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2013年6月2日日曜日

盧武鉉の‘NLL無力化’発言は事実だった! 月刊朝鮮

http://monthly.chosun.com/client/news/viw.asp?nNewsNumb=201302100009

http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=yongh908&logNo=50164145569&redirect=Dlog&widgetTypeCall=true

前から気になっていた盧武鉉の発言記録なるものを訳してみた。月刊朝鮮の記事だ。北朝鮮は最近韓国に平和条約締結を呼びかけている。

そこで問題になるのが、過去たびたび紛争の種になったNLLという海上の境界線である。ここがかならず南北間で問題になる。盧武鉉大統領は、この線は「領土線ではない」と言ったとされる。

南北首脳間対話録は主に共同宣言文の議題に関して議論に集中しているが、国家アイデンティティーき損および国家首班として威信損傷など問題点もある。(国家情報院意見)

去る大統領選挙政局の間最大争点だった2007年10月4日南北首脳会談当時盧武鉉前大統領の‘NLL無力化’発言は皆事実だと明らかになった。

また盧武鉉前大統領が金正日北朝鮮国防委員長の前で“私が北側スポークスマン・弁護人役割をした”話したことが確認された。

昨年10月国会国政監査でセヌリ党チョン・ムノン議員は、“盧武鉉大統領が10・4首脳会談当時‘これから西海北方境界線を主張しない’という趣旨の発言をした”と暴露した。

文ジェイン民主党号党の大統領候補と李ジェジョン前統一部長官などはこれを全面否認していた。

《月刊朝鮮》銀最近政府の高位消息筋から‘南北首脳会談対話録検討’という題名の対外秘報告書を入手した。

この文書は李明博政府が南北首脳会談を準備していた2009年5月、2度目の南北首脳会談当時、前職大統領らの発言中主要大きい課題または問題の部分を抜粋して、整理したのだ。
A4用紙で皆10ページの報告書の上段には‘対外秘09.5.11限破棄’と記されている。

文書を作ったのは国家情報院だと知らされた。
実際に任太煕労働部長官は2009年10月、南北首脳会談開催問題を置いてシンガポールで北朝鮮金ヤンゴン労働党統一戦線部長と秘密会談をした。

文書には盧武鉉前大統領がNLL (西海北方境界線)問題に対して“それが国際法的な根拠もなくて論理的根拠も明らかでないことなのに…南側ではこれを領土と主張する人もいる。
憲法に関係する問題では絶対ではない。いくらでも私が対抗していける”と金正日に話したことになっている。

盧武鉉前大統領はまた“安保・軍事地図上に平和・経済地図を覆って描いて、西海平和協力地帯という大きい絵を描いてみようということだ”ともした。

これは私たちの側が休戦以来事実上‘海上領土’としてで守ってきたNLLをなくして、代わりに西海平和協力地帯という新しい合意線を作ろうという提案だ。

北朝鮮は1991年南北基本合意書でNLLを西海境界線と認定しておいてもずっと無力化を試みてきた。

2007年10月4日盧武鉉大統領と金正日が南北共同宣言文に署名した後、署名文を交換している。

実際盧武鉉-金会談で金正日は“西部地帯は海問題(NLL)が解決されずには平和協力地帯が解決されない。

もう実務的な交渉に入っては双方がみなあきらめる、このように発表をしてもかまわなくないだろうか”と話したことで文書に出ている。

NLL問題に盧ー-金が原則的には意見接近を見たのではないかとの疑いを掛けられるのに充分だ。

盧武鉉前大統領は北朝鮮政権の崩壊など突発事態に備えて、駐韓米軍がたてた作戦計画(5029)に対しても言及、“それは今できない。私たちは戦争状況自体に同意しない”とした。

はなはだしきは“5029ということを米側が作ったのに、なぜ私たちに持ちかけるのかに…”とまで話したことになっている。

5029は北朝鮮急変事態市議行動マニュアルで、軍事秘密に分類されている。

これを大韓民国国軍統帥権者が軍事的に厳格に対立中である北朝鮮の最高実権者の前で論じたとのこと自体も話にならないけれど、しかもそれをなくした点を‘自慢するように’表現したことは衝撃的だ。

北核問題に対してやはり盧武鉉前大統領は完全に北朝鮮の立場で、話を継続したことと見られる。

彼は“私は去る5年の間北朝鮮の核問題に関係する北側の6者会談での立場を支持して米国と戦ってきたし、国際舞台で北側立場を弁護してきた”とした。

北核6者会談は当時まで北朝鮮が開発中だと知らされた核兵器をなくすために韓国、北朝鮮を含んで、米国・ロシア・中国・日本など6者が会って‘核廃棄後補償’を前提に交渉を繰り広げた枠組みだ。

それでも彼は核廃棄問題はまったく議論もしないまま‘北朝鮮の立場で米国と戦った’というあきれる発言をしたのだ。

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