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2011年3月24日木曜日

北朝鮮が中国への依存度高める 京郷新聞


中朝貿易関連の記事。中国への依存度が高まり、南北統一の支障になるという分析。中国は南北統一をそう望んでいないので仕方ないだろう。

北朝鮮経済の中国隷属化現象が尋常でない。

北朝鮮経済の中国依存度がますます高まっているからだ。
中国の対北朝鮮影響力を牽制してきた南北経済協力が現政権の対北朝鮮強硬策で大きく衰退したのも、このような流れを加速化させている。

三星経済研究所と対外経済政策研究員などによれば2009年北朝鮮の対外貿易(南北経済協力含む)で中国が占める比重は52.6%に達した。

北朝鮮の対外貿易が特定国家に50%以上依存したのは、1990年旧ソ連以後初めての出来事だ。
中国の対北朝鮮無償援助規模も2002年1597万ドル,2004年1456万ドル,2006年3736万ドルから2007年から2010年まで4年の間は年平均4200万ドルに増えた。

また北朝鮮に投資される海外資本の90%以上を中国が占めていると分析された。
昨年1~11月北・中交易額は30億6124万ドルですでに史上最大規模だった2008年交易額を越えた。
北朝鮮が中国から輸入する品目は原油など鉱物性生産品の比重が最も大きい。

輸出は石炭と鉄鉱石などが主流を占めている。
中国依存度が大きくなりながら,北朝鮮の産業生産はエネルギー,設備および部品を中国に支えなければならない構造に変えている。

特に中国の対北朝鮮直接投資が資源とインフラ分野に集中しているという点は憂慮するに値する。

中国は再び,鉄道のようなインフラ建設を支援して採堀権を得る方式で北朝鮮地下資源を事実上、一気に手にするする計画だ。
最近5年の間中国は北朝鮮内20ケ所余りの無煙炭,金,銀,同,鉄,亜鉛,モリブデン鉱山と投資開発および運営権,採堀権契約を結んだと知らされた。

中国が事実上北朝鮮の生命の綱の役割をしているのは核問題を囲んだ国際制裁と南北経済協力縮小が主要原因だ。
中国製品の価格競争力,有利な地理的条件,国境貿易に対する中国の税制減免恩恵なども北朝鮮の対中依存度を高めている。
もちろん北朝鮮の劣悪な商品競争力,貧弱な社会間接資本施設などで中国以外の他の国で貿易船を多角化するのに根本的な限界がある。

一部では中国が東北3省開発を通して,意図的に北朝鮮を自国経済圏に編入させて,東北4省を作ろうとする計画を稼動しているという疑惑も集めている。

対外経済政策研究員趙明哲博士は“北・中経済協力拡大は統一過程で中国の影響力拡大,韓国の影響力弱化を招いて,南北経済統合と韓国主導の統一に障害になる素地がある”と指摘した。

最近北・中経済関係中最も眼に触れるのは‘長吉図開発’だ。
中国としてはこのプロジェクトの成功のために北朝鮮情勢の安定と羅津港開発などが必要だから対北朝鮮投資を当分引続き拡大すると予想される。

中国は境界地域に多様な経済協力拠点らを開設して平壌や清津,南浦をはじめとする産業都市地域にも企業進出を奨励している。

北朝鮮は自国経済の‘中国隷属化’診断に相当な拒否感を持っていると分かった。

北朝鮮にこのような憂慮を伝達すれば北朝鮮政権の自主性を引き降ろそうとする不純な試みとし,強く反論するということだ。

北朝鮮事情に明るいある経済学者は“資本力が不足し、かつ技術が後れた国は資本と商品を輸出する方法がないから資源輸出が避けられず,このような開発モデルが考えられないことでもない”として“北朝鮮側は‘地下資源を製錬したり商品化させて,付加価値を創り出そうとする努力をたくさん傾けるなど合理的な輸出方式を研究している’と反論する”と伝えた。
国内でも北・中経済密着を北朝鮮の‘東北4省化’でながめるのは問題があるという見解がある。
北・中経済協力と南北経済協力をゼロサムゲームとして見るよりは相互補完的でみるべきだということだ。
三星経済研究所は‘北・中経済密着の背景と示唆する点’報告書で“南北経済協力は発展させていくものの北・中経済協力が北朝鮮の変化と韓半島統一に寄与できるように韓・中関係を緊密にすることが重要だ”と指摘した。

昨年の南北貿易額、19億1000万ドル
2011/03/23 19:40 KST文字拡大 文字縮小印刷
【ソウル23日聯合ニュース】韓国貿易協会が23日に発表した報告書によると、昨年の南北貿易額は19億1000万ドル(約1543億8500万円)で、昨年の中朝貿易額(34億6000万ドル)の55%水準にとどまった。前年は中朝貿易額の64%水準だったが昨年は9ポイント落ち込んだ。

 南北貿易は、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件が発生した昨年3月までは中朝貿易規模を上回るほど好調だった。しかし、同4月以降は、中朝貿易額は前月比で増加したが、南北貿易額は前月比で減少し、中朝貿易額を下回った。

 貿易協会関係者は「南北間の情勢悪化に伴い、南北貿易の低迷も続き、輸出入にも影響を与えた」と説明した。

 北朝鮮の韓国からの輸入額は8億7000万ドル、中国からの輸入額は22億7000万ドルで、大きな差が出た。韓国への輸出額は10億4000万ドル、中国への輸出額は11億9000万ドルだった。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2011/03/23/0500000000AJP20110323005000882.HTML

原文はここ、クリックするとpdfをダウンロードできます。http://cfile205.uf.daum.net/attach/13047D1C4CA81CB00A8237
長吉図開発とは 

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