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2013年12月20日金曜日

金正恩氏の左には「ナンバー2」の崔竜海局長…李永吉、張正男で「3人衆」 東亜日報

最近新しい名前がたくさん出てくるので、備忘録として転載しておきます。東亜日報日本語版より

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張成沢(チャン・ソンテク)前国防委員会副委員長の処刑後、北朝鮮最大の追悼大会である「金正日(キム・ジョンイル)総書記2周忌追悼大会」が17日に開催された。昨年は前日の16日に追悼大会を行なったことを除けば、1周忌追悼大会と大差なかった。ただ、関心を集めた金敬姫(キム・ギョンヒ)書記は出席せず、張氏の処刑を機に金正恩(キム・ジョンウン)政権の実力者に浮上した人物が大挙主席団に姿を現わした。また、張氏ラインとされた人々も主席団に登場し、今のところ粛清はないことが確認された。

●崔竜海ら「新軍部3人衆」が浮上

朝鮮中央テレビは、同日午前11時から約1時間開催された追悼大会を中継した。主席団には金第1書記の両側に金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と崔竜海(チェ・リョンヘ)人民軍総政治局長が位置した。昨年の1周忌追悼大会の時は、金第1書記と崔局長の間にロケット発射に貢献した崔春植(チェ・チュンシク)第2自然科学院が座った。金常任委員長が対外的に国家首班の役割を担う形式的な地位であることから、崔局長が張氏粛清後ナンバー2の位置を確固にしたことがうかがえる。

特に、崔局長は自分の家系が代々白頭山(ペクトゥサン)血統に忠誠を尽くしたということを強調し、張氏と一線を画している。崔局長の父親の崔ヒョンは、金日成(キム・イルソン)主席と抗日パルチザン運動を行ない、金主席と金総書記に最後まで忠誠を尽くしたと北朝鮮内で称えられている人物だ。

崔局長以外でも軍部の中心が新しい顔に変わった。李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長と張正男(チャン・ジョンナム)人民武力相が崔局長の次に主席団に位置した。昨年は12日に処刑された張氏がいて、その次に当時軍総参謀長だった玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)、人民武力相だった金格植(キム・キョクシク)氏が座った。

李氏は、今年の初めに総某部作戦局長に任命され、8月に軍参謀長になった。江原道(カンウォンド)前方部隊5軍団司令官出身で、金第1書記に対する忠誠心が強い。李氏は5月に崔局長が金第1書記の特使の資格で中国を訪問した際に同行し、軍部の実力者であることを知らしめた。

張人民武力相も今年になって急浮上した人物だ。2011年11月に中将に昇進し、2年後に2階級上の上将に高速昇進するほど金第1書記の信任を受けている。特に張人民武力相の年齢が50代という点で、軍部の世代交代を代表する人物だ。

張氏の粛清を主導したとされる国家安全保衛部と組織指導部の中心人物も主席団に登場した。金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長は金第1書記の右から8番目に、趙延俊(チョ・ヨンジュン)朝鮮労働党組織指導部第1副部長は14番目に位置し、両機関の地位を実感させた。北朝鮮事情に詳しいある消息筋は、「当分の間、金第1書記に権力を集中させるためにさらなる粛清が行なわれるだろう。その中枢的な役割と手足になるのが保衛部と組織指導部だろう」と話した。

ただ、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)組織指導部副部長、馬元春(マ・ウォンチュン)党財政経理部副部長は主席団に入っていなかった。彼らは最近、金第1書記が視察をする度に同行し、実力者として注目されていた。これについて政府当局者は、「副部長級なので主席団に入ることができなかっただけだ。金第1書記は若い実務者を重要に考えており、今後も注目しなければならない人物だ」と述べた。

●張氏の側近も姿を現わす

張氏と直接・間接的に結びつき、進退が不明だった人物も主席団に姿を現わした。国内のメディア報道で「亡命説」まで流れた盧斗哲(ロ・ドゥチョル)副首相を含め、文景徳(ムン・ギョンドク)朝鮮労働党書記局書記、金養建(キム・ヤンゴン)党統一戦線部長、崔富日(チェ・ブイル)人民保安部長などが主席団に座った。金国泰(キム・グクテ)政治局員(中央委員会検閲委員長)の葬儀委員会名簿に名前があり、粛清されていないことは分かっていたが、主席団にいたことでまだ健在であることが確認された。

同日、主席団に座った人物は追悼の言葉と演説が終わるまで全力で拍手し、その姿が注目を集めた。張氏の処刑に対する学習効果と分析されている。北朝鮮当局は、張氏の死刑判決文で、張氏がいい加減に拍手するなど傲慢不遜な態度だったと指摘した。金第1書記の隣に座った崔局長は、両手を顔の高さにまで上げて熱烈に拍手した。

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