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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2011年4月24日日曜日

中東の風は平壌に吹かない 月刊中央の特集 ② 豊かな平壌市民 終わり

共同通信の平壌ルポの続き。市民が匿名で出てくるが、遠慮しながらインタビューしている印象。豊かだというのはよく分かるが、食糧不足、電気不足の国でどうし富裕層が出てくるのか踏み込んでほしかった。

 むしろリビア事態を見ながら、核やミサイルをあきらめた後米国や西側諸国と修交して、資本主義的な要素が流入すれば統制力が落ちるから‘核は決してあきらめることはできない’とかたく決意したかも分らない。”

柳京ホテルに近い商店街の海外名品専門店は今年開業したという。
名品商標らを壁に付けている。
韓国の高級デパートや免税店と比較しても差が殆どない。
イタリア・スイスなどで輸入した化粧品・カバン・腕時計・履き物などが日本や韓国の国内市場価格と似た水準で販売されている。

あるスイス制腕時計は北朝鮮の通貨で約15万ウォンだった。
330万ウォンに達する有名スイス制腕時計もあった。

路上自転車売台ぐんぐん増えて…

ある女性お客さんはイタリア ブランドの‘口紅’を熱心に選んだ。

この専門店を探すお客さんらの身なりだけ見ては韓国や中国、北京のデパートで見るお客さんらの姿と大きく違わなかった。

少なくとも平壌では富裕層が確かに増えたことを見せる風景だった。

海外名品は他の商店でも一部見られた。

どんなホテル中にある商店では昨年9月以後イタリア ブランドの衣類・履き物・菓子などをお目見えした。

ピザやワインを提供するイタリア・レストラン食堂でも、イタリアから輸入した商品を販売する売り場を共に運営した。

やはり価格は日本や韓国と似た水準だった。

言及したように平壌(ピョンヤン)外交団間で‘日本デパート’ ‘シンガポールデパート’で呼ばれる商店もある。
日本製生活用品と電気製品などが多いところが日本デパートで、シンガポールなど東南アジアから輸入した家具(世帯)を中心に販売する所がシンガポールデパートだ。
こういう商店らを見れば対北朝鮮経済制裁がどれくらい効果があるのか疑問に感じる。
明らかに制裁に穴があると感じられる。
在日朝総連は平壌(ピョンヤン)逆光長の前に日本式家庭料理を提供する食堂を運営し始めた。
ある日昼間に130席程度のこの食堂を行ってみると家族一緒にお客さんでぎっしり埋まっていた。
商店で外貨を利用する時使う先払い式‘電子決済カード’が新しく出てきた。

外貨で入金すれば換算された北朝鮮お金が入力されて、外貨商店で専用カードリーダー機で決済する方式だ。

2009年末貨幣改革以後外貨管理が強化されていることを示唆しているかも知れない。

自転車に荷車を連結した売台も眼に触れる。

通りに売台を設置して、ピーナッツ・焼き栗・焼きイモなどを販売する方式は何年か前からあったのに、自転車売台は昨年までは主に裏路地で営業していた。

今回は外国人も通う道路でパンや炭酸水中心に商った。

自転車ごとに平壌市人民委員会が発給しただろうと考えられる番号があった。

地域市場にも自転車で訪れてくるお客さんを配慮した駐車空間があった。

自転車は主に中国から持ってきたようにしたのに、平壌だけでなく地方でも自転車利用者は増えている。

2002年7・1経済改善措置以後増えた商店らの‘割引行事’は対象品目が多様化した。

今回も旧正月と金正日国防委員長の誕生日名節(韓国固有の盆・正月)に合わせて、日用品・食料品・コンピュータ・電子製品などを20~80%割引販売した。

タクシーも昨年よりさらに多かった。

大部分米国・ドイツの自動車業者が中国で生産した車両だ。
流通形態や移動手段の多様化は‘人民生活向上’を具体化する一つの現象と見られたのに、ここで中国の存在感が感じられたことまた事実だ。

中国のある貿易関係者は“李明博政権になって、南北交流が後退した結果、中国は対北朝鮮交易で韓国を大きく考慮しなくても良いという認識ができた”と話した。

●速度調節する‘金正恩偶像化’

金正日国防委員長の後継者の金正恩党中央軍事委員会副委員長の偶像化事業は用心深く進行されるようだった。
肖像画がまだ出てこなかったし、道端にあるスローガンらも金正恩副委員長を示唆する内容は見られなかった。
ある女性市民は“金正恩副委員長の肖像画は家にもない”としながら“首領様(金日成)・将軍様(金正日)・大将(隊長)同志(金正恩)の姿はいつも私たちの胸中にある”と話した。

金正恩副委員長偶像化事業は段階的に進行されるという印象が濃かった。

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