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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2011年7月10日日曜日

北朝鮮とミヤンマー① 二つの国の共通項

最近、集中的にミヤンマーと北朝鮮の関係に関する文章を読んでいる。双方とも閉鎖社会であり、何が進んでいるのか見えにくい。米国という共通の敵がいるだけに、協力もしやすい。さらにその後ろには中国の存在も見え隠れする。


http://sonnet.egloos.com/4194806

ミャンマー‐北朝鮮軍事協力問題
アセアン地域安保フォーラム(ARF)でクリントン国務長官が問題を提起するなど,近来ミャンマー‐北朝鮮間の軍事協力関係に対する憂慮[1]が大きくなっている。
ミャンマーは北朝鮮が犯したヤンゴン爆弾テロ事件のために北朝鮮と永らく断交していたが,2007年縁起教を前後して,二国はお互いにすり寄った。


この二国は皆国際社会から多くの制裁を受けていて,外部と協力するのに大きい困難を経験してきたという共通点がある。


(2007年ビルマの反政府デモが起きた。


今でもビルマ反政府運動に対して関心を維持している方がどれくらいなるかも知れないけれど,ビルマの政治状況はその時でも今もそれほど良くなったとはいえない。


対外的に最もよく知らされた二国の協力関係は軍用地下施設構築部門だ。

ミャンマー軍工兵団に地下施設構築技術を伝授している北朝鮮専門家[2]

北朝鮮の支援を受けて,作業が進行中の建設現場

この他にもこの前禁止物資をのせたと推定される北朝鮮商船'江南(カンナム)1号'を米海軍がしつこく追跡して,この船がミャンマー入港をあきらめて北朝鮮に戻った事件[3]ド皆よく記憶しておられるだろうと考える。


しかし国際社会が何よりも憂慮するのはこのように表面とよくあらわれる協力関係の他に北朝鮮が核技術をミャンマーに拡散させているのではないのかという点だ。

この問題は思ったより長くなったことで,ミャンマーの核に対する関心に国際社会が注目する昨夏に2002年[4],米国が北朝鮮-ミャンマー間の核コネクションに疑問が提示されたことは少なくとも2005年[5]に遡る。


最近北朝鮮を訪問した民間研究者に対し北朝鮮官僚が"私たちがアフリカのようなところに私たちの核兵器を広めたら,米国の力は相対的に衰退すること"[6]だと主張したという報道が紹介されたが,こういう発言は初めてでない。

北朝鮮は過去にも米国を窮地で追い立てるために核拡散を試みると威嚇[7]した。
その上北朝鮮はイスラエルが破壊したシリアの'原子炉建築に協力したことと名指しを[8]受けている。


今まで知らされた情報を総合してみる時,北朝鮮がシリアに核技術を伝播したことを疑うにはそれなりの根拠があると見られる。


北朝鮮がミャンマーでまた一度賭けを試みることでないか十分疑える。

注(原文のまま)
[1] Gray Denis D.,Is Myanmar going nuclear with North Korea's help?Associated Press,2009年7月21日;ファン・ジェフン,北-ミャンマー核コネクション疑惑再浮上,聯合ニュース,2009年7月22日
[2] N Korean Engineers Assist Burmese Tunneling Projects,Irrawaddy Publishing Group,2009年6月25日
[3]イ・ハウォン,米監視,再び北で… '江南号屈辱',朝鮮日報,2009年7月7日
[4] Burma announces nuclear plans,The Nation,2002年1月14日
[5] Chongkittavorn,Kavi.,WASHINGTON ON BURMA:Rangoon ‘could destabilise region’,The Nation,2005年4月11日;この便りは造成部,"北韓-ミャンマー協力核心はミャンマー核能力向上",聯合ニュースを通して,国内にも報道された。
[6] Abe,Amii.,North Korea Entering a New Phase:'We Are Not Interested in the U.S.
Anymore',Nautilus Institute,2009年7月16日
[7]金テヨン,ディトラニー"北核物質以前交渉示唆挑発的",聯合ニュース,2005年5月4日
[8] Wright,Robin.,Warrick,Joby,Purchases Linked N.Korean to Syria,Washington Post,2008年5月11日;米国政府はこのシリア施設が北朝鮮と関連していることを強力に主張した。北-シリア'核コネクション'ホワイトハウス声明全文,聯合ニュース2008年4月25日,"シリア政権は去る2007年9月6日までプルトニウムを生産できる原子炉を東部地域砂漠に密かに建設していた。私たちは多様な情報を土台に北朝鮮がシリアの秘密の核活動に協力したことで確信する。私たちは昨年9月6日回復できないほど壊された(シリアの)原子炉が平和的目的のためのものではなかったと信じている。"

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