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2015年2月12日木曜日

金与正の力を過大評価するな ニューフォーカス

金正恩の妹である、金与正は昨年急浮上した人物だ。兄への同行や重要な行事への参加が目立つ。
しかし、労働党勤務の経験のある脱北者、張ジンソン氏は「金敬姫のコピー版」にすぎないとして、過大評価すべきでないと、自分のメディアで書いている。

http://www.newdaily.co.kr/news/article.html?no=226212

韓国のメディアは、与正に注目するが、これは首領唯一指導体制特性をよく知らずに額面そのまま信じるうぶな発想だ。
金正日が生きている時に、妹の金敬姫は北朝鮮の経済を総括する部署の長だった。
しかし金敬姫は、北朝鮮の経済に主導権を持てなかった。

金敬姫は党軽工業部長だったが、権限は金正日秘密資金部署である党38号室と39号室には及ばなかった。

金敬姫が初めてで最後に意欲を持って推進した経済問題は1989年にただ一度だけあった。

当時金敬姫は世界13次青年学生祝典期間中、外貨流通の主導的管理と独占のために統一発展銀行を通じ、外貨に代わり金票を発行した。
最も大きい理由は、平壌で敵である米国のドルが通用するのを防ぐための政治的理由のためだ。

ドル代替用で発行した外貨変えた金票に入った予算は日本朝総連が負担した。
日本朝総連は初めて平壌に多くの外国人らが駆せ参じるという打算だけで回収可能な投資と判断して傘下にある朝鮮信用組合に預置されていた6億ドルを平壌に密搬入させた。

朝総連も金正日の妹金敬姫を信じて冒険的な投資をしたのだ。

そのように2:1為替レートに生まれた外貨代替金票だが,後日には1:8000まで価値が下がり、完全にトイレの紙になってしまった。
綿密な経済的見通しがないまま、金票が印刷された。

それらは金正日の贈り物政治に乱用され、6億ドルは行方もなしで消えた。そのせいで今日朝総連は朝鮮信用組合破産と共に本部建物まで日本裁判所に差押されて直ちに追い出される境遇になってしまった。

金敬姫は政治的でも人間的にも完全に失敗した運命だった。

金正日の唯一指導体制のために、党組織指導部は金敬姫を小枝扱いし、人脈を作れなかった。金敬姫は突発的言動の危険人物と烙印を押されて金正日のそばにもむやみに行くことができないように一生自宅軟禁と違わない監視と統制を受けなければならなかった。

金敬姫の友人で家族は唯一酒であったし、その孤独な人生の終わりで夫の張成沢まで反党反革命分子で公開処刑される悲劇をむかえた。

そのような金敬姫に比較すれば金与正は実はさらに不利な状態だ。
金敬姫はお父さん金日成が積極的に支援しておしたおかげで、それなりの権限はあった。

しかし金与正は金正恩の妹というただその一つの背景しかない。

金正恩の世襲的地位の安定と独占的誇示を浮上させるために補助的手段の一環で今は公開活動に出たが、金正恩の兄金正哲も徹底的に消した北朝鮮政権が、妹金与正に副次的な権力を分担させることはできない。

北朝鮮党組織指導部はもちろんで幹部らもなかなか認めない金与正の地位なのに、韓国言論が無知に注目して浮上させている格好だ。

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