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2011年8月11日木曜日

延坪島砲撃の意図 ソウル新聞

また砲撃というので驚いたが、中途半端で終わったようだ。韓国側の反撃能力を探る狙いだという。暑くて分析する気力がないので、翻訳だけにしておきます。

 

[ソウル新聞]
10日北朝鮮軍の二度にわたる西海延坪島東北側北方境界線(NLL)砲撃は韓・米・北間食糧支援協議と遺体発掘のための協議の中でなされて,その背景に関心が集まっている。

軍当局は午後1時と午後7時46分二度にわたる北朝鮮軍の砲射撃は確認したが,NLL南側を精密ねらったのかに対しては気象条件などを理由で明確な分析を保留した。

ただしNLL南側海上を越した砲撃の可能性を完全に排除してはいない。

合同参謀関係者は公式ブリーフィングを通して“1次砲撃の時3発の中で1発,2次砲撃の時1発がNLL船上に落ちた.”としたが“正確な弾着点がNLL南側である可能性が高いが気象状況などを考慮する時断定することにはならない。”と明らかにした。

しかし北朝鮮,黄海道沿岸郡の海岸地域に位置した海岸砲部隊で、砲弾をNLL船上近隣に撃った事実自体が北朝鮮軍指揮部の事前承認なしでは不可能だったというのが軍と情報当局の分析だ。

特に1次射撃以後わが軍の対応射撃にまた正面対抗するような2次射撃は北朝鮮軍内部でも上部指揮部の指示でなければ不可能だったというのが軍事専門家たちの観測だ。

これに対して軍内外ではまず北側が去る6月創設した防衛司令部の対応態勢を推しはかるために意図的に砲撃挑発を敢行したと見通した。

昨年11月延坪島砲撃挑発以後後続措置で創設された防衛司令部のスタートの時まで10ケ月の間北朝鮮軍の挑発がなかったという事実がこういう観測を後押しする。

金正日北朝鮮国防委員長が後継者の金正恩党中央軍事委員会副委員長と共に先月海軍司令部を視察したのも今回の射撃と無関係ではないという分析だ。

また最近南北間6者会談再開の雰囲気と北朝鮮・米間対話摸索気流の中で存在感が弱まっている北朝鮮軍部の独自の挑発の可能性も提起される。
昨年130余発の砲弾をNLL近隣に注ぎ込んだのと別に西海部隊海岸砲射撃訓練期間を口実で単に3発だけNLL船上を打撃したのが‘失敗を偽装した威嚇’起こることがあるという解釈だ。

これと別個で来る16日から実施される韓・米連合司令部のウルジプリドムガディオン(UFG)練習に対する警告次元の砲撃挑発という解釈も提起される。
北側は毎年韓・米連合軍事訓練を警戒しながら‘相応した軍事的措置’を公然と明らかにしてきた。

軍と情報当局系統では今回の砲撃事件が北朝鮮・米間直接対話を前にして威嚇用である可能性も排除しないでいると伝えられた。

軍のある関係者は“過去に照らして,北朝鮮の挑発程度が中途はんぱではあるが,その時期や戦術の側面で自ら徹底的に計算した痕跡がある。”としながら“内部的に結束を(確かめる)固める一方国際的な交渉過程では有利な位置を先行獲得してみるという意図が伺える。”と話した。
ホン・ソンギュ

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