2010年5月17日月曜日

天安艦沈没 問題中間まとめ


哨戒艦の沈没事故が、この先の朝鮮半島情勢を左右しそうな雲行きだ。
慎重に各紙を読み比べているが、昨日、朝日新聞が一面に掲載した報道を分析してみる。


【ソウル=牧野愛博】3月末に起きた韓国哨戒艦の沈没をめぐり、国際軍民合同調査団は「魚雷による沈没」との結論を出し、20日に最終報告書を発表する。韓国政府当局者らが明らかにした。北朝鮮が関与したかどうかは明記されない見通しだ。李明博(イ・ミョンバク)大統領は報告書を受け、数日後に談話を発表する。韓国政府は北朝鮮による攻撃との見方を強めているが、談話で「北の関与」を明言するかどうかは慎重に判断する。


ポイントは三つあり、最初は魚雷攻撃、二つは国際調査団は、北の関与を明言しない。最後は、その後出される李大統領の談話では慎重に判断する、とある。


以下は韓国紙が今日報じた内容。






韓国紙、魚雷攻撃は北朝鮮と結論 沈没艦調査、20日発表へ

 【ソウル共同】17日付の韓国紙、朝鮮日報は、韓国軍と民間専門家の合同調査団が韓国海軍哨戒艦の沈没原因について、魚雷攻撃を受けたためであり、攻撃国は「北(北朝鮮)以外にあり得ない」との結論を出したと報じた。韓国政府筋の話という。
同日付の中央日報も韓国政府高官の話として、20日をめどに予定される合同調査団の調査結果発表に、攻撃国が北朝鮮だとの文言が含まれる可能性が大きいと伝えた。聯合ニュースは17日、調査結果の発表後、韓国政府が国連安全保障理事会に書簡を送る方針だと報じた。
朝鮮日報によると、これまでの調査で、魚雷が北朝鮮製である確実な物証は見つかっていないが、船体の切断部周辺などから検出された火薬やアルミニウムの破片を分析した結果、北朝鮮を含む旧共産圏諸国で使われているものと成分が同じである可能性が大きい。
さらに当時の北朝鮮の潜水艦の動きなど状況証拠を含めて総合的に判断して結論を出した。合同調査団に参加している米海軍の専門家らも、現時点の調査内容だけで、北朝鮮の攻撃であることが「確認された」とみているという。



魚雷攻撃は確か。北朝鮮の関与も確実で、北朝鮮を名指しする可能性が高いということだ。
同じ時期にクリントン国務長官が訪韓する予定になっており、事態は北朝鮮犯人説で固まりつつあるのかもしれない。


朝日新聞の「魚雷攻撃」は一見すると独自ダネのようだが、すでに韓国紙は再三書いている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100506/kor1005060904001-n1.htm
北朝鮮の魚雷攻撃と米韓が判断 哨戒艦沈没で韓国紙報道





すると、一面で冒頭の記事を報道した朝日新聞の価値判断は、「北朝鮮の関与に関する記述が見送られる」という部分だったはずだが、自信がなかったらしく、「見通しだ」と逃げ、見出しも「魚雷攻撃」になっていた。

朝日新聞は17日朝刊で、事実上報道を修正している。


調査団だけではなく、日本ではこの海域について北朝鮮が再三挑発していたことをあげ、状況証拠として北朝鮮の犯行とする見方が強い。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20100516-630452.html


一方で、米軍により攻撃されたのではないかとの見方もくすぶっている。
http://tanakanews.com/100507korea.htm


韓国紙もこの見方があることを報道している。



天安艦,韓・米合同訓練中誤爆事故(思考)'疑惑'

入力:2010.03.29 16:09 朝鮮日報

軍当局が哨戒艦天安艦沈没事件に対する事故原因を明確に明らかにすることができなくて気がかりなことを増幅させているなかで事故(思考)当時西海上では米イージス艦と共に'2010韓米合同鷲訓練'を実施中だったことで(が)明らかになった。

これに伴い新しくあらわれた事実で海軍哨戒艦の天安(チョンアン)艦沈没原因に対して韓米合同訓練中に発生した'誤爆'事故疑惑が提起されている。

特に海軍当局は今回の天安艦沈没事件が韓米合同鷲訓練期間に発生したという事実を初めから公開的に明らかにしなかった。

これで韓米間艦砲射撃作戦訓練過程で発生した各種自らの事故の可能性も排除できない状況でややこのような事実が明らかになる場合韓米間軍事的葛藤を憂慮して,何か隠そうとするという世間の疑惑が事実の有無とあらわれる場合今後大きい波紋(波長)が予想される。

韓米海軍は天安沈没事故期間の間の去る23日から27日まで事故地点のペクリョン島近隣西海上で米国イージス艦Lassen(9155トン),Curtis Wilbur(8950トン) 2隻と韓国イージス艦世宗大王,最新鋭戦闘艦の崔瑩,ユン・ヨンハなど2艦隊配属艦艇が集まって,合同訓練中であったことで(が)明らかになった。

29日京畿日報が入手した海軍2艦隊作成の'西海上韓.米海軍連合訓練'資料によれば米軍イージス艦は今回の韓米合同訓練のために去る19日京畿平沢海軍2艦隊基地に入港,
韓米軍将兵らと交流活動を持った後,去る23日西海上訓練に突入したことが明らかになった。

今回の韓米合同訓練では米イージス艦乗務補助員海兵隊員624人を初め私たちの海軍2艦隊所属兵力などが参加して,対艦,大公使格,海洋遮断作戦など多様な海上訓練を実施した後米海兵隊は当初去る28日検討会を終えて出港する計画だった。

この計画のとおりならば,天安艦沈没事故が発生した去る26日午後9時45分強力な爆発音と共にあっという間に船体が二真っ二つになった後,沈没したと明らかにした天安の崔ウォンイル艦長の証言に続き事故(思考)当時約20余分間強力な艦砲射撃声を聞いたというペクリョン島住民たちの証言を総合してみる時,韓米間合同訓練作戦上発生した誤爆ではないかという強い疑惑が出てきている。

このような事実に後押しする軍の釈明も不透明で,疑惑の火種はより一層増幅されている。

これは合同参謀は去る27日ブリーフィングを通して"哨戒艦束草レーダー上に物体が捉えられて,76mm艦砲で警告射撃をしたがレーダー上に捉えられた形状で鳥の群れと推定される"として"正確な内容は確認中"と説明するなど釈明発表が一進一退しているためだ。

合同参謀関係者はまた”艦砲関連,位置,発射見解など一切を知らせないようにした"としながら調査結果が最終決定された時,発表すること"と明らかにしたことがあって政界もまた"各種疑惑が後が絶たないと事故原因に強い疑惑を提起しているけれど軍は明確な釈明を出すことができないためだ。

韓米連合司令部側は"天安は警戒任務をしていた。直接訓練に参加したのではない"と釈明した。

また米海軍側艦艇が作戦半径近所にあったかという質問には"ペクリョン島近所でしなくて韓半島全域でした"とだけ答えた。

連合司令部側は米海軍のイージズ2隻が参加した事実は確認しながらも"鷲訓練の一部で4月30日まで予定されたこと"と明らかにした。

連合司令部側は今回の天安沈没事故との関連性を尋ねた質問には"上官ある,ないことを話せる状況ではない"と話した。

浅瀬座礁説もある

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41375151.html

ただし、この見方は韓国国内では否定されている。

私の感では、合同調査団の発表は、韓国紙の報道のように「北朝鮮しかない」と控えめに判断し、大統領は、安保体制の強化を約束するのではないか。国連に持ち込むのは難しいと思われる。

問題は、素早く結論が出せなかったおとに尽きる。

そうしないと韓国の世論は収まらないし、六月の統一地方選挙で与党が攻撃される。
有権者の四割がこの問題が争点だと感じている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051402000055.html

たとえ、どんな発表が出ても中国は、「断定ではない」として関与を避ける。そうすれば韓国もじょじょに世論は下火になるーこんな展開ではないか。



もし小規模の紛争になればどうなるか。
可能性としては海の戦争。これは過去に例があり、圧倒的に韓国有利。
ただ北朝鮮は、DMZに多数のミサイルを配置しており、ソウルはミサイル攻撃を受ける可能性も出てくる。


北は、数時間、連合軍司令部の防御に対して1時間当たり500,000発を維持できる。
http://chorea.hp.infoseek.co.jp/usa/oplan5027/index.htm


いずれにせよ、韓国政府内では激しい葛藤が起きたことだろう。

北朝鮮問題は単なる国防問題ではなく、深刻な政治問題に発展する韓国の実情を反映したといえる。


2010年5月15日土曜日

北 金・イルチョル解任 おしゃべりのせい??

北朝鮮からの報道が、いろいろな観測を呼んでいる。聯合ニュースの分析記事を訳した。

北 金・イルチョル解任..'重大誤り'可能性?>

解任された金・イルチョル国防委員
(ソウル=聯合ニュース)北朝鮮は国防委員会委員兼人民武力部第1部部長金・イルチョルに対して'すべての職務'で解任すると発表した。

'高齢のため'説得力ない .高位級北脱出者ら"個人誤りのようだ"

(ソウル=聯合ニュース)金ソンジン記者=北朝鮮最高権力機構の国防委員会の副委員長までして昨年の初めまで満11年間人民武力部長を過ごした'軍部実力者'金・イルチョルが突然'すべての職務'で解任されて,その背景に関心が集まっている。

北朝鮮朝鮮中央通信は金・イルチョルの解任理由を'年令上関係(80才)'と明らかにしたが,色々な情況に照らしても、説得力が落ちるということが大多数専門家たちの見解だ。


金氏は1982年6月に海軍司令官に任命され、10年後に大将に昇進した。1997年4月には次帥に昇格し、人民武力部長第1副部長に起用された。翌1998年9月には「金正日体制第1期」発足とともに、国防委員会副委員長兼人民武力部長に任命され、昨年2月まで11年間にわたり人民武力部長を務めた。

1982年の第7期から昨年第12期まで、計6回にわたり最高人民会議の代議員(国会議員に相当)に選出された金氏は、2000年9月に南北国防相会談のため韓国を訪れ、対外的に知られるようになった。

しかし、2003年9月の第11期最高人民会議(国会に相当)第1回会議で、国防委員会副委員長から国防委員に任命され、昨年2月には人民武力部長から人民武力部長第1副部長に降格された。



高齢というなら、例えば北朝鮮軍序列1位のチョ・ミョンロク軍総政治局長は・イルチョルより2才年上の82才なのに加え、持病で何年か前からほとんど活動をできないのに現職をそのまま維持している。

また他の国防委要人らを見ても全炳浩(チョン・ビョンホ)は84才と,リ・ヨンム国防委副院長は87才だ。

党側でも最近金正日国防委員長の中国訪問を随行した金己南中央委秘書が83才と,金重利は中央委秘書(勤労.社会団体担当)は先月末86才を一期で死亡するまで秘書職にあった。

金・イルチョルの解任が何か分からないが、'重大な誤り'ためであることもあるという分析が出てくる理由だ。

金日成総合大学教授出身の趙明哲対外経済政策研究員国際開発協力センター所長は"本来金・イルチョルは達弁なので、話が多かったし、時々失言もした"としながら"昨年2月人民武力部長から、人民武力部第1部部長に押し出された後,不平不満が多かったようだし,こういう言葉が続きながら,解任された可能性がある"と話した。

北朝鮮軍大佐(韓国の中佐と大佐の間階級)出身の崔ジュファル国家安保戦略研究所研究委員も"正確な背景は分からないが、金・イルチョルが重大誤りによって解任された可能性があるようだ"と指摘した。
趙明哲所長はしかし海軍司令官出身の金・イルチョルが哨戒艦「天安」事件にかかわった可能性に対して"北朝鮮が哨戒艦「天安」を攻撃したとしても成功した作戦に責任を問うということは前後が合わなくて,さらには今は北朝鮮が哨戒艦「天安」事件介入説自体を否認している状況"としながら一蹴した。

北朝鮮大学院大学のハム・テギョン教授も"海軍出身ではあるが,作戦系統にあった人物ではないから哨戒艦「天安」事件と連結するのは無理"としながら"軍部で外貨稼ぎのような事業をよくするから個人不正がばれて,軍部内派閥争いで押されたかも知れない"と話した。

一方政府当局者は"金・イルチョルの解任と関連して,まだ具体的に把握された事実がない"話した。

2010年5月14日金曜日

金総書記訪中は前倒しされていた??

金総書記訪中に関する続報。開かれた北韓放送
実は訪中は5月末に予定されていたが、北朝鮮側の姿勢をみて、中国が早めたという説である。
これが事実とすると、北朝鮮はむしろ中国を脅していたということになる。
今回の訪中が満足できないものだったとすれば、今後も中国に向けた示威行為は続くに違いない。
http://www.nkradio.org/



”中国が金正日訪中先送りしたこと”という大統領発言事実と違う
-本来金正日訪中計画は5月末予定

-金正日訪中5月初めに引かれたことは金ソンナム国際副部長の脅迫性発言のため

-中国東北3省経済的発展のために南,北朝鮮二また外交

-中国,私たちが北朝鮮はっきりと助けているので韓国 おまえら戦うな

李明博大統領が7日発言した”中国が私たち(李明博大統領)と会う前に先に北朝鮮と会うのが問題があるという考えで北朝鮮指導部の訪問を何日さらに先送りしたと理解している。"という話は50%だけ合うと5月10日北朝鮮高位級消息筋が言及した。

消息筋は初めから4月初め予定された金正日の訪中が延期になった以後訪中日程は5月末(5月24日~6月1日)で捕えられていたと伝えた。

しかし哨戒艦「天安」事件が北京オリンピックより経済的にはより大きい比重に進行している上海万博に支障を与えるか憂慮した中国指導部が金正日訪中を5月上旬で電撃操り上げて,金正日に要請したものと消息筋は話した。

(注1)それで厳密に‘金正日訪中は延ばされたことでなく前倒しになったこと’といってこそ正確だということだ。

ただ5月末決まっていた金正日訪中日を操り上げたがその時期を李明博大統領が上海で胡錦涛に会った4月30日より遅らせたことは事実という。

消息筋は”金正日訪中を5月末から5月初めに操り上げるようになった契機は4月22日金ソンナム労働党国際副部長の訪中だった”話した。

当時金ソンナム副部長が中国指導部に会って,”私たち(北朝鮮)は朝鮮半島平和と安定を維持するのに最善を尽くす。

代りに経済支援を十分にしてくれ”という要求をしたという。

ところで中国指導部は金ソンナム副部長の要請を”経済支援を十分にしてくれなければ朝鮮半島緊張を高めさせる”という一種の脅迫で理解したということだ。

だから朝鮮半島状況悪化を防ぐために金正日の訪中を上海エキスポが始める時期で合わせて,電撃要請したということだ。

それではなぜ中国指導部は韓国に真実を伝達するがではないかという記者の質問に消息筋は“歴史的に中国は韓半島で自分らの利益を先に考える政策を実施した。

中国立場ではどのようにしてでも韓国を口説き落としても朝鮮半島の状況を安定させなければならない状態(都合)だ”と話した。

合わせて消息筋は中国立場に対して付言することを”中国は韓国と北朝鮮の対決で長期的に韓国による統一を防ぐべきで,短期的には韓半島の平和が重要だ。

特に現時点で中国は東北3省の経済的成長が至急だから北朝鮮の手をあげてくれて朝鮮半島の安定を企てる時期だ。

だから中国は韓国に対してまだ'私たちが北朝鮮を助けているので北朝鮮と戦うな'という強力なメッセージを送りながらも,韓国立場も理解するといった二また外交をしているのだ”と付け加えた。

*注1) ‘中国が哨戒艦「天安」事件契機金正日訪中電撃要請’
http://www.nkradio.org/news/3272




2010年5月12日水曜日

中朝首脳会談にみる中国の戦略 デイリーNK

韓国語で出された金総書記訪中関連記事の中で、私が最も優れていると思った記事はこれ。中国の視点から見ている。
この巧みな二重戦略をゆさぶって、北朝鮮に圧力をかけられるかだろう。


中国の'朝鮮半島戦略を見抜いてこそ、哨戒艦「天安」事件の解決法見られる

韓中首脳会談に続き五日ぶりに開かれた北中首脳会談で中国は徹底した'国益'中心の対外動向を如実に見せた。
韓国とは経済協力中心の戦略的パートナー関係を強調したし,修交61周年をむかえた北朝鮮とは伝統的'血盟'関係を誇示した。
韓国の最大貿易国の中国はFTA協定締結など相互経済協力を強化しようというのに焦点を合わせた。
反面北朝鮮に対しては経済的支援を通して,北朝鮮の安定的管理に集中する動向を見せたのが大まかな評価だ。

すなわち韓国とは経済的実利を得て北朝鮮とは対北朝鮮影響力を拡大して,朝鮮半島を管理するという中国式'ツートラック'戦略を見せたわけだ。

外交家でも哨戒艦「天安」と関連した中国の態度で'南-経済実利  北-安定管理'という対外戦略が確認されたという評価が高い。

中国は哨戒艦「天安」事件と関連して,韓国の科学的であり,客観的調査を支持すると明らかにしながらも,金正日訪中期間に'北朝鮮仕業'という韓国言論の報道に対して推測報道と一蹴して,北朝鮮を肩を持つニュアンスを漂った。

事件の原因糾明が朝鮮半島情勢に及ぼす影響を考慮した時,中国も北朝鮮を刺激して,不安定を加速化させる理由がないと計算したと見られる。

対北朝鮮影響力維持と朝鮮安定管理次元で北朝鮮を肩を持つ誘引が充分だという指摘だ。

これと別途に中国は金正日訪中と関連して,韓国を配慮する姿を見せながら,韓中関係悪化を事前に収拾しようとする姿も見られた。
哨戒艦「天安」事件原因糾明渦中に金正日が中国を訪問して,歓待を受けながら,首脳会談を持って,政府は外交的に不快感を表わしたことがある。

これに中国は'内政干渉'としながら不快な反応を見せて金正日が日程を終えて北朝鮮に帰る時点の7日韓国の駐中大使を呼んで,金正日の訪中結果を異例の公式ブリーフィングした。

中国は当時ブリーフィング理由に対して"韓中関係を重視するため"としながら韓中関係悪化を憂慮していることを示唆した。

北朝鮮の肩を持ちつつも,一方には韓国を配慮しながら,韓国,北朝鮮両国との'外交的実利'をしっかり手にするという意図が読める。

特に"今まで韓国政府と緊密に協力してきたし,今後も緊密に協力していくこと"という大きい課題は哨戒艦「天安」に関連する韓国の立場を十分に考慮するという解釈も可能だ。

韓国内'中国が北朝鮮に傾斜している'という批判を解消させるための布石でも読まれる。

このように韓-中,北朝鮮-中国首脳会談を通して,中国の'朝鮮半島戦略'が如実にあらわれただけに大衆外交政策を新しく構想しなければならないという主張も提起されている。

韓国の大衆影響力を高めて出せなければ莫大な'対北朝鮮影響力'を持った中国の態度変化を導くことができないという指摘だ。

したがって中国専門家たちの間では中国の対朝鮮半島政策に対する正確な利害を土台に新大衆戦略を立てなければと注文する。

特に哨戒艦事件が北朝鮮との関連性が高まっているからより積極的な大衆政策を繰り広げなければならないという指摘だ。

専門家たちは韓米同盟強化を通した対中国圧迫が効果的だとした声を出す。

哨戒艦「天安」事件と関連,韓米は緊密な協議をしており今後対応にもすでに一定の合意を成したと知らされた。

こうした中韓米が北朝鮮を圧迫するカードを通して,中国の反応を引き出せるという指摘だ。

専門家たちは韓米の軍事的協力強化を通した対北朝鮮圧迫がすぐ中国の変化を引き出す効果的な手段だと説明する。

匿名を要求したある中国専門家は"今回の訪中を通して,哨戒艦「天安」関連中国政府の協力を勝ち取るのがもっと難しくなった部
分がある"としながら"韓国が大衆影響力を高めて出す方法は現在として米国との同盟を通したことしかない"と指摘した。

今回の訪中が北朝鮮-中国血盟を誇示したという評価が大体的だが,中国指導者らの北朝鮮に対する一連の発言は、肯定的な信号と評価される。

今回の金正日訪中で胡錦涛主席はその間の禁止を破って'北朝鮮内政と外交上の問題などに対して事前コミュニケーションをしよう'と提案したし,温家宝総理は'中国の改革開放建設の経験を紹介したい'として忠告に近い話しかけた。
'改革開放'という言い出すことさえ嫌いな金正日にこのような忠告をしたことは示唆するところが大きい。

解釈により二人の指導者の話は'北朝鮮が体制危機に直面しただけに内部状況を正確に分からなければならなくて,こういう北朝鮮の体制危機は改革開放を通して,克服することができる'増えたと分析されるためだ。

中国はその間露呈してきた北朝鮮の形態を見た時,北朝鮮-中国友好的な関係だけではで北朝鮮を管理できないと認識し始めたことで解釈しても無理ではないとの解釈も出てくる。

哨戒艦「天安」事件調査結果が20日頃発表される予定の中で政府の大衆'説得外交'が最大課題に浮上している。

良くいえば'ツートラック',悪くいえば'二また'で表現できる中国の朝鮮半島戦略を正確に貫く冷徹な見解がいつの時より必要な時点という指摘だ

2010年5月11日火曜日

金総書記訪中の決算 RFA

RFAの解説記事。
今回の訪中は、実にさまざまに分析されている。
RFAはお互い成果があった、中朝関係の伝統的関係を確認した。後継者について暗黙の了解ができたーとしている。

ほぼ同意できるが、中朝関係については、もっと戦略的な関係にし、血盟関係からの脱却が感じられる。特に胡錦濤の発言は、血盟関係を伺わせる部分がない。


金正日国防委員長訪中決算Q/A
ワシントン-ホ・ヒョンソクhuhh@rfa.org
2010-05-10
金正日国防委員長は中国訪問を通して,それなりの成果を上げました。
金委員長は特殊関係を再確認することによって経済支援に関する約束と後継構図に関する暗黙的承認を受けたと見られます。
反面中国はこういう特殊関係を土台に北朝鮮をずっと影響圏に置ききながら,国際的力量を誇示する土台を再度用意しました。
これに関する詳しい内容をホ・ヒョンソク記者と一緒に調べてみます。

アンカー:まず金委員長の最も大きい訪中成果は何ですか?

記者:最も大きい成果は金委員長が国際問題をはじめとする色々な懸案で中国の支持を受け取ったところにあります。
胡錦濤中国国家主席は5日開かれた首脳会談で‘戦略的疎通の強化’をはじめとして,5ケ協力方案を出しました。
金委員長はこれに全面的に同意する返事をしました。
5ケ案は中国が後継問題を含んだ内政と哨戒艦「天安」沈没,6者会談再開のような国際問題と関連して,北朝鮮の立場を支持するという意味に解釈されます。

この提案には両国が国際と地域問題はもちろん内政でも協力を強化するという方案が入っているためです。
アンカー:それでは金委員長が同意したという5種類協力方案の内容を具体的に紹介して下さいますか?

記者:5ケ協力方案は1)高位層交流の持続,2)戦略的疎通の強化,3)経済/貿易の協力深化,4)人文交流の拡大,5)国際および地域問題と関連した協力強化および地域の平和と安定守護などです。

この中‘戦略的疎通の強化’は両国がいつもまたは定期的に両国内政および外交の重大問題と国際および地域情勢,国政運営の経験など共通関心事に関して深く意思を疎通していく方案をいうと胡主席は明らかにしました。

この5ケ方案には北朝鮮と中国が各々望む対北朝鮮経済支援と対北朝鮮影響力増大が入っています。

中国は‘内政に関する意思疎通’を引き出して,自国の見地では北朝鮮を属国化するほど影響力を増大しました。

アンカー:こうした中国際関心事の6者会談と関連して出た金委員長の発言は何ですか?
記者:金委員長は胡主席とある首脳会談で“当事国と共に努力して,6者会談再開のための有利な条件を作ることを希望する”と話しました。

この発言はその間の立場で進展した内容がありません。

韓国政府の消息筋は“北朝鮮が会談再開の前提条件を提示した立場で進むことができなかった”として“会談再開に行きにくい”と診断しました。

金委員長の発言は6者会談参加国が会談の再開を中国にかけるほかはない状況でおこなったと解釈されます。

アンカー:そうだとはしても金委員長は朝-中首脳会談で6者会談をひとまず言及することによって事実上復帰カードを抜いて聞いたと見られます。

その理由はどこにあるんですか?

記者:これは色々な目的を持ったと見られます。

北韓銀6者会談議長国で影響力を行使したがる中国の体面を立てて投資誘致と食糧提供と同じ経済支援を引き出そうとします。

北朝鮮は国連の対朝鮮制裁と貨幣改革の失敗,市場閉鎖などで深刻な経済難を体験しています。

こういう類には制裁を解除しようとする名分を積めるという理由もあります。

また哨戒艦「天安」事態で漸増する国際社会の対北朝鮮圧迫を事前に遮断してみようとする理由もあると見られます。

会談再開は北朝鮮に不利に展開する状況を反転させられる主要手段と見なされます。

アンカー:胡主席の発言には金委員長の三番目の息子キム・ジョンウン氏につながる後継体制を認めるような大きい課題があるのにそれが何の内容であり,どのように解釈されるかを説明して下さいますか?

記者:胡主席は“両国の先代指導者らが育てた伝統的友情関係は時間流れと世代交替でこれから変化がおきてはいけない”と話しました。

金委員長は“両国友好関係を時代の流れと共に発展させて代代孫孫継承することは両国が持った共通した歴史責任”とうなずく返事をしました。

金委員長には今回の訪問が中国と後継問題を議論するとても良い機会でした。
‘世代交替’と‘代代孫孫’は二人が北朝鮮の後継体制を迂回的に言及した大きい課題と解説されます。

アンカー:ところでこのような中国の対朝鮮政策はどこに基づいて出てくると見られるんですか?
記者:まず朝鮮半島の現状維持と安定を望むところにあります。

中国は経済成長にまい進しています。

北朝鮮政権が崩壊して,朝鮮半島の安定がこわれたら大規模難民の発生,核兵器の流出などと同じ事態で自国の安定と成長も影響を受けるほかはありません。
また中国は韓半島の統一を願いません。

南朝鮮が北朝鮮を吸収して,統一すれば中国は米国をはじめとする海洋勢力と直ちに対立する局面をむかえるようになります。
この他に中国は統一された韓半島よりは分断された韓半島が自国安保にさらに有利な立場です。
したがって中国は朝鮮半島の安定と現状維持を追求します。

アンカー:金委員長の今回の中国訪問を契機に現れた中国の対朝鮮政策は何ですか?

記者:韓国よりは北朝鮮を優先視する政策です。

北朝鮮の仕業と見られる哨戒艦「天安」事件の調査結果が出てこない状況で韓国と米国は金委員長の訪中に憂慮を現わしながら,中国に責任ある役割を注文しました。

ところが中国は金委員長の訪中三日前に中国を訪れた李明博大統領にこれを耳打ちすることもありませんでした。
それで韓国と中国の間には現在冷気流が流れます。

戦略的パートナー関係の韓-中関係は血盟的特殊関係の朝-中関係には限界を見せました。

一方中国は金委員長訪問を初めには秘密にして,国際社会でイメージが失墜しました。

アンカー:それでは朝-中関係の強化に対応して,韓-米関係の強化という対立構図が出てこれるんですか?

記者:そのような絵がすでに描かれました。

哨戒艦「天安」事態と6者会談をおいてみる時,朝-中大韓-米の対立構図は現れました。
北朝鮮と中国は哨戒艦「天安」事態と6者会談の再開を分離するという立場の反面韓国と米国はこれを連係するという立場です。

韓国政府は金委員長が訪中を通して,哨戒艦「天安」事態と関連した国際協調を破ろうとするのに対して,米国と協力して,これに対抗するという戦略をたてました。
ここで一歩進んで金委員長の訪中を契機に韓半島を囲んだ東北アジアの秩序は韓-米大朝-中の対立構図を基本でしているという点がまた確認されました。

アンカー:金委員長の今回の訪中には四番目夫人の金,オク氏が同行したんですって?

記者:7日金,オク氏と推定される女性が中国CCTVに何度(か)出てきました。
この女性は金委員長と温家宝総理が会見する時,胡主席が晩餐を主催した時,金委員長が中関村生命科学院を訪問した時見られました。

金,オク氏は2004年を前後して,金委員長と同居してきました。
アンカー:今まで金正日委員長の中国訪問に関する結果をホ・ヒョンソク記者と一緒に調べてみました。

2010年5月10日月曜日

中朝首脳会談に、総書記の妻・金玉同席か

http://www.rfa.org/korean/slideshows/picture-of-the-day-05292008134441.html

金総書記と温家宝中国首相の会談の模様を撮影した中国中央テレビの映像の中に、金総書記の4番目の妻とされる金玉という女性によく似た人物が写っていると、複数の韓国語メディアが伝えている。

事実かは分からないが、顔は似ているようだ。

彼女は、趙明録が訪米した時にも同席したことが知られている。

ちなみに中央テレビの映像をダウンロードして繰り返しみたが、ジョンウンらしき人物は分からなかった。

2010年5月8日土曜日

北朝鮮は「中国の戦略的資産」ー米研究者

6日にワシントンの米国戦略国際問題研究所(CSIS)で討論会が開かれた。

焦点となっている韓国の哨戒艦が北朝鮮の攻撃で沈没したとなると、韓国は安保理に協議を提案するが、中国は乗ってこないとの議論があった。

中朝関係を研究しているグレーザー専任研究員はこの中で

中国は何が起きても、北朝鮮との友好関係を害しようとしないと主張。北朝鮮の核実験をはじめとする引き続いて行われた挑発行為にもかかわらず、中国は北朝鮮を相変らず戦略的負担(strategic liability)でなく戦略的資産(strategic asset)と感じていると説明した。

戦略的といえば、5,6日に行われた中朝首脳会談では、中国側から「戦略的な意思疎通を強化する」という提案があった。

これは意思疎通がこれまで足りなかったと認めたような文脈である。少し中朝間が緊密になるかもしれない。

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