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2013年5月19日日曜日

飯島参与の訪朝についてまとめ①

飯島勲内閣参与が14日から17日までに平壌を訪問した。

驚いたのは私だけではなかったようだ。

首相官邸に勤務している秘書官たちスタッフも、携帯電話に入ってきた時事通信のニュース速報を見て、初めて訪朝を知ったそうだ。

それだけ秘密裏に実施されたが、平壌の空港には、平壌に支局のある日本の共同通信や、AP通信がビデオカメラを待っていた。

もし公開するつもりなら、韓国、米国に伝えていたはずだ。

共同通信も事前には知らなかっただろう。

もし知っていれば、北京でつかまえるか、平壌で日本人の記者が訪朝目的をインタビューしていたはずだが、平壌では映像と写真しかなかった。

現地の北朝鮮スタッフに到着前に知らされ、それが日本に伝えられたのだろう。

2002年の小泉純一郎首相の電撃訪朝では、当日の朝に関係国に伝えられた。当時韓国の夕刊紙文化日報だけが間に合い、訪朝を伝えて特ダネになった。

今回の訪朝は、最初から公開されてしまった。飯島氏は、ニコニコするどころか、緊張した様子で出迎え者と握手していた。

その後、飯島氏は国賓級の扱いを受ける。

北朝鮮で外交を総括する金永日労働党書記、金永南最高人民会議常任委員長にも会っている。

これは、海外から来た人に対して、最高級の配慮と見ていい。一般のホテルではなく、高級な招待所に泊まった可能性がある。

その他北朝鮮朝鮮中央テレビのフェイスブックや、朝鮮労働党機関紙、労働新聞にも登場している。

これは予定の行動ではなかったろう。北朝鮮からの電話は間違いなく盗聴されるので、飯島氏が現地で判断して応じたのだろう。

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http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-05-17-0012&chAction=T

http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-05-17-0022&chAction=S&strSearch=%EC%9D%B4%EC%9D%B4%EC%A7%80%EB%A7%88

北朝鮮の報道では「飯島氏一行」とあり、同行者がいたようだが、外務省関係者ではなさそうだ。というのは、飯島氏は朝鮮語はできないので通訳が必要だ。

外務省の通訳では、事前に訪朝がもれてしまうと考えたに違いない。とすると朝鮮総連のだれかが同行したことになる。

 

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飯島氏の横に鞄がある。カギのかかるようなスーツケースである。何か文書をもって行った可能性があるかもしれない。

金永日が外国からの訪問客に会う意味はなにか。彼は外交の責任者である。
過去にはアントニオ猪木と会って、核は手放さないと話したことがある。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120424-939432.html

中国に行ったときには、胡錦濤国家主席とも会っている。45773056.1
http://blog.donga.com/nambukstory/archives/28615
外務大臣に近い役割だろう。

飯島氏と会った時も、北朝鮮の外交方針を話した可能性がある。少なくとも外交ルートの話し合いには今後も応じるとのメッセージと見ていいだろう。

金永南は実権はないと思われるが、一応NO2ということになっている。彼と飯島氏の会話はあくまで儀礼的なものだろう。

日本と北朝鮮は拉致問題で対立していた。

そのうえ、4月には北朝鮮からミサイルが飛んでくるかも知れないというので、PAC3という迎撃ミサイルが東京のど真ん中にも配備された。

どうして、そんな状況の中で、首相の側近の1人が、平壌を訪問することになったのか。

朝鮮総連からの働きかけがあったとされる。

やはり北朝鮮を訪問した、金正日の料理人、藤本健二は在日商工人が接近してきた。

金東哲と藤本の本にはあるが、これは本名ではなく、長野県に会社を持つ人間で、現在は中国に主に暮らしているという。

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以下次回

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