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2011年12月8日木曜日

北朝鮮ガス管通過 一つも心配することはない。② 東亜日報記者のブログ終わり

 

東亜日報のレポートの続き。

北朝鮮はこの事業を通して、経済的実益と東北アジア力の均衡を望んでいる。
年間1億ドル以上の通過手数料はこの極貧国に大きい助けになる金額だ。
また中国に過度に依存的になった状況が北朝鮮としても内心不満であったのにロシアを引き込むことによって均衡点を探せると見る。
進んで韓国が参加したら南北経済協力が活性化する契機になると見るのだ。
8月31日北朝鮮朝鮮中央通信は‘日程に上がったエネルギー共同計画’記事で“ガス輸送管建設と関連した色々な方案らが検討になったが朝鮮を経由するガス輸送管建設が費用上最も合理的というものが証明された”と主張しながら“すべての当事者(南・北・ロ)に利益になる”とした。

北朝鮮の内心が完全に把握されたことではないが、当分この事業のための交渉テーブルに参加することは明らかに見える。
北朝鮮は東海岸地域をガス管路線で開放しながら、通過手数料だけ希望しないものと見られる。
通過手数料と一緒に韓国とロシア、はなはだしきは中国に他のものを要求すると予想される。

ロシアに対してはガス管連結を代価で防空網強化のためのS-300地対空ミサイル、対空レーダー、航法システムなど先端武器および電力支援を要請するものと見られる。
金正日の浮袋が水力発電所訪問がこのような希望を表現する。
韓国に対してはガス管連結代価で金剛山観光再開のようなカードを差し出すと予想される。

中国に対しては食糧とエネルギーを追加支援して後継体制を認めてくれと要求するものと見られる。

南・北・ロ ガス管事業がはかどったら南北首脳会談は避けられない。

南・北・ロ中一国首脳とロシア首脳が会ったし北朝鮮首脳とロシア首脳が会って、この問題に対して合意したことがある。
最後に一国首脳と北朝鮮首脳が会って、談判を通して、最終決めるシナリオが避けられない。
韓国境遇では北朝鮮の意図を把握するためにも南北首脳会談が必要だ。

南・北・ロ ガス管プロジェクトに韓国政府も大きく期待している。
ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表はガス管建設事業が南北関係の画期的転換点になることができるつもりだといった。
朴槿恵前ハンナラ党代表も“ガス管は一度設置されれば簡単に切りにくい”と表明しながら、肯定的効果を期待した。

政府は当面の経済的実益よりはロシアを媒介とした南北関係の新しい突破口ないし南北経済協力事業と考えている。
対北朝鮮原則論を強調してきた統一部長官の交替もこのような脈絡で把握されるはずだ。

韓国は世界2位のLNG輸入国であり、これから発電用暖房でガス比重をより高めていく予定だ。

韓国の観点でガス管事業が韓国に経済的利益を与えるのかどうかはロシアの供給価格、北朝鮮の通過手数料などが出てきてみてこそ具体的に評価される。
しかし遠く中東で倍にLNGをのせてくるのと、近距離のロシア極東で陸路でガスを持ってくるのを比較する時、後者が電子に比べて、運送費やガス価格がはるかに安いことと予想することができる。

韓国ガス公社とロシア カズプロムが共同で進行した南・北・ロ ガス管事業妥当性検討結果によれば北朝鮮陸路通過方式は既存の海運運送方式より運送費を67%も減らすことができる。

高費用LNGに100%依存することで相対的に値段が安い代替材が提供されていることであるから、奇形的な消費構造を改善してガス価額を下げる効果もあるだろう。
またLNG輸送船接岸施設やガス気化設備の拡充が必要でなく、ガス供給国の中東の情勢にも相対的に影響をあまり受けない長所がある。

日本の原子力発電所爆発事故以後、アジア スポット市場でLNG価格は20%上がった。
ガスが資源が武器化される状況で、ひとまずパイプラインが設置されれば初期建設費用によりロシアは韓国でガスを優先的に供給するほかはない。
このような点で南・北・ロ ガス管連結事業が成し遂げれば韓国にエネルギー供給の経済性、安全性を高める効果があるだろう。

しかしこのガス管事業は北朝鮮リスクを抱いている。
色々な国内言論は南・北・ロ ガス管が今後北朝鮮の人質になる可能性を指摘しながら、約1億ドルに達する通過手数料が北朝鮮の武器開発に使われて、安保を威嚇することだと主張する。

わが政府の計画のとおりならば、北朝鮮を経由して、韓国に供給されるガス規模は韓国全体ガス導入物量2580万t(2009年基準)の約29%に値しながら、主に暖房と発展原料で使われる。
これと似た事例がロシア ガスをヨーロッパで中継するウクライナでしばしば発生した。
1991年ソ連体制崩壊以後ウクライナは通過手数料と価格問題に関して、ヨーロッパにつながったロシア ガス管バルブを3度も止めた。

ヨーロッパ行ロシア ガスの約90%はウクライナを通過する。
ガス生産国と通過国が消費国のヨーロッパの色々な国を人質でゲームを繰り広げたのだ。
地球上で最も予測不可能な国中一つの北朝鮮もウクライナのようなカードを使う可能性がなくはない。

しかしこのような憂慮がこの事業自体をあきらめなければならないほど深刻な水準だとみることは大変だ。

基本的に北朝鮮とウクライナは大きい違いがある。
ウクライナはロシアと一つの国であったが1991年以後独立国家で分離しながら、意図しないまま、ヨーロッパに連結するガス管を領土内に置くようになった。
これに伴いロシアはこのガス管に対する牽制装置を初めから持つことができなかった。

ここにウクライナは巨大ガス保存施設を維持することによってロシアからガスを供給を受けることができなくても相当期間粘ることができた。

‘北朝鮮のガス遮断’深刻なことではない。

しかし南・北・ロ ガス管は初めから国際ガス管で開通するようになる。
通過国に対する手数料と罰則を明確に規定することができる。


北朝鮮が任意にガス管バルブをとめれば、通過手数料の喪失はもちろん国際的信頼を失うようになる。

北朝鮮が韓国との経済協力で色々我を張ってきたが伝統的友邦で強大国のロシアが共同参加する事業でロシアの資産のガスに対してまで常識に外れる行為をするのは容易なことでない。

また北朝鮮がガスをか止めれば、消費国の韓国はロシアにガス代金を支給しなくなる。
この時韓国は多少高いがスポット物量を購入したり中東産ガス輸入をまた増やしてガス保存所に備蓄された余裕分を使うようになる。


北朝鮮の突然なガス供給中断に対処するためにガス保存所や液化施設をさらに構築して、1~2年ほど常時的な余裕分を確保しておく必要はあるだろう。

結局北朝鮮がガス管バルブを止めても韓国が見る被害はそんなに大きくないことであり、むしろ北朝鮮が負わなければならない経済的政治的損失は莫大だ。

特にロシアとのガス供給契約でこの部分に対して事前に明確にしておいたら北朝鮮リスクはそんなに深刻でないだろう。

実際に国際パイプライン運営でウクライナ事態はきわめて例外的である。
アゼルバイジャンでクルジアを経て、トルコに連結する送油管の場合、関連国家が大きな利益を得た。

トルクメニスタン南部ヨルロタン ガス田でウズベキスタンとカザフスタンを経て、中国新疆省に連結するガス管事業も中継局らの協力の中に順調に進行している。


国際ガス管は構築されるのが難しいことで、ひとまず運営され始めれば利益が非常に大きいから、どんな国家も一方的に行動できない。

南・北・ロ ガス管連結事業と関連したまた他の誤解は今と同じ最悪の南北対立局面でこのような超大型南北経済協力事業が可能かという疑問だ。

南北関係が改善されて北核問題が進展してこそガス管事業も可能だという論理だ。

しかし筆者が見るのに一括妥結と同じ根本主義的解決方式は、現実的にほとんど不可能だ。
ロシアのプロンチョプ東方学研究所所長は“6者会談は政治安保的なものでガス管は経済的である。

二つを分離して寄りつけば仕事が簡単に進行されるが、二つを関連させれば障害に会うだろう。窮極的に二つは関連付けられる”と指摘した。

西側はガス管連結にともなうロシアの浮上を憂慮する。

特に米国は南北間の大規模プロジェクトに懐疑的だ。
交易中断措置を解除しないままガス管事業を推進するのはもようが変だと見る。
これに対して韓国政府はガス管事業が国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議対象に含まれないと見る。

外交部当局者は“国連対北朝鮮制裁は通常的な経済交流や人道的支援、朝鮮半島平和に寄与する事業などを例外と認定している”としながら“ガス管事業がWMD(大量殺傷武器)開発と直接的に関連がなければ国連制裁内容を背反すると見るのが難しい”とした。

南・北・ロ ガス管連結事業は多様な政治的意味を持つほかはないが事業推進過程で徹底して経済性に立って、すべての問題をながめなければならない。

もし他意や要求が割り込むようになればこの事業は正しく推進されない。
北朝鮮は最小1億ドルの通過料を座っておさめられて韓国は中東ガス輸入に比べて、最小2億ドル以上の経費と100年以上の埋蔵量を自慢するヤクツク ガスを先行獲得することができる。

 

ロシアは韓国という巨大な市場を固定客にできる。

このような相互利益の観点で進行される時だけ、この事業の不確実性が除去されるのだ。
南・北・ロ ガス管事業と関連して、一部国内言論は北朝鮮に現金でない現物で通過料を与えなければならないと主張する。
しかしこれは誤った発想だ。

北朝鮮はガスを通過させる代価で手数料を受ける正当な権利がある。
ガスや電気、他の現物を与える式では事業がはかどるのが難しいだろう。
北朝鮮の境遇で年間1億ドルは多量の金だが、外部の干渉に対して極度の警戒心を持っている。

領土の一部を渡して巨大な人工構造物によって、韓国と直接連結するのは北朝鮮としても相当な冒険になる。

交渉過程で北朝鮮がむしろ通過料に該当する価格でガス設備や発電所、鉄道の建設を要求することができる。

中国は北朝鮮の経済危機を機会を利用して、羅先先鋒に橋頭堡を用意した。
こういう渦中に南・北・ロ ガス管が東海岸について構築されたらこのガス管は中国の日本海進出を牽制する千里将軍になる。

したがって中国はガス管事業を他人事であるように感じないようだ。
しかしロシアはこの事業でできるだけ中国を排除すると予想される。
ガス管事業を通して、中国の対北朝鮮影響力比重を減らしていくのは韓国の国益にも合致する。

国内の一部オピニオンリーダーらが南・北・ロ ガス管事業に中国も参加させて、北朝鮮を牽制しようと主張するのはこういう観点で正しい判断でない。

ガス管事業が韓国に抱かせる政治的利益を自ら減らしこの事業をより一層複雑にさせるだけだ。

南・北・ロ ガス管は豆満江河口から休戦ラインまで北朝鮮の東海岸を1000km近く縦断するようになる。


ガス管建設事業のために道路が必須だ。この道路は今後韓国の東海岸国道と連結しながら、南北鉄道連結建設事業にも活用されるはずだ。


確保された道路を通して、数多くの外部の人が入って、ガス管を埋設して加圧設備と送電施設など附帯施設を設置するようになる。
これは北朝鮮社会に大きい衝撃と変化を与える。


極めて制約的な地域にだけ限定された開城工業団地、金剛山観光、軽水炉工事とは比較にならない。

北朝鮮領土内ガス管付設には2年ほどが必要とするだろう。
建設費用は40億~50億ドルと推定されるのに道路と電気など関連インフラをどのように構築するのかにより費用は上昇できる。

韓国政府はガス管工事およびガス供給全部をロシアに任せる予定だ。
しかしこのようにする場合費用が大きく上昇する可能性が高い。

ロシア建設業者は韓国建設業者に比べて、概して効率性が大きく落ちて建設団街道高い。

プーチン政府下で意欲的に推進された東シベリア-太平洋送油管は予想費用より二倍や暴騰して完工も2~3年遅れた。

北朝鮮はロシア領土以外地域であるから費用上昇要因がより大きいと見られる。
北朝鮮内ガス管工事費用を後ほどガス供給で精算する方式で韓国建設業者が直接施工するのがはるかに効率的だといえる。

今韓国政府は南・北・ロ ガス管事業と関連した北朝鮮リスクを全部ロシアに渡す代わりに私たちが価格と物量を負担する方式で事業を推進している。
“ロシアが供給者と売る側であるからすべての責任がロシアにある。

私たちはガスを購入すれば良い”という政府関係者の無責任な発言もあった。

ガス供給者がガス管を責任をとり施工するという国際慣例はない。
中央アジア-中国ガス管は消費国の中国が100%投資して進行された。
また北朝鮮がガス管をかけたり破壊することによってガス供給に支障が醸し出すようになればロシアが大型液化天然ガス(LNG)輸送船を通して、供給するという契約方式を推進中なのにロシアがここに最終的に同意するかは明らかでなくて、同意する場合にも韓国が莫大な費用負担を担う可能性が高い。

北朝鮮リスクが大きいといっても、経済性ないガス供給になってはいけない。
ロシアがガス管事業を思うままにするようにするのも統一など朝鮮半島の未来に役に立たない。

冷戦の渦中にもソ連とヨーロッパは国際パイプラインを構築して、ウィンウィン構図を作った。
国際パイプラインは決してどんな一国家が思いのままに振り回せる危険なおもちゃでない。
韓国がロシア ガスの北朝鮮通過責任をロシアにだけ全面的に任せる代わりに経済的な部分でロシアに譲歩しなければならない。

リスクばかり考えると、事業の実益をほとんど持ってくることができなかったり深刻な副作用を招く。

これはビジネスの原則だ。
南と北の協力も併行する方向で推進するのがこの事業の政治的経済的実利を極大化する方法であろう。

ロシア政府の東部ガス化事業計画によれば、ロシア ガスは遅くとも2017年韓国に入ってくると予想される。

経済性ある代替エネルギーが開発されない状況でロシア ガスは韓国のエネルギー安保に大きく寄与できる。

南北がガス管に連結した後にはより易しく鉄道で、道路に連結するはずだ。
北朝鮮側は南北間ガス管連結だけでなく鉄道連結にも関心を表わしている。
ソン・ヒョンチョル北朝鮮社会科学研究院研究員は最近中国、延吉で開かれた‘2011豆満江

学術フォーラム’主題発表資料で“朝鮮半島と中国、ロシアが鉄道に連結すれば13m以上で大型商船が接近できる東北アジアの唯一の港・釜山に、鉄道に乗って中国、満州とロシア、沿海州の物流が集中して、大きい利益を見ること”と言及したことがある。

南・北・ロ ガス管事業は南北間緊張緩和と平和的交流に実質的に寄与できる。
李明博大統領が冷徹な戦略と強い推進力で韓国の利益を極大化してリスクを最小化する方向でこの事業を成功させたらこれはソウル市長時期の清渓川復元と同じことで朝鮮半島の転換点と評価されることもできるだろう。

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