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2013年2月20日水曜日

核開発とミサイルにいくらかかったか

中央日報などからの引用です。

 

  北朝鮮の3度目の核実験の兆候が表れている中、北朝鮮が核開発に計7兆4000億ウォン(約5300億円)を使ったと分析された。

  匿名を求めた核専門家は2日、「北朝鮮は1980年代から核兵器の開発を本格的に進めてきた」とし「3度にわたる再処理で約40キロのプルトニウムを保有中で、高濃縮ウラン(HEU)生産のための遠心分離機も保有している」と述べた。

  長期にわたり北朝鮮の核活動を追跡してきたこの専門家は「核実験のための坑道や探知・計測装備など2度の核実験に2億ドルを使った」とし「寧辺(ニョンビョン)核団地や濃縮施設など核施設の建設に20億1000万ドル、核技術の研究開発に3億1000万ドル、原子炉と核燃料工場の再処理施設など核施設の稼働に27億2000万ドルがかかったと推定される」と説明した。

  これは中国産トウモロコシ1940万トンを購買できる金額で、

北朝鮮住民に8年間も配給

できる量。核兵器運搬手段の長距離ミサイル開発費用2兆2500億ウォン(約20億ドル)を含めると、ほぼ10兆ウォン近い費用を核開発に投資したことになる。また北朝鮮は寧辺核団地、平城(ピョンソン)の科学院などに約3000人の核専門家を投入したと把握されている。

  この専門家は「北朝鮮は年間80トンほどの使用済み核燃料再処理能力を持つ施設を独自で設計・建設し、89年から稼働中」とし「少なくとも3回(03、05、09年)以上の再処理で、約40キロのプルトニウムを保有しているはず」と述べた。これは6、7個分のプルトニウム核兵器を製造できる量。

  北朝鮮は2010年11月、米国の核専門家ハッカー博士に寧辺ウラン濃縮施設と1000台以上の遠心分離機を公開し、HEU核兵器開発能力を誇示している。北朝鮮は2000台の遠心分離機を設置して稼働中と主張しているため、年間40キロのHEU生産が可能だ。HEU15-20キロで核兵器一つを作れるという点を考えれば、北朝鮮は少なくとも10基(プルトニウム弾6、7基、HEU弾3、4基)の核兵器を作れる核物質を保有したと推定される。

 

韓国政府は、ノドン・ミサイルやムスダン・ミサイルなど中短距離ミサイルの開発に4億ドル、1998年に発射したテポドン1号系列のミサイル開発に1億4000万ドル、平壌市山陰洞の兵器研究所建設に1億5000万ドル、ムスダン・ミサイル基地に2億ドル、今回打ち上げた銀河3号ロケットなどテポドン2号系列のミサイル開発に3億ドル、人工衛星開発に1億5000万ドル、東倉里ミサイル基地建設に4億ドルなど、北朝鮮が計17億4000万ドルを注ぎ込んだとしている。韓国政府はこれはトウモロコシを購入すれば580万トン、

北朝鮮住民の19カ月分の食糧

を確保できる金額と批判している。

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