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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2014年11月19日水曜日

北朝鮮の人権侵害とは何か-まとめ

北朝鮮の人権問題とはなにか。国連で北朝鮮の人権を非難する決議が採決された。これに対して北朝鮮は大混乱に陥っている模様だ。

国連の動きは断片的にしか報道されないので、個人的に経過をまとめて見た。

政治犯収容所の存在が衛星写真で確認された。銃殺を公開し、人民を恐怖で支配しているーなど。

2004年以降、国連の人権委員会で人権状況を懸念する決議採択 毎年賛成国増える。

●人権理事会
 2006年3月の国連総会で採択された決議に基づき,国連における人権問題への対処能力強化のため,国連総会の下部機関としてジュネーブに設置。理事国数は47か国から構成される(アジア13,アフリカ13,ラテンアメリカ8,東欧6,西欧7)。我が国は,本年1月から理事国。

2006年9月15日に、朝鮮民主主義人民共和国(以下,「北朝鮮」という。)の人権状況に関する特別報告者のヴィティット・ムンタボン氏が,北朝鮮の人権状況について国連総会で報告した。

同氏は,拘置所及び刑務所における劣悪な収容環境,拷問,非人道的で屈辱的な処遇といった国内刑法の規定に反する状況が広くみられることを指摘し,懸念を表明した。
http://hrn.or.jp/world/cat55/20060915-a61349/

国際的に関心呼ぶ。

●日本でも人権侵害に対処するための法律が成立
拉致を始めとする人権侵害問題の解決について政府及び地方公共団体の責務を明記した

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E4%BE%B5%E5%AE%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

法律原文
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H18/H18HO096.html

ICNK:北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合 設立 ― 2011/09/26 16:17 政府や国連に働き賭け
http://hrw.asablo.jp/blog/2011/09/24/6109212

COIの設置 日本とEUが提案し、同意される。
●COIは調査委員会(Commission of Inquiry:COI)のこと

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H18/H18HO096.html

今年2月に報告書 360ページの内容
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000035873.pdf
ポイントは人権侵害に関する組織的国家犯罪がある。責任者の責任追及をすべき。
調査委員会を国連に立ち上げなさい。

●調査委員会とは何か
人権侵害の事実認定(原因、状況、責任)を行う。重大な事案に限られる。

誰が作れるか
国連総会、安保理、国連の人権理事会、事務総長が自分の権限で設置
事実上現地に行くが、許可を受けられない場合は関係者や文書などから事実認定し、報告書をまとめる。

●調査委員会の内容と権限
http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/4596/

日本でも聞き取り調査実施
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press24_000001.html

拉致問題についても記述され、「拉致被害者は約100人」と認定

政権への深刻な打撃になりそうだ
デイリー-NK(韓国語)
http://www.dailynk.com/korean/read.php?cataId=nk02604&num=104922

特別報告者のダルスマン氏が韓国訪問
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/11/07/0300000000AJP20141107002500882.HTML

決議案採択

ICC付託に言及

ニューヨーク時事:日本人拉致など北朝鮮による人権侵害について国際刑事裁判所(ICC)への付託を検討するよう国連安全保障理事会に促す決議案が18日、国連総会(193カ国)の第3委員会(人権)で採決された。
 日本と欧州連合(EU)主導で提案され、北朝鮮の人権侵害を国家最高レベルの決定で行われた「人道に対する罪」と位置付けている。投票国の過半数の支持を得て採択される方向だ。北朝鮮人権問題をめぐり、国連総会の決議案で人道への罪やICC付託に言及されるのは初めて。
 委員会を通過すれば、12月に本会議で採択され正式な総会決議となる見通し。
拘束力はなく勧告にとどまるが、指導部が人道犯罪の責任を指摘され、北朝鮮は威信を大きく損ねそうだ。(2014/11/18-17:14)

過去の決議より強い内容 北朝鮮の人権状況を非難する決議案は昨年まで9年連続採択されているが、今回はICCへの付託に言及するなど内容的に最も厳しい。12月の本会議での採択を経て正式な総会決議となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00000070-mai-kr

http://www.hrw.org/news/2014/11/18/north-korea-un-condemns-crimes-against-humanity

国際「人権圧迫」に非常事態の北朝鮮
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00000011-cnippou-kr&pos=1

自ら自画自賛の人権報告書作成
http://thepage.jp/detail/20140926-00000004-wordleaf?pattern=1&utm_expid=72375470-20.CAoXJQDFRbetlH8-COkAhw.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F

ニューヨークタイムズの報道 決議回避に北朝鮮が奔走

http://www.nytimes.com/2014/11/18/world/asia/north-korea-acts-to-stop-un-resolution-on-rights.html?_r=0

●国際刑事裁判所
国際刑事裁判所(こくさいけいじさいばんしょ、英: The International Criminal Court、仏: La Cour pénale internationale)は、個人の国際犯罪を裁く常設の国際裁判所である。正式な略称はICC-CPI、通称ICCとそれぞれ表記される。フランス語での略称は、CPI。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%88%91%E4%BA%8B%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80

安保理決議によってICCに付託された場合、2003年前の犯罪は対象にならない。ロシア、中国の拒否権がネック。

http://www.asahi-net.or.jp/~fe6h-ktu/news8702.pdf

●特別法廷設置も有力
特別法廷 国連総会での決議で設置ができる。国連総会は拒否権が認められていないため、中国、あるいはロシアが反対したとしても多数決による議決によって特別法廷の設置ができる。ポポルポト政権の虐殺を裁いた「カンボジア特別法廷」の例がある。
安全保障理事会が ICC への付託に反対でも特別法廷であれば容認するという形もあり得る。それは過去に旧ユーゴ法廷、ルワンダ法廷などの前例がある。

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