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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2011年11月24日木曜日

ホワイトハウスから見た朝鮮半島④終わり

ライス自伝のハイライト、盧武鉉批判。

2006年4月胡錦涛中国主席がワシントンを訪問した時、ブッシュは金正日に自身のメッセージを伝えてほしいとお願いした。
このようにして、6者会談とは別途に米北直接対話が始まる。
駐韓米国大使を過ごしたクリス・ヒルが米国側代表で登場する。

2年余り続いた米北直接対話はしかし米国の敗北で終わった。

●無視された金大中-盧武鉉

この期間に北朝鮮政権はミサイルを発射して、核実験をしたが、米国からバンコデルタ銀行に凍結した北朝鮮資金の解除、テロ支援国解除などの譲歩を受け取る。
ブッシュ行政府が軍事的解決策をあきらめた瞬間、中国の協力も受けることができなくなり北朝鮮に言いなりになって任期を終えてしまったのだ。

外交交渉が長期化すれば本来目標(この場合は北核廃棄および政権交替)を喪失して、妥協自体が目標になりやすいということが新たに立証されたわけだ。
ライス回顧録を読めば北核問題を扱う過程でブッシュ行政府は北朝鮮と中国だけ考慮したところで韓国と日本政府の意見はほとんど無視したという感じを受ける。
金大中、盧武鉉政府は親北政策を使ったせいでブッシュ政府では足手まといな存在になったのだ。
米国は金大中と盧武鉉を無視して金正日だけ相手にした感じだ。
北朝鮮核開発の被害当事者の韓国が米国よりさらに強硬に出て行ってこそ米国も便利になるだろうが、ことごとに北朝鮮政権を取り囲むので6者会談で自ら影響力を喪失したのだ。
その時よりは国力がとんでもなく弱かった時期、李承晩大統領は共産勢力と米国政府を同時に圧迫する命をかけた外交で韓国の生命の紐の韓米相互防衛条約を作り出した。

金日成を努めて無視してスターリンと相手にしようとしたこの巨人と金正日の前で、自分の卑屈な姿を見せることによって米国指導部の軽蔑を買った金大中、盧武鉉氏を比較すると国の格が必ず国力と比例するのがないことを知るようになる。

ライス回顧録には米国が中国を圧迫、6者会談に引き込む場面が生き生きと描写されている。
2003年3月コリン・パウエル国務長官が6者会談を中国に提案した時江沢民主席は断った。
腹が立ったブッシュ大統領が電話をかけた。

江主席が過去何度も話したように米国が北朝鮮により伸縮性ある接近をしなければならないことだと話して、ブッシュは話をさえぎっては直接的に話したという。
"私は強硬派から軍事力を使えとの圧迫を受けている。
中国が北朝鮮を制御できないならば日本の核武装の可能性を排除できない。"

●盧武鉉に対する最悪の人物評

この通話直後中国は6者会談に同意した。
6者会談はしかし北朝鮮の核武装を防ぐことができなかった。
2006年10月9日北朝鮮が核実験をして、国連安保理が対北朝鮮制裁案を通過させた直後ライス国務長官は韓中日を訪問する。
この大きい課題を説明しながら、ライスは盧武鉉大統領に対し酷評した。

筆者は、最高位外交官が同盟国の国家元首をこのように表現した本を読んだことがない。
彼は盧大統領を'(考えを)読むのが難しい人'と評した。

'彼は時には反米指向を見せる話をしたりした'ということだ。
一例として'以前訪韓時盧大統領は私に講義をしたのに、韓国が中国と米国の間で調整者の役割をしなければならないということだった'.
韓国が同盟国の米国と敵(北朝鮮)の同盟国の中国の間で均衡者役割をしようとするなら先に韓米同盟を解体して中立を宣言しなければならない。
話(言葉)もならない均衡者では講義を聞かなければならなかった学者出身ライスの鬱憤が回顧録で醸し出す。
彼は<翌年には彼の気まぐれな性格(erratic nature)を集約した事件があった>と書いた。
米国人が相手方に'erratic nature'と話したら殴り合いが起きるだろう。

盧武鉉大統領は2007年9月オーストラリア、シドニーAPEC首脳会談に出席、ブッシュと会談する席で'記者らの前で北朝鮮が核をあきらめれば米北関係を正常化する用意があるという言葉をすれば良い'とお願いしたということだ。

2005年9月19日の6者会談合意に入っている内容だと、新しいことがなかった。
記者会見でブッシュは忠実にその話を繰り返した。
突然盧武鉉大統領がこのように質問した。

"私が誤り聞いたかわかりませんが、ブッシュ大統領は今朝鮮戦争終戦宣言を言及しないようです。
ブッシュ大統領、そのように言いましたか?"
ブッシュ大統領は盧大統領のおせっかい(口出し)に多少驚いたが前の説明を繰り返した。
"金正日が検証可能な方法で核兵器と核開発計画をあきらめてこそ米国は平和協定に署名できます。"
盧大統領がまた要求した。
"金正日委員長や韓国国民はその次の話を聞きたがります。”
'予測不能' '(奇怪だ)不思議な'
ライスは'皆が当惑した'と書いた。

衝撃を受けた通訳が通訳を止めているので、盧大統領は彼女を見て継続しろと押し通した。
ブッシュ大統領は次の通り、ちょっと無愛想に話した。
"これ以上明らかに話すことがありません。
大統領却下、私たちは朝鮮戦争を終わらせることを待ち望みます。
金正日が検証可能な方法で彼の核兵器をなくしてこそ戦争を公式的で終えられます。"
韓国側通訳が終わるやいなやブッシュはぎこちない雰囲気から抜け出すためになのか先に席から立って"サンキュー
"と話しながら、盧大統領に握手を求めた。
盧大統領は笑いながら、大統領に感謝した。

ライスは'彼は、その瞬間がどれくらい不思議だったのか(bizarre)知らないようだった'と書いた。
ライスはこのように付け加えた。
<彼の予測不能の形態(unpredictable behavior)を分かった以後には率直に話して、韓国から何を期待できるかも知れなくなった。>

彼は国務長官として初めて2年間は潘基文外相を通して、盧大統領を'通訳した'(interpret)と書いた。
盧大統領の言動を理解できなくて潘長官が解説をしたという意味であるようだ。

 

まだ半分残っていますが、おもしろすぎるのでこれ以上は訳さないでおきます。

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