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2014年5月10日土曜日

北朝鮮の食糧配給事情 韓国統一省ホームページより

 

配給制度が崩壊していることを再確認した。

http://nkinfo.unikorea.go.kr/nkp/overview/nkOverview.do?sumryMenuId=SO311

食生活
北朝鮮住民の食糧調達は大きく2種類方法すなわち,配給による方法と自ら市場で購入する方法がある。

配給による方法は北朝鮮住民の伝統的・制度的食糧調達方法だ。
北朝鮮では年令と職業を基準で食糧供給級)を策定しながら,二級数により食糧を差別的に供給してきた。

9級は一日100gの食糧を供給を受けるのに嬰児にあたえる分量だ。
最も高い段階の1級は一日900gを受ける。
有害職種に務める労働者と炭鉱・鉱山の奧で直接採炭をしたり鉱石を採る重労働者などが2等級に該当する。

しかし食糧不足により特殊階層を除いては配給が事実上中断されており、配給を与える場合にも等級別精良が守られない。

北朝鮮で豪雨、洪水発生 食糧不足深刻化も - YouTube

級別1日食糧供給量
級数供給量対象者
1級900g有害職種従事者,重労働者
2級800g炭鉱・鉱山運搬工業,重装備運転手
3級700g一般労働者
4級600g大学生,沿路保障功労者,患者
5級500g中学生
6級400g小学生
7級300g保障者,専業主婦,幼稚園生
8級200g 1~4才子供,囚人
9級100g 1才未満の乳児

配給票は皆15個の部分で構成される。
配給時期(上旬あるいは下旬)と日,供給級数(1~9級),そして供給量(100~900g)が記されている。

職場では個別勤労者が過去15日間無断欠勤と遅刻)した回数を合わせて,該当する分量を差し引く。
無断欠勤1日と3回遅刻で各々1日分の食糧を差し引く。

保障を受ける老父母と職場に配置される前の子供ら,所帯主の扶養を受ける専業主婦らの食糧配給票は所帯主の職場で分られる。
所帯主が遅刻や無断欠勤で配給量を控除されるにしても被扶養人の配給量は全部供給するのが原則だ。
協同農場の農民は1年に1度‘決算分配’を通じて,配給を受ける。
各農民が受ける決算分配量は作業班の目標月成都により決まる。
例えば,自身が属した作業班で本来計画の80%を達成すれば,決まった分量の80%を受ける。
したがって分配量は作業班により変われるが,同じ作業班では同じ量の分配を受けているといえる。
もちろん食糧は決まった日に供給されるのではない。
すでに1980年代から愛国米名目で10%を縮小してまた戦争備蓄米名目で12%を縮小するなどその量を持続的に減らした。

配給も1ヶ月に2回ずつするようになっているが,1ヶ月に一度したりもして1,2月ずつ飛び越えたりもしたし,ついに1995年末に特定階層を除いては配給を打ち切った。

1990年代中盤配給体系が瓦解した以後,2002年‘7.1経済管理改善措置’を通じて,食糧の国政価格を現実化(米kg当り8銭→44ウォン)することで従来‘無償に近い配給制’を‘適切な価格の配給制’に転換した。

また,2004年3月軍・保衛部・保安性など体制保衛階層を除いた主要機関・企業所での食糧自力調達制を強化した。

しかし2005年10月食糧配給制正常化宣言以後には平壌など一部地域で個人の穀物取り引きを禁止して国家が食糧供給所を通して,独占的に食糧を販売する措置を施行した。
このような正常化試みにもかかわらず,食糧配給は都市勤労者、党員などを中心に実施されており,北部山間地域または農民など一部階層は市場購買や菜園,菜園等を通して,自らの解決すると分かっている。

特に貨幣改革(2009.11.30)以後計画経済復元の一環で国家配給網復元を試みたが,準備不足などで配給の実施、中断が反復されたり,平壌と地方の地域的配給偏差など不安定な姿を見せている。

[北朝鮮理解2013および関連機関情報総合]

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