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2013年7月29日月曜日

中国は大国か? 1

 ある国が大国であるかどうかを判断する基準は簡単ではない。そもそも、大国とか小国と言うこと自体、意味が無いという人もいるに違いない。
 しかし中国の場合は間違いなく、物理的な大国である。

 1位中国13億3630万人、2位インド11億8620万人、3位アメリカ3億880万人、4位インドネシア2億3430万人、5位ブラジル1億9420万人、6位パキスタン1億6700万人、7位バングラデシュ1億6130万人、8位ナイジェリア1億5150万人、9位ロシア1億4180万人、10位日本1億2770万人(総務省統計研修所編『世界の統計2009年版』総務省統計局発行2009年)。

 

 中国国家統計局(National Bureau of Statistics)の統計によると、香港、マカオ、台湾を除外した中国の人口は2012年に670万人増え、13億5400万人となった。

 2位のインドより1億5000万人多く、3位のアメリカ3億880万人の3倍だ。国土面積においても中国はロシア、カナダ、アメリカに次ぐ世界第4位だから

 インドは近い将来、人口で中国を抜く可能性が高いが、人口としては2位のままでいるだろう。

中国、60歳以上が2億人突破へ 総人口の14・8%
2013.2.27 12:52
 27日付の中国紙、北京日報によると、政府系シンクタンクの中国社会科学院は、中国の60歳以上の高齢者人口が今年中に2億200万人に達し、総人口に占める割合は14・8%になるとの予測を発表した。今年版の「中国老齢事業発展報告」で明らかにした。

 中国では、都市化の進展や30年以上続けている一人っ子政策により少子高齢化が進んでいる。報告は高齢者だけの世帯が増加するなど社会問題化していると指摘し、国レベルの政策策定や関連する法律の整備が急務だと訴えた。

 報告によると、80歳以上は毎年約100万人増加しており、今年中に2200万人に。生活習慣病を患う高齢者は今年1億人を突破するとの見通しを示した。また、子どもがいない高齢者の家庭は昨年で少なくとも100万世帯に上った。http://sankei.jp.msn.com/world/news/130227/chn13022712540003-n1.htm

人口構成でみると、65歳以上の人口比率が約7%、就業人口比率が約58%、失業率が約4%であることから、アメリカより豊富で若くて安価な労働力に恵まれている。

 しかし、そのバランスも崩れ始めている。

 15~59歳の労働人口は345万人減少して9億3700万人になった一方、60歳以上人口は2012年に1億9300万人に上り、国として高齢者への福祉をいかにして提供して行くのかについて懸念がさらに高まっている。高齢化のペースは日本に匹敵する。

 中国の60歳以上人口が全体に占める割合は、1982年までわずか5%だったが、現在は14.3%に上る。また、中国の都市部の人口は2012年に2100万人増えて7億1200万人となった一方、地方部は1400万人減って6億4200万人になっている。キャプチャ

キャプチャ1 http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001397/ChinaKoreishaRev.pdf

経済力といえば、そのGDPは1978年の第10位から2007年にはドイツを抜いた。2012年には日本を追い越して、2位になっている。
 GDPだけで見て良いのかという問題はひとまずおいておこう。

面積、人口、経済規模の3つで大国と決めつけていいのかは疑問が残る。

 大国といえば、いろいろな修飾語がつく。経済大国、スポーツ大国、文明大国、福祉大国、資源大国、消費大国、汚職大国、汚染大国、防衛大国。

 まだある貧困大国、観光大国、科学技術大国。

 こう並べただけで、中国にいくつか該当するものが思い浮かんでくる。

 今年は陰りが見えたものの、改革開放以来の中国のGDP成長率は年平均9.8%(1979年から2008年まで)に達した。

これだけ大きな国が、それだけ長い期間にわたって、これほど高い成長率を維持したことは、過去にはない。

 これまでの30年間の中国の成長率は、同じ時期の日本の2.4%を大幅に上回っているだけでなく、「奇跡」と呼ばれる高度成長期当時の日本(1956年から1973年までの18年間、年平均9.3%)よりも高く、期間も長くなっている。

 リーマンショックでも、中国経済は成長を続けた。

 中国は人口が日本の10倍に上ることを考えれば、GDP規模で日本を超えても、一人当たりGDPではまだ日本の一割(PPP基準では2割)程度にとどまっており、世界平均にも遠く及ばない(2010年にはドル換算では45%、PPPベースでは68%)が、逆に、これからも長期にわたって、先進国を上回る高成長が期待できることを意味する。

http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/ssqs/091225-2ssqs.htm

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