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2013年10月27日日曜日

「中国、韓国の北朝鮮吸収統一を容認の可能性も」

朝鮮日報日本語版より

一部原文を削除してあります。

統一問題に関する中国の学者の発言があいついでいる。北朝鮮の核開発をけん制する政治的狙いだと思うけれども、タブーではなくなっているのだろう。

「中国、韓国の北朝鮮吸収統一を容認の可能性も」

中国人民大教授「韓国が統一の代価に責任を持ち、中国の利益を約束できるなら」

「中国、韓国の北朝鮮吸収統一を容認の可能性も」

 中国人民大学の成暁河教授は24日、平和問題研究所創立30周年を記念する国際学術会議で発表する「韓半島(朝鮮半島)統一のための外交戦略および中国の期待利益」という討論文で「中国は平和・迅速・自主・(統一に伴う衝撃を全て自ら吸収する)衝撃内在化といわれるドイツの吸収統一方式が(韓半島の統一において)決して悪い方法ではないと考えている。(中国が)容認する可能性もある」と述べた。

 中国側関係者や識者は、これまで具体的な南北統一方法について明確には賛否を口にしないことが多かった。特に「韓国によるドイツ式吸収統一」については、中国と韓国がこうした話し合いをすること自体、北朝鮮を刺激しかねないという懸念から、公の場での言及に慎重だった。

 成教授も韓国によるドイツ式吸収統一に対し「韓半島安定」という前提を付けた。教授は「もし韓国が統一の代価に責任を取ることができて、韓半島の安定と平和を維持しながら中国が韓半島から利益を得続けられるよう約束できるなら、こうした方式(ドイツ式)の統一は受け入れられるだろう。たとえ統一された韓半島が引き続き米国と同盟を結ぶなど、決して満足できない要求があったとしてもだ」と述べた。

 また「ドイツ式統一方式は中国内部の結束力形成に影響を与える。社会主義体制の北朝鮮がこのように失敗・滅亡して民主主義体制の韓国に吸収されれば、中国人民は社会主義的権威の支配下にある中国の未来に対し自信を失うかもしれない」とも指摘した。

 つまり、中国は自国にとって利益となり、自国の安定に衝撃を与えないという条件でのみ吸収統一に賛成するというわけだ。成教授は中国人民大学の中国国際戦略研究所副所長でもある。米国ボストン大学で国際政治の博士号を取得、ハーバード大学フェアバンクス研究所の客員研究員になり、アイルランド・ダブリン大学で中国の外交政策を講義するなど、中国を代表する有力国際政治学者の一人だ。同教授の言葉は中国政府の見解ではないが、中国政府の見解を間接的に読み取ることができるため、その意味は大きいと考えられる。

 習国家主席は首脳会談直後の記者会見で「中国側は最終的に自主的な平和統一の実現を支持する」と述べた。このときに両国が合意発表した「韓中未来ビジョン」にも「中国側は(中略)韓民族(朝鮮民族)の念願である韓半島の平和統一実現を支持する」という文があるが、それ以上の具体的な内容はなかった。

金真明(キム・ジンミョン)記者

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