勉強がてら、米中関係についてしばらく書いておくことにする。
6月に米国で行われた米中首脳会談の場所はカリフォルニア州の「サニーランズ」と呼ばれる避暑地だった。
米国では首脳会談はキャンプデービッドで行われる事が多いが、今回は堅苦しさを薄めるため、この場所が選ばれた。
サニーランズは、有名なリゾート地、パームスプリングスに近い。米国の有名建築物であると同時に文化遺産の公共スペースだ。2002年に死去した米国の富豪でTVガイド誌創刊者としても知られるW・アネンバーグ氏が所有していた。
アネンバーグ氏は名門フィラデルフィア・エンクワイアラー紙などを経営していた父の後を継ぎ、TVガイドなど17の雑誌を創刊、出版帝国を築き上げた。フォーブス誌によると、資産は40億ドル(約4850億円)で全米39番目の富豪だった。ニクソン政権の駐英大使も務めた。
アネンバーグ氏は慈善家、美術品収集家としても有名で、90年代前半までの大学などへの寄付金は20億ドル、美術館への美術品の寄付は10億ドルに上った。
1974年から1993年、レーガン大統領は大統領時代の8年間を含め、サニーランズでのパーティに18回出席した。
父ブッシュ大統領も1990年にサニーランズで公式な晩餐会を開き、海部俊樹元総理を招待した。クリントン大統領夫妻は1995年にサニーランズでバレンタインデーを過ごしたという。
米ホワイトハウスのトム・ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、サニーランズを選んだ理由について、「習主席はラテンアメリカを訪問し、オバマ大統領も西海岸に行く用があった。それなので、カルフォルニアで気軽な雰囲気でセットしようとのアイデアを思いついた」「この場所はまさしく、こういう種類の会合のためにデザインされている」と話した。
習近平氏も会談前に「サニーランドで会えたことはとてもうれしい。ここは、太陽があふれた、とてもすばらしい場所だ」と答えている。