お知らせ

五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2013年10月5日土曜日

不可侵条約提案の意味 ケリー長官 チュソンハ・コラム

このコラムもあまり新しい意味はないと書いている。不可侵条約はブッシュ時代にも大統領が言及したことがあったはずで、非核化がなければ現実味はない。


ジョン・ケリー米国務部長官(c) News1
ジョン・ケリー米国国務長官が北朝鮮との‘不可侵条約’締結の可能性を言及した背景に関心が傾く。
http://blog.donga.com/nambukstory/archives/69092

‘非核化’という前提条件を付けたのだが,北朝鮮の北朝鮮,米対話最終目標で呼ばれる北米不可侵条約の可能性を提起して,米国の北朝鮮の核問題に対する持続的な関心を表わそうとする意図で敷かれたと見られる。

日本を訪問中のケリー長官は3日(現地時間)東京で外交・国防が参加した‘米.日安全保障協議委員会(2+2)’会議直後持った記者会見で“北朝鮮が非核化に出たら6者会談参加国らはまた北朝鮮と対話して平和的な関係を結ぶ準備ができていると考える”と話した。

引き続き“北朝鮮が非核化を決心してこのために正統性ある協議にはいったら私たちは対話する準備ができている”として特に“北朝鮮と不可侵条約(non-aggression agreement)を締結する準備もされている”と明らかにした。


ひとまずケリー長官のこのような発言は北朝鮮が核開発をあきらめたら,北朝鮮,米間不可侵条約を締結することができるという米国の基本立場を繰り返したのだ。

米国は1994年ジュネーブ合意当時ビル・クリントン大統領が書簡形式で北朝鮮に対する核兵器使用をしないという保証をしたことがあるなど北朝鮮の核問題解決において北米不可侵条約締結を戦略的誘引策で使ってきた。

今回のケリー長官の不可侵条約締結発言が特別に新しいことはないという意だ。

ただし最近北朝鮮が6者会談再開意志を明確に表わしながら,米側の反応を引き出すための外交折衝戦に力を注いでいる時点でこのような発言が出てきたことはひとまず主義(注意)をおく必要があるように見える。

最近米国は北朝鮮の6者会談再開総力戦にもかかわらず‘実質的な非核化措置が先に’という既存の立場を打ち出しながら,米側が願う条件が作られなければ北核対話が再開にならないことを明確にした。

特に北朝鮮は最近北京とベルリン,ロンドンで前職米政府北核担当役人たちを連鎖接触しながら,6者会談雰囲気を盛り上げることに出ているが,まさに米政府の反応は冷たかった。


こういう流れでワシントンでの北朝鮮の核問題に対する熱気が冷めているという評価が出てきているところにイランとシリア問題まで最近ふくらみながら,米国の北朝鮮に対する戦略的関心度が落ちたのではないかとの見解も少なくなかった。

ケリー長官のこの日不可侵条約締結言及はこのような雰囲気を認識した米側の反応という解釈だ。

北側の非核化措置が先にという既存立場を強調しながらも,北米不可侵条約締結という誘引策をまた喚起させながら,北朝鮮の最近動きを注目しているというメッセージを与えているのだ。
政府当局の関係者は“米国立場では最近北朝鮮が攻撃的に北核対話再開に出ている動きを見ながら,これを管理しなければならない必要がある”と話した。

関係者は“ケリー長官の発言にとても大きい意味がある必要はない”ながらも“どこへ行くかか分からないなど北朝鮮の不安定性を減らすための対北朝鮮メッセージ程度で理解する”と説明した。

米国が日本の集団的自衛権を明らかに支持するのに伴ったことという観測も出てくる。

米・ことはこの日米国が日本の集団的自衛権行使のための努力を歓迎して日本と緊密に協力して行くという意志を表明したという内容が含まれた共同声明を発表した。

米国の日本の集団的自衛権に対する支持が事実上北朝鮮の武力攻撃の可能性を前提にしたと見られる。


米国立場では北朝鮮のこれに対する反発を意識して,これを一定の和らげるメッセージを伝達する必要もあるのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿