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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2011年7月25日月曜日

AP通信 北朝鮮ルポ 「異質な外国」の中に感じる郷愁

翻訳しようとおもっていたら、日本語の訳があったので転載しておきます。

記者会見にAP通信の参加が許されたとも書いてあった。APがどこまで取材を許されるのかは不透明。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110725/kor11072514110001-n1.htm

2011.7.25 14:10 (1/3ページ)

【写真劇場】車の往来がほとんどない、平壌郊外のハイウェイ。有事にはそのまま軍用機の滑走路になる=4月21日、北朝鮮(AP)

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【写真劇場】車の往来がほとんどない、平壌郊外のハイウェイ。有事にはそのまま軍用機の滑走路になる=4月21日、北朝鮮(AP)

 AP通信平壌支局の開設を前に、ソウル支局長に2008年に就任して以来、5回にわたって「開放的な取材」活動を北朝鮮で行なったというジーン・リー氏は、「取材して思うのは、北朝鮮には異質な外国を強く感じるとともに、郷愁にも似た親近さを感じることがしばしばある」と語っている。それは、リー氏が韓国系米国人であることとも無関係ではあるまい。

 リー氏は平壌で、くまのプーさんのスウェットシャツを着た子供たちが友達と手をつなぎながら、聞き覚えのある唱歌を口ずさみ、スキップする姿をよく見かける。そんな時、ここは「世界で最も閉ざされた国」北朝鮮であることを忘れるという。

 同僚であるAP通信アジア担当主任カメラマンのデービッド・ガッテンフェルダー氏がとらえた平壌での2枚の写真も、リー氏に郷愁を抱かせるものかもしれない。1枚は、小学校で民族衣装をまとってピアノの稽古に励む女児の姿。回りに何も置かれていない点が何やら北朝鮮らしいが、教育熱心な韓国での家庭での光景にだぶる。もう1枚は、遊園地内のレストランでのセットメニュー。北朝鮮の庶民にとってはデラックスが過ぎているような感じがするが、日本や韓国の視点では何やら古めかしく、ホッとさせられる。

 

【写真劇場】車の往来がほとんどない、平壌郊外のハイウェイ。有事にはそのまま軍用機の滑走路になる=4月21日、北朝鮮(AP)

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【写真劇場】車の往来がほとんどない、平壌郊外のハイウェイ。有事にはそのまま軍用機の滑走路になる=4月21日、北朝鮮(AP)

車見かけぬ大型道路…平壌の外は別世界

 「外国の報道機関にとって平壌は、北朝鮮のショーケースのような存在になっているが、平壌だけ見ていては、国民の飢えも生活も見えない」。今年初めて、北朝鮮の「記者」の同行でカメラマンのデービッド・ガッテンフェルダー氏とともに平壌以外の地を訪れたジーン・リーAP通信ソウル支局長は、改めてこう痛感したという。

有事には滑走路に

 訪れたのは、南部の開城(ケソン)、北部の妙典(ミョヒャン)山、西部の南浦(ナンポー)。車での道中、平壌の郊外からは、すれ違うのは車よりも牛車の方が多かった。そして完全に首都圏を抜けると、もはや車は見かけなくなり、場所によっては人気(ひとけ)すらほとんどない、幅の広い道路が延びていたという。

 交通量が少ないのに幅が広いのには理由がある。有事には軍用機の滑走路として転用できるように建設されているのである。

 

【写真劇場】車の往来がほとんどない、平壌郊外のハイウェイ。有事にはそのまま軍用機の滑走路になる=4月21日、北朝鮮(AP)

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【写真劇場】車の往来がほとんどない、平壌郊外のハイウェイ。有事にはそのまま軍用機の滑走路になる=4月21日、北朝鮮(AP)

 平壌だけを見る限りでは、韓国の都市とは表情に思ったほどの差はないという。多分に居住する外国人の目を意識しているとみられるが、動物園もあれば、絶叫系マシーンを備えた遊園地もある。バスは古いが、地下鉄は駅構内も車両も意外と近代的だという。

米文化に憧れ

 米国人に対する意識も、庶民レベルでは好意的ですらある。平壌ではミッキーマウスのイラストが入ったバックパックを身につけた人をよく見かけるが、こうした人々は「ライオンキング」も「ターミネーター」もよく知っており、米文化に憧れを抱いている。公式には米国と“敵対”関係にあることと、米文化を好むことは平壌市民の間では矛盾しない。リー氏があるコンサート会場に足を踏み入れると、歓迎の印としてエキストラで「草競馬」を演奏してくれたという。(EX編集部/撮影:AP/SANKEI EXPRESS

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