任理事国としてそして韓半島の平和と安定に直接的利害が絡んだ関連国としての責務をつくさなければならない。

中国は北朝鮮に対する責任追及と合せて(一緒に)それが強要(compel)になろうが説得(persuasion)になろうが?事態の再発防止のための影響力発揮に積極的にでなければならない。

出処:国民日報著者:朴ビョングァン研究委員登録日:2010.11.30

出所 http://www.inss.re.kr/app/board/view.act?metaCode=hotissue&boardId=1c0fd97f827192dbfa7266a&pkey=2

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