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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。コメントは実名以外受け付けません。

2017年10月8日日曜日

ロシア派遣労働者の実態(抜粋)統一研究院論文

http://lib.kinu.or.kr//wonmun/008/0001485198.pdf

ロシアに派遣されている北朝鮮労働者に関する本格的な研究論文、要旨の一部を翻訳してみた。熟練工はかなり稼いでいるようだ。


北朝鮮労働者のロシア派遣は基本的に2007年8月31日に締結された <北・ロ一時的勤労活動に関する協定>により行われている。
最近ロシアは外国人労働者に対する管理が順次厳格になっており北朝鮮労働者も対象となっている。

 2014年12月から外国労働者らには‘労働許可証’を付与する審査手続きが大幅に強化され2016年6月1日からは外国人労働者管轄が連邦移民庁から内務部警察管轄に移っている。
2015年度基準ロシア企業らに割り当てた北朝鮮労働者雇用可能クォーター数は4万 7千279人だ。ロシア連邦移民庁資料では北朝鮮国籍滞留者は3万 4千20人でこの中18才以上労働可能な北朝鮮人は3万 3千682人である。

 労働許可を取得して,実際にロシアに滞留中である北朝鮮労働者は2万 7千~3万人程度と推定される。
北朝鮮労働者の年令は40代が最も多くて,30~50歳代が大多数である。

 労働実態はロシア当局も把握できていない。
北朝鮮労働者は北朝鮮当局がロシアに設立した北朝鮮会社に所属して原則的に郊外アパートまたは工場建物で団体生活をするが作業場で宿泊を解決する場合も多い。
劣悪な作業環境により自殺および産業災害など被害事例が増加している。
 思想的な管理も強化されている。

サハリンは北朝鮮労働者が集団的に進出した史上初めて舞台である。

1946年から49年まで2万 6千余人が派遣された北朝鮮労働者(家族含む)らの歴史は今日のサハリン,北朝鮮労働者実態を理解する上で多くの示唆を与えている。

 派遣初期には漁業分野に限定された北朝鮮労働者は1950年代初めから林山業や建設など多様な分野で仕事をするようになりながら,集団生活を始める。

 同時に経験が豊富な北朝鮮労働者らに対する需要行って増えながら,職場と家族の状態(都合)に合わせて,大都市に個別的に
長期滞留できるようになる。北朝鮮労働者らが韓国人よりむしろ有利な条件を受けるようになった。
 北朝鮮労働者多数が現地に定着するようになる。

 サハリン派遣のまた一つの長所は韓国人や朝鮮族が多くて、食糧など日常生活
面で便利な点が多い。

サハリン内北朝鮮労働者の数は2014年統計によれば2千700人、,2016年現在2千700~3千人程度で把握されている。
現在サハリンに入ってきている北朝鮮の会社は3~8内外だ。
北朝鮮労働者らの収入は技術水準により差がある。
453ドルから最大約3千ドルまである。

 ロシア語習得有無,請負の有無も関係してくる
ただ,土曜日午後5時頃に北朝鮮事業所で行われるする総和(反省会)に必ず参加する。


 北朝鮮労働者らは休息のためにサウナを探したりもする。
誕生日の場合同僚とと共にパーティーを繰り広げたりもする。
一方家族同伴が禁止されたまま3年以上外国生活をする北朝鮮労働者らの場合孤独さを訴えながら,時々
朝鮮族商人らに朝鮮族女性を紹介させてくれと言う場合もある。

北朝鮮からくる労働者らの年令が最近3~4年間ずっと低くなっている。
最近若い労働者らは休日だとか仕事がない時,3~4人ずつ中
国人市場などでショッピングを楽しむ。

北朝鮮は国際制裁によって銀行利用が
難しいから現金を直接送金する場合が多い。サハリン地区での勤労経験は、将来の南北統一で役に立つ可能性もある。

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