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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2011年9月6日火曜日

ウィキリークス:2日公開分に韓半島関連1万4000件 中間まとめ

 

ウィキリークスの北朝鮮関連が公開されている。あくまでアメリカの視点で集められた情報であり、完全に裏が取れている訳ではないが、丁寧に見れば、宝が埋まっている。

各紙は、小出しに書いているので、主なところを集めてみた。

 内部告発サイト「ウィキリークス」が2日、これまでに収集した外交公電25万1287件を検索可能な状態にしてインターネット上で公開した。ウィキリークスは昨年11月からこれまでに、米紙ニューヨーク・タイムズ、英紙ガーディアン、スペイン紙エル・パイス、ドイツの週刊誌デア・シュピーゲルなどのメディアを通じ、外交公電約2万件を順次公開した。だが、残りの公電については、原文がすでに流出したとの判断に基づき、全て未編集の状態で今回公開した。計25万1287件の公電のうち、韓半島(朝鮮半島)関連の公電は約1万4000件、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記に関する公電は約1000件に上ることが分かった。

 在韓米国大使館は、2006年1月9日に送った公電で、イ・ジョンソク統一部(省に相当)長官(当時)について「左寄りの民族主義者」と評した。ジョセフ・ユン政務参事官が送ったこの公電は「イ・ジョンソク(長官)は左寄りの民族主義者。多くの人が彼について、米国の影響力を恐れているものと評価しており、公職に就いてからの6カ月間、米国の官僚たちと会わなかった」と記した。また、イ長官について「日本との問題や、日本の韓国に対する態度をめぐっては、感情的になりやすい」と評した。

権景福(クォン・ギョンボク)記者 李竜洙(イ・ヨンス)記者 朝鮮日報

ウィキリークス:「盧武鉉大統領が国情院長に退任要求」(上)
米国の公電を公表
ウィキリークス | 一心会 | 金昇圭 | 盧武鉉
 2006年10月、386世代(1990年代に30代で80年代に大学に通った60年代生まれの世代)の元活動家らが関与したスパイ団「一心会」の事件捜査が進んでいた中、金昇圭(キム・スンギュ)国家情報院(国情院)長が辞任した。この件をめぐり、金院長が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)から退任要求を受けていたとする米国の外交電文が公開された。大統領府(青瓦台)は当時、自発的な辞任だと発表したが、大統領府や与党内の元活動家が圧力をかけたのではないか、という意見が出てきた。

 内部告発サイト「ウィキリークス」が最近公開した米国の公電によると、バーシュボウ駐韓米国大使(当時)は「金昇圭の辞任をめぐる疑惑」という文章の中で「一部の批判論者は、盧大統領が10月25日(米国時間)、大統領府内部の会議で金院長の退任を要求したと語った」と記した。

 これについて、国情院の元関係者や金・元院長の知人は「公電の内容は全て事実」と語った。元関係者などによると、バーシュボウ大使が言及した「大統領府内部の会議」とは、06年10月26日に大統領府で開かれた安全保障関係長官会議だという。

 この会議の直後、盧大統領が金院長に「二人だけでちょっと会おう」と言い、そこで盧大統領が、捜査については言及せず「もうそれくらいにするように」と語った。これに対し金院長は「感謝します」と答え「辞表を出してほしい」という大統領府側の要求を受け、10月27日に辞表を提出した。

 これについて金・元院長は「在任中のことに言及するのは望ましくない」とした上で「捜査を始めてからそれほどたたずに国情院長が変わったということは、辞意の表明は自分の意志ではなかったかもしれない」と語り、退任要求があったことを否定しなかった。金・元院長は06年10月23日に国情院がこの事件の容疑者らを逮捕し、本格的な捜査に着手してからわずか3日で辞意を表明した。

朝鮮日報

ウィキリークス:「李明博氏は朴槿恵氏との和解に無関心」
07年の米外交公電、当時の大統領候補者を評価
ウィキリークス | 李明博 | 朴槿恵 | 孫鶴圭
 内部告発サイト「ウィキリークス」が2日に公開した米外交公電25万件のうち、韓半島(朝鮮半島)関連はおよそ1万4000件あった。ここには韓国の政治・経済・社会問題関連の内容が数多く含まれているものとみられ、当分はその影響から目が離せなくなりそうだ。

 対北朝鮮政策で原則派とされている金泰孝(キム・テヒョ)大統領府対外戦略秘書官は2009年、ボズワース対北朝鮮政策特別代表の北朝鮮訪問を前に、米国に対し「北朝鮮との哲学的な話は避け、解決可能な懸案だけに力を入れてほしい」と要請した。09年12月3日付のソウル発の電文によると、金秘書官は前日に米国務省のドノバン首席次官補代理(東アジア・太平洋担当)と会い、北朝鮮が「核保有国としての認定」や、「米国との平和協定締結」などをボズワース代表に働き掛ける可能性があるとして、上記の内容を要請したという。金秘書官はさらに「北朝鮮が6カ国協議に復帰しないのであれば、経済に深刻な打撃を受けると警告すること」なども求めたとされている。

 07年にハンナラ党内で大統領候補を選ぶ予備選挙が行われた際、在韓米国大使館は電文を通じて朴槿恵(パク・クンヘ)、李明博(イ・ミョンバク)、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)の各候補の人物評も伝えている。米大使館は同年1月12日に本国に送った電文「韓国の大統領候補」で、朴元ハンナラ党代表について「1960年代から70年代の韓国の経済発展は良い記憶として残っているため、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の娘という点は強みだが、“性別”が弱点になるかもしれない」と分析した。また、当時ハンナラ党に所属していた孫鶴圭・現民主党代表については「知識人が好むスタイルの候補者で、李明博氏と朴槿恵氏双方のプラスの面を兼ね備えている」と評した。

 この年の8月20日に李大統領がハンナラ党の大統領候補になることが決まった後は、親李(李大統領側)と親朴(朴元代表側)の対立を予測するかのような電文も送っている。当時参事官だったジョセフ・ユン氏は「李明博候補はかつて企業経営者だった自らの経験に頼っており、ライバルだった朴槿恵氏と和解することには無関心な傾向がある」と伝えている。

 ウィキリークスが暴露した米外交公電によると、在韓米大使館の関係者は、大統領府、政府高官、国会議員、企業経営者など、さまざまな分野の人物に会って情報収集を行ってきたことも分かった。韓国の主要な人物には全員に会ったといっても過言ではないほどだ。10年2月16日に米大使館は国務省に「戦時作戦統制権の移管問題に対する韓国国内の世論について調べるため、2月5日から16日にかけて米大使館員は与野党の国会議員11人、学会関係者、世論調査の専門家、マスコミ関係者などから情報収集を行った」と報告している。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者 金真明(キム・ジンミョン)記者 朝鮮日報

ウィキリークス機密公電:北朝鮮が民主党に接近

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Reuters
菅直人首相
内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した機密外交公電によると、米韓政府は今年初め、北朝鮮が過去に日本の民主党に接近を図っていたとの認識を共有し、民主党が、対北朝鮮政策において、米韓と協調することの重要性を確認していた。

2月22日付のこの公電は、ソウルの米国大使館から本国に送信されたもの。これによると、当時の金星煥・韓国大統領安保首席秘書官がキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と会談し、民主党政権は自民党と「全く異なる」との見方で一致した。

金氏が、北朝鮮は明らかに「複数のチャンネル」で民主党に接近しようとしていたと語ったのに対し、キャンベル氏は、(当時の)岡田克也外相や菅直人財務相など民主党首脳と直接協議する必要があると述べたとされる。

ロイター

08年の金正日(キム・ジョンイル)臥病説直後、米国が北朝鮮の急変事態に対応した議論の必要性を提起したという事実も確認された。

  当時バーシュボウ大使は、金総書記の北朝鮮政権樹立記念日(9月9日)行事欠席で健康異常説が浮上した直後、「『韓米間で北朝鮮の急変事態に対する実質的な計画や議論がない』という韓国当局者の指摘がある」とし「(金総書記の臥病説は)韓国政府と北朝鮮の急変事態に関する定期的な協議を始める必要性を示した」と報告した。バーシュボウ大使は「しかし韓国政府が北朝鮮を刺激する可能性を懸念し、急変事態に対する韓国内部の議論と韓米間の議論を禁止した」と付け加えた。

  「内心、中国を警戒している」という金正日の対中観も改めて確認された。09年8月に北朝鮮訪問を終えて戻った玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代(ヒョンデ)グループ会長はスティーブンス駐韓米国大使との昼食で「金正日総書記は『中国を信じていない』と述べた」と伝えた。   

「韓米の対朝政策摩擦少なくない」…ウィキリークスが暴露した韓国関連内容は…(1)
2011年09月05日11時25分
[? 中央日報/中央日報日本語版] comment3mixihatena0
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ジュリアン・アサンジ氏(40)。   内部告発サイト「ウィキリークス」が2日(現地時間)、保有する米国外交公電をすべて公開した。ウィキリークスによると、公開された米外交公電は全25万1287件にのぼる。ウィキリークスが一度に外交公電を公開した理由について、一部では「設立者のジュリアン・アサンジ(40)が外交公電ファイル保護のため設定した暗証番号がハッキングによって解かれたため」と推定されている。以下はウィキリークスが公開した外交公電のうち韓国関連の主要内容。

  ウィキリークスが公開した在韓米国大使館の外交公電から、対北朝鮮包容政策をとった金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府当時、強硬論を主張した米国と少なからず摩擦が生じていたことが分かった。

  07年10月の第2回南北首脳会談に対し、当時のバーシュボウ米大使は「盧武鉉大統領の白鳥の歌(swan song=最後の作品)」と本国に報告した。バーシュボウ大使は首脳会談合意文の10・4宣言翌日の5日、ソウル発の秘密外交公電で「10・4宣言は首脳会談の成果に関する報告書ではなく、盧大統領の‘白鳥の歌’」とし「合意を履行するためには政治的な承認と財源の用意が必要なため」と報告した。

  これに先立ち06年7月の北朝鮮のミサイル発射と核実験当時も、両国の間には隔たりがあった。米国はミサイル発射後の11日に予定されていた閣僚級会談を延期するよう要求した。「南北対話を予定通りに開けば何事もなかったように対応すると映るおそれがある」(バーシュボウ大使)という理由だった。

  しかし当時の潘基文(バン・ギムン)外交通商部長官(現国連事務総長)は「会談は北朝鮮に強い抗議メッセージを伝える機会になる」と主張した。結局、7月11日に釜山(プサン)で第19回南北閣僚級会談が予定通りに開かれたが、北側はミサイル問題を提起する韓国側を非難しながら会談の決裂を宣言した。   

中央日報

政府が06年10月の北朝鮮の核実験後、北朝鮮が日本や韓国へ部隊を
侵入させ核テロなどを行う懸念を日本に伝達、北朝鮮の核テロ実行能力に
ついても分析していたことが分かった。内部告発サイト「ウィキリークス」が
公開した米外交公電で明らかになった。

 日米豪3カ国は、06年10月24日に東京で大使級のテロ対策協議を開催。
ライス米国務長官(当時)が、北朝鮮が日本や韓国に核や生物・化学兵器などを
持った部隊を潜入させることを特に懸念していると強調した。

ソース:http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110904k0000m030031000c.html

北朝鮮:「朴元大統領も偉大な指導者」 金総書記、長女と会談時語る

 【ソウル共同】北朝鮮の金正日総書記が韓国の故朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の長女である朴槿恵与党ハンナラ党元代表と02年5月に平壌で会談した際、自分の父親の故金日成主席とともに朴元大統領を「偉大な指導者」と呼んでいたことが分かった。内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で明らかになった。

 公電によると、金総書記は会談で、金主席と朴元大統領が推し進め、自主的・平和的・民族大団結の統一原則をうたった1972年の南北共同声明を「履行したい」と言明。「偉大な指導者の子供同士、(それぞれの亡父の)目標を達成するために協力して努力しよう」と述べた。

 金総書記は、朴元大統領が農村近代化政策などで示した指導力を評価しているとされる。同会談では、ソウルを訪問すれば「(朴元大統領の)墓参りをしたい」と述べたことも既に明らかになっている。会談内容は朴元代表が08年にスティーブンス駐韓米大使に語った。

 

平壌-北京間の列車に爆弾=北朝鮮警察が発見-米公電

 【ソウル時事】昨年2月に韓国大統領府の金星煥・外交安保首席秘書官(当時、現外交通商相)がキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と会談した際、「北朝鮮の警察当局が最近、平壌から北京に向かう旅客列車で爆弾を見つけた」との情報を伝えていたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」がこのほど公表した在韓米大使館発の公電で分かった。
 爆弾についてそれ以上の言及はないが、金氏は「北朝鮮の内情はますます不安定になっている。(2009年11月に実施した)デノミ(通貨呼称単位の変更)は北朝鮮社会全体に強い反発を生んだ」と指摘した。(2011/09/06-11:32)

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