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2016年1月30日土曜日

韓国,サード配置事実上容認…対中外交には深刻な‘自ら失敗を招く手法’


・WSJ “韓・米来週公式発表するようだ”
・中国外交部,直ちに警戒(境界)メッセージ
・朝鮮半島‘新冷戦区も’形成されることも

元記事 http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201601292214125&code=910302

韓・米間に高高度ミサイル防護体系(THAAD・サード)朝鮮半島配置議論が急進展されていると分かった。

韓・米間に高高度ミサイル防護体系(THAAD・サード)朝鮮半島配置議論が急進展されていると分かった。

米国の高高度ミサイル防護体系(THAAD・サード)を朝鮮半島に配置する問題に対して韓国政府が事実上容認方針を明らかにすることによって東北アジア安保状況が新しい局面を迎えている。
北朝鮮の4次核実験を契機に触発された安保危機が米・衆議院衝突につながって韓国は米国の立場に立って中国を圧迫する様相だ。

これによって北核問題解決は後まわしに押し出されて韓国は対中国外交で戻ってこれない川を渡るようになるのではないかという憂慮が提起されている。

ウォールストリートジャーナルは28日(現地時間)米国政府官吏の話を引用して“水面下で(韓・米の)サード配置議論はすでにみな終わった状態であり,米国は来週程度に韓・米両国がサード システムに対して交渉中だと発表する可能性が非常に高い”と報道した。

国防部関係者は近い将来サード協議結果が発表されるだろうという報道は事実ではないと線を引きながらも“駐韓米軍がサードを配置したら私たちの安保と国防に助けになること”と明らかにした。
政府が先に米国にサード配置を要請することはないが米国が駐韓米軍の保護のための名分で韓国内にサードを配置したらこれを支持するという意味だ。

このような雰囲気は去る13日朴槿恵大統領の対国民談話ですでに感知された。

朴大統領は“駐韓米軍のサード配置は北朝鮮の核・ミサイル威嚇を考慮して,安保と国益により検討していくこと”としながらこの問題を公論化した。

米国国防部のビル アーバン スポークスマンはこの日京郷新聞の問い合わせに“サード配置に対していかなる公式協議もなかったし,いかなる決定も下されなかった”と明らかにした。

だがすでに韓・米間には相当な議論がなされたと見られる。
ワシントンの一消息筋は“ワシントンよりはソウルで韓・米軍事ラインの間に議論がなされていることで分かる”と話した。

特に米国内では朴大統領が去る13日記者会見でサード配置を検討するといった発言で韓国がいよいよ米国のサード配置要求を受け入れたことで理解している。

中国はサード配置問題を‘韓・中関係のマジノ線’で認識している。
中国外交部はこの日サード配置問題と関連,“韓国政府の慎重な処理を希望する”として直ちに警戒(境界)の意を現わした。

中国は去る27日にも官営媒体を通して“サードが韓国に配置されたらこれによって発生する代価を受け入れなければならないこと”としながら直接的な警告音を送った。

中国は米国のサード配置に対して北朝鮮の核ミサイルを名分で中国を牽制しようとする米国のアジア戦略の一環で見ている。

したがって韓国の立場でサード配置は中国を敵に回す結果を産んで朝鮮半島に新しい冷戦構図を形成させて,北核解決を難しくするのはもちろん中国が韓国主導の統一政策を無視するようにさせる。
その間朴槿恵政府が見せた動向とも矛盾的だ。

特にサードの効用性がまだ検証されることもしない状態なので国防部も“軍事的効用性など技術的事項に対して実務次元で内容を把握中”と話すほどだ。

国防部関係者は実務次元で把握中というものが米国との交渉を意味するかとの質問に“インターネットで資料を収集して分析している”というあきれる答弁を出すこともした。

外交官出身の消息筋は“サード配置は朴槿恵政府の対中国外交死亡宣告で東北アジア安保を不安にさせて被害を自ら招来する自ら失敗を招く手法”として“北朝鮮の核実験に対する政府の対処は完全にアマチュア的形態”と批判した。

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