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2013年7月7日日曜日

北朝鮮からの報道の読み方 チュソンハブログ

http://blog.donga.com/nambukstory/archives/61642

いつも愛読している東亜日報、チュソンハ記者のブログ。彼は北朝鮮出身

北朝鮮声明  '対外用'と'国内用を'区別する方(19)

 


byチュ・ソンハ記者2013-07-05 8:00 am
北朝鮮が声明や談話を発表すると、しばしば南側ではどんな機関名義で発表されたかを調べるが,事実その劣らず重要なのはどんな媒体を通して,発表したかだ。


大型ポータルサイトを通して,通信社記事が速かにサービスされる韓国とは違って朝鮮中央通信記事は北朝鮮内一般住民は接しにくい。

したがって北朝鮮が通信社だけを活用して,発表するのは自分たちの不満を内部でない外部にだけ知らせたい時,主に活用する。

北朝鮮が1日祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンと朝鮮中央通信記者の問答形式で北側の立場を明らかにしたのが代表的だ。

祖平統スポークスマンは北核放棄と北朝鮮体制変化を促した朴槿恵大統領の訪中時の発言が“私たちの尊厳と体制をはなはだ侮辱する挑発的妄言”と強く非難した。


だが北朝鮮がこれを住民たちにまで知らせたのかは朝鮮中央放送と労働新聞を調べてこそ知ることが出来る。

北朝鮮が通信社だけ活用したとすれば、これは韓国大統領が中国を訪問して,北朝鮮体制と核を議論したという事実を内部には知らせたがらなかったと解釈できる。

“最大友邦の中国まで韓国と親密ぶりを見せると、私たちの前途がさらに絶望的であること”という民心だけをあおることになる。

しかも執権2年目の金正恩はまだ中国に行けなかったのに,執権半年差の朴大統領が先に中国を訪問したという事実を住民に知らせるには自尊心が傷つくかもしれない。

北朝鮮は先月27日にも祖平統スポークスマン声明を通じて,2007年南北首脳会談対話録公開が“最高尊厳に対する愚弄で対話相手に対する厳重な挑発”とし“絶対容認しない”と非難した。

これも事実住民たちにまで知らせることはちょっと不適切なのは間違いない。


北朝鮮住民はこういう報道に接すれば“いったいどんな対話をしたので最高尊厳が愚弄されるだろうか”というとんでもない想像の翼を開くのが常だ。

それでは絶対失言などはしない存在で宣伝(善戦)してきた最高尊厳の権威がそれ自体で壊される。

反面TVや労働新聞を通して,発表するのはその内容の半分ぐらいは北朝鮮住民を狙ったことだと見ることができる。

先月19日発表した人民保安部特別談話が代表的だ。
上映仲だった映画まで異例の中断して“共和国をけなす北脱出者らを物理的に消滅させる措置に着手する”と発表して,劇的効果まで高めた。

これは“南朝鮮まで訪ねて行ってなくすほどであるから内部でこういう情報を小出しにする者らは一族の責任を覚悟しなさい”というメッセージと見られる。


北朝鮮が不満を外部へさく烈させた場合には、今後状況によって,態度が比較的緩やかになれる。

だが住民に向けた懸案は政府の威信がかかり,簡単にごまかすのが難しい。

韓国言論もこれから北朝鮮のこういう発表を‘対外用’と‘対内外用’で区分して,明確に理解するのが必要なようだ。

http://www.rfa.org/korean/weekly_program/radio-world/fe-jn-07032013131249.html?fb_action_ids=3149983846544&fb_action_types=og.recommends&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582

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