韓国のメディアが5月22日深夜に一斉に伝えたニュースがある。
最大野党「自由韓国党」の国会議員姜孝祥氏が、最近行われた米韓首脳の電話会談の内容を記者会見をして暴露した。
トランプ米大統領が日本を訪問する際「ぜひ韓国にも寄ってほしい」と文在寅大統領が頼んだという内容だった。屈辱的な内容と批判したのだ。
青瓦台は「根拠のない話」だと否定したが、この内容は事実だった。在米韓国大使館の幹部職員が電話で、この議員に会談内容を伝えていた。近く処分されるという。
姜孝祥議員は、保守系の新聞、朝鮮日報の編集幹部を務めた大物議員。幹部職員と大邱の高校の先輩で、大学もソウル大学で一緒だった。
最近韓国の外交部はミスが多いが、米韓首脳会談の内容は機密扱いなので、面子丸つぶれだろう。
この報道によればこの事実が把握されたのは、この連絡に使われた携帯電話で使われたSNSカカオトークだという。
韓国党のナ・ギョンウォン院内代表は23日国会で開かれた「大統領府特別監察班真相調査団」の会議で「暴露された内容はこの政権の屈辱外交と国民扇動の実体を悟らせた公益情報提供という性格」としながら「通話の内容は国民欺瞞であり、(情報をもらした)公務員にだけ責任をかぶせていいのか」と反論した。
当事者の姜孝祥議員も「大統領府は、野党の口にクツワをはめようとする行為だ」と批判の輪に入った。
国民の知る権利を行使したという主張だ。
ただし、自由韓国党以外の与野4党はいっせいに、自由韓国党の情報漏らしを批判した。今回流出した通話の内容は、3級機密に該当し、懲役5年以下か、100万円以下の罰金に相当する。
与党民主党のスポークスマンは論評を通して「韓米同盟を傷つけて今後首脳外交にも否定的影響をおよぼす憂慮がとても大きい」と苦言を呈した。
正しい未来党スポークスマンも「現職外交官が外交機密を漏洩したことは重大な規律違反」と指摘した。
外交部は首脳間電話通話内容を流出した外交官K氏を調べており結果が出てくれば処分される見通しだ。
外交部はこの職員以外にも調査の対象を広げるという。実は米韓首脳会談の内容は、暗号化されており、在米韓国大使しか見られないようになっていたからだ。保安システムに欠陥があった可能性がある。