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2016年3月19日土曜日

国連より強く…”米対北制裁大統領行政命令発動

米国の対北朝鮮制裁、さすがに北朝鮮の弱点を研究している節がみえる。

https://www.newdaily.co.kr/news/article.html?no=304996

行政命令はここをクリック


米ホワイトハウスは去る16日(現地時間)バラク オバマ大統領が署名した、対北朝鮮制裁行政命令を公開した。

2日(現地時間)国連安全保障理事会で全員一致で通過した‘対北朝鮮制裁決議案第2270号’という20年以来最も強力な制裁案とは一つ安保理常任理事国の中共産党とロシア、アフリカなどの第3世界国家のために“隙間が多い”という評価を受けている。

このような世論が広がって、米政府が大統領行政命令(Executive Order)でその‘隙間’を防ぐ作業に乗り出した。

米ホワイトハウスは16日(現地時間)ホームページにバラク オバマ大統領が去る15日署名した対北朝鮮制裁関連行政命令内容を公開した。

この行政命令は‘北朝鮮当局および労働党の海外資産凍結および対北朝鮮取り引き中断’という長い副題を持っている。

バラク オバマ大統領が署名した今回の行政命令は2008年6月の13466号、2010年8月の13551号、2011年4月の13570号、2015年1月の13687号に続く五番目対北朝鮮制裁行政命令だ。

米ホワイトハウスが公開した行政命令は皆13セクションでされている。

これを調べれば、国連安保理対北朝鮮制裁決議案2270号を補強して、2月通過した対北朝鮮制裁法案を実行する側面が強くみえる。

今回の行政命令には北朝鮮との鉱物取り引き、人権侵害およびサイバー攻撃、北朝鮮住民人権弾圧などに対する包括的禁止条項が含まれている。

また北朝鮮と取り引きした第三国の企業、金融機関、団体、個人に対しても制裁できる‘セカンダリーボイコット’条項も含めた。

今回の行政命令の核心は北朝鮮金正恩集団と労働党の海外資産凍結および金融取り引きを完全遮断するという意志だ。

対北朝鮮制裁決議案2270号でも抜けた、北朝鮮勤労者の海外派遣も制裁対象に含まれた。

すなわちこれから海外に派遣された北朝鮮勤労者を使う企業または個人は米政府から制裁を受けるようになるという意だ。

したがってロシア、中国、中東など世界40ケ余り国で‘外貨稼ぎ’名目で苦しめられている、最大10万人に達する北朝鮮勤労者らは遠からず故郷へ帰るようになるものと見られる。

また米政府が北朝鮮金正恩集団と労働党の海外資産を米政府が凍結することができるようにしたし、国務省と財務部間協議を通して、北朝鮮の不法活動を助ける誰でも制裁することができるようにした。

運送、鉱業、エネルギー、金融分野で北朝鮮のために仕事をする個人の資産にも制裁を加えられるようにした。
すなわち、これは今後米政府が行政命令をどのように執行するかに掛かっていたが、米国で活動する‘親北勢力’また制裁対象になる可能性があることを意味することなので目を引く。

これと共に北朝鮮とIT関連ソフトウェアに関する取り引きをすることができないように制裁対象に含めたし、北朝鮮当局のサイバー攻撃または国内検閲と関連しても包括的制裁を加えられるようにした。

国連安保理対北朝鮮制裁2270号では抜けた北朝鮮金氏一家も制裁対象に含まれた。

金正恩の妹金与正が副部長である労働党宣伝煽動部関係者が制裁対象名簿に上がったし、シリアで活動中である国家安全保衛部所属チョ・ヨンチョル、エジプトにあるリ・ウォンホ等も制裁対象になった。

北朝鮮海運会社らと一心国際銀行、高麗技術貿易センターなど団体15ケ所、船舶20隻も追加制裁対象名簿に上がった。

今回の行政命令に‘セカンダリーボイコット’と‘包括的制裁’を規定する項目が含まれることによって、今後北朝鮮金正恩集団の外貨稼ぎ事業や対外協力はより一層難しくなるという展望が支配的だ。

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