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2015年7月17日金曜日

化学武器開発者亡命はウソ?

幹部クラスの大量脱北が起きているとの報道も怪しくなった。

7月2日,国内メディアが北朝鮮の人権団体関係者を引用して“北朝鮮の生化学武器開発に参加した研究員が住民たちを対象にした生体実験資料を持ってフィンランドに亡命した。EU議会で非公開証言をする計画”といっせいに報道した。
当時国内メディア“慈江道にある江界微生物研究所所属研究員が去る6月初めUSBに生体実験関連資料15GbをUSBに入れて,亡命した”と伝えた。

 だがこの報道に対して‘自由アジア放送(RFA)’がフィンランド移民国関係者を引用,“事実ではない可能性がある”と報道した。
‘自由アジア放送’はフィンランド移民国の公報室長と接触して確認した結果今年1月から6月まで北朝鮮国籍者がフィンランドに亡命した事例がなくて,亡命申請後承認手続きを進行中である可能性もないと伝えた。

フィンランド移民国公報室長は‘自由アジア放送’側に“フィンランドに亡命した場合直ちに国境警備隊,警察に連絡を取って,亡命申請をしなければならない”として関係当局が知らない亡命はありえないと答えたということだ。

北朝鮮研究員が‘非公開証言’をすることといっていたEU議会もまた“議会次元でそのような日程はまだ決まっていない”という答弁を‘自由アジア放送’に送ってきたという。

‘自由アジア放送’の報道のとおりならば,北朝鮮生化学武器研究員のフィンランド亡命自体が‘嘘’起きる可能性が非常に高いのだ。

‘自由アジア放送’のこのような報道は去る14日国家情報院が国会情報委で北朝鮮関連報告をしながら“最近メディアが報道した北朝鮮最高位級亡命説は事実でない”と明らかにしたことと同じ脈絡と解説することができる。

北朝鮮最高位級幹部から北朝鮮生化学武器研究員亡命説まで,しばらく国内メディアを興奮させた便りらは一部団体の意図的報道である可能性が高まっている。

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