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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2014年11月2日日曜日

平壌での実務者協議 備忘録2-1


今回の協議について、新聞報道と政府の発表をベースに発言をまとめてみた。 文中官房長官会見とあるのは、平日の午前と午後に行われている会見、外務省とあるのは、さまざまな場で行われた外務省からの説明を意味している。

■今回の目的

調査の現状がどうなっているかということをできるだけ詳細に確認するために行った。そういう中で、北朝鮮は調査の現状がこうなっているという説明はあった。彼らは客観的、科学的な調査をすると言っていて、それは、物証とか、具体的な証人や物証による裏付け、これを重視しているということなので、そういった作業のための準備をしてきたし、それをさらに深化させていくという説明はあった。(外務省)

■どこでどのくらい協議したのか

北朝鮮の調査結果についての聞き取りが目的だった。政府担当者が28、29の2日間に徐大河ら10時間半面談し協議した。全体会議はすべて徐大河が出てきた。徐大河がすべて説明をした。分科会は担当の人が来た(外務省)

■相手の階級は

徐大河が少将。金明哲も少将。姜ソンナムと朴永植は大佐。国家保衛部の部長は大将、4つ星です。すると副部長は3つ星、上将が担当するべき。局長は中将、2つ星。少将は局長以下。

■成果があったと言えるか

委員長ら調査委の責任者と直接会って、拉致問題が最重要課題でると。こうしたことをはじめ日本政府の立場を明確に伝えた。調査現状を把握できたのは意味があった。日本の強い決意を。今後の迅速な調査、一刻も早い結果の通報につながる。(官房長官の会見)

■最高指導部に伝わった

私どもからは数回にわたって日本政府の基本的な立場を伝えて、徐大河自身が国家安全委員会のメンバーでもあり、国家安全保衛部の副部長でもあるわけだから、徐大河氏を通じて、北朝鮮の最高指導部に対して、しっかりと日本の立場は伝わったと考えている。(官房長官の会見)

■どんな説明があったのか

私どもからは、できるだけ個別具体的に調査の現状がどのようになっているのか、ということを北朝鮮側に問い質してきたが、北朝鮮側は基本的には調査はまだ初期の段階、準備段階にあって、いまの時点で不必要な憶測とか、誤解を避けるためには、調査の内容については詳細を答えることはできないという対応だった。(官房長官の会見)

■協議の中身

協議の中の具体的な詳細については差し控える。(外務省)

■特別調査委員会の各作業部屋は見たか

ちらっとみたが、中に入り込んでつぶさに見たわけではない。(外務省)

■制裁論議

していない。北朝鮮側からもない(外務省)

■何をどう調査しているのか

02年の調査にとらわれない、客観的科学的、物証、証人等々をしっかり検証したい。かつて、(朝鮮労働)党の機関も対象となったので、そういった特殊機関も調査対象になると。それから、政府認定(拉致被害者)については、個別調査して新たな物証も追跡をすると。どんな調査かについては具体的には言及はなかった。特定失踪者について、まず行方不明者分科会で拉致ということが判明した時点で拉致の委員会に移行する。(外務省)

■北朝鮮の反応

北朝鮮からは「よく分かった」というような反応があったということだ。(山谷拉致担当相)

拉致問題が最重要だということは、最初の全体会合でも、最後の総括の会合でも、拉致や行方不明者の分科会でも、繰り返し強調している。したがって、先方もそのことをよく承知したと、あらためてよく承知したと思う。(官房長官の会見)

■新たな資料提示

883人の行方不明者など北朝鮮側から資料提供をしたとか、それについては今後、支障を来すので答えることは控えたい。(官房長官の会見)

■調査の進め方

今のところ、拉致被害者12人について客観的に明白と言える資料は発見できていない。入境の有無から始める、事前の準備として招待所の場所に行ってみる。(拉致被害者家族会への政府の説明)

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