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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2011年6月16日木曜日

◆平壌の住民たちも一日1~2食 良い友達

韓国のNGO 良い友達は、仏教系の団体で、北朝鮮内部に情報源があるようだ。ただし、情報は常に食糧不足を訴えている。そうなのかもしれないが、では送られた食糧はどこに行っているのか、しっかり一般市民に行っているのか、このニュースレターによれば力のある事業者や特殊部隊に回っているという。

これは日本の団体が訳した良い友達のニュースレター(5月17日)です。

 



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 平壌をはじめ、全国の主要都市の食糧事情がなかなか解決しない。購買力が落ち、市場に米が出ても買っていく人がいない。国境沿線地域では、各税関を通じて食糧が引き続き流入しているという知らせがあるが、平壌をはじめとする内陸地域ではあまり実感できずにいる。特級企業所をはじめとする力のある単位や職場、また軍隊の中でも特殊部隊などに優先的に供給されているためだ。

一般の人々に行きわたる食糧がなく、平成市などの大都市は一日2食にする運動を繰り広げている。安全地帯と思われていた平壌市は一日1~2食で間に合わせる住民が増えている。昨年からの配給が出た出ていないと言っているうちに、その前に確保しておいた食糧がなくなる家が増えているからだ。いくら暮らし向きが難しい世帯でも、平壌では最低6ヶ月間の食糧は確保しておくのが普通だが、それさえも底をつくほどに平壌市の食糧配給事情が悪化した。既に、今年9月までは自主的に食糧を解決するよう指示が下されたこともあり、平壌の住民たちの苦難の行軍はこれから始まるという話だ。


 平壌市大同江区域に住むハン・ジョンソン(仮名)さんは、市場で古着の商売を
してうまく暮らしているという。金融改革の前には一日稼いだお金で、ご飯と魚、
豚肉などをちょうど1kgずつ毎日買って食べることができた。子どもの学費に女性
同盟、世帯主の職場などで集める様々な費用をすべて出しても、このようなおかずを買って食べることができた。しかし今は金も払えず、食糧の水準も完全に落ちた。毎日食べていた豚肉は今は見ることもできず、祝日にも肉1kgさえ買って食べるのが難しくなった。それでも、ハンさんは5対5のご飯を食べることができるのでましな方だという。自分の人民班では、商売の元金をすべて失くし、一日1~2食にし、その上粥で間に合わせている人が多いと語った。


 平壌市大同江区域文興1洞に住むキム・ヘランさんの家族は、昨年秋から一日2
食で暮らしている。食糧を節約するのに、あまり力のいらない仕事をするときは
一日1食で済ませる。キムさんは、大同江区域の市場で中国産の食品を売っている
のだが、商売がうまくいかず4.15の祝日に子供のお菓子一つ買ってやれなかったという。一昨年には、祝日になればご飯と豆腐スープに豚肉、卵のおかずなどを食べたが、今は考えも及ばない。キムさんは「党からの配慮がない。偉大なる金日成主席の誕生99周年を迎える4月15日の祝日にも、中心区の人々にだけ世帯あたり500gのクッキー1袋やお菓子1袋を与え、周辺区域には一切配給がなかった」と語った。平壌市の周辺区域に住む人々は「今私たちは、首都の市民でもない。

 

中心区域も周辺区域も平壌はひとつなのに、どうして中心区域だけ祝日の配給を与えるのか」という意見が多かった。現在、平壌市で生活水準が最も低い区は、船橋区、大城区域、東大院区、力浦区域などである。力浦区域の党幹部は「実態調査をしに家に入ってみると、粥もおかずもなく醤油だけで暮らす家々が多い。せめて粥を食べられれば、と話す。栄養状態が悪いので様々な病気に悩まされたり、亡くなる人が多い。病気で亡くなる人々は、大抵長い間食べることができなかった人々である。首都平壌がこんな状況なのに、他の地方はもっと大変ではないか」と話した。平壌市党のある幹部は、「現在の平壌市では半数以上の住民が一日3食食べられないと把握している」と述べた。

[Good Friends 402号(5/17配信)]


出典 http://www.key-j.org

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