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2012年4月11日水曜日

北朝鮮 核実験のジレンマ 韓国日報


韓国の新聞も北朝鮮問題がかなり出ている。その中で冷静な韓国日報の記事を訳してみた。

9面|記事入力2012-04-09 02:42
■北,3次核実験するだろうか

プルトニウム保有量少なくてHEU技術も確保しておらず、"実験難しい"観測も

北朝鮮,咸鏡北道吉州郡で8日衛星写真を通して,核実験兆候が確認され,実際北朝鮮が3次核実験を敢行するかに関心が集まっている。
北朝鮮は2006年10月と2009年5月プルトニウムを利用した2度核実験をするに先立ち、間違いなく長距離ミサイルを発射した。
北朝鮮は米国を念頭に置いて核兵器を運ぶ手段でミサイルを開発している。
このために核実験とミサイル発射を併行してこそ政治・軍事的威嚇が倍加されるという点を北朝鮮当局は考慮している。
北朝鮮が予定通りに今月15日前後で光明星3号を発射した後、3次核実験を実行に移すだろうという観測が出てくる理由だ。

国際社会は光明星3号発射が、北朝鮮のすべての弾道ミサイル発射を禁止した国連安保理決議1874号違反という点を打ち出して,追加対北朝鮮制裁に出る可能性が高い。

これに伴い北朝鮮は'平和的観測衛星'に対する国際社会の二重定規に反発しながら,核実験カードを持ち出す手順を踏むだろうという展望だ。
北朝鮮は過去二度核実験の時もこのような手法を使った。

政府関係者は、北朝鮮が「われわれの平和的衛星発射を問題視しなかったとすれば核実験のような強硬対応も誘発されない」としながら居直り式で核実験を正当化してきたと話した。

技術的な理由もある。

プルトニウム方式の核兵器を完成しようとするなら、5回以上核実験が必要だから北朝鮮が追加核実験に出るという分析だ。
北朝鮮は核実験場4ケ所を運営中だと伝えられる。

反面、北朝鮮が以前のようにミサイル発射に続いて核実験を進行するのは容易でないとの展望も少なくない。
北朝鮮が保有するプルトニウムは30㎏余で,過去二度核実験を通して,この中10㎏程度を使用した。

北朝鮮は2008年寧辺原子炉の冷却塔を爆破している。基盤施設が古くて,プルトニウムを追加生産する余力がない状態だ。
チョン・ポングン国立外交員教授は「北朝鮮は核実験をすればするほどプルトニウムがなくなるジレンマに置かれている」と話した。

これに伴い北朝鮮が推進してきた高濃縮ウラニウム(HEU)方式の核実験が代案で議論される。

狭い空間に隠匿が可能なうえに起爆装置製造が容易だという点で米国が憂慮する核兵器製造方式だ。

だがこの方式も色々な面で劣悪な北朝鮮の状況を考慮すれば、時期尚早という分析だ。

梁茂進北朝鮮大学院大学教授は「北朝鮮が核実験に必要なHEUをまだ十分に確保できていないし。ウラニウム濃縮技術も劣っており、直ちに実現の可能性はそう高くない」と述べた。

北朝鮮は核実験の代わりに来年始め、長距離ミサイルを追加で発射するという観測もある。

今月強盛国家進入を宣言することで、今年イベントをひとまず終わらせた後、年末韓米両国の大統領選挙が終わって来年始め新しい政府が入った以後また行動に出るという分析だ。
金グァンス記者rollings@hk.co.kr

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