2013年6月24日月曜日

中国 北朝鮮への追加制裁に事実上同意=国連消息筋 聯合ニュースの転載です

【ニューヨーク聯合ニュース】中国が核実験などで国際社会の制裁を受ける北朝鮮にさらなる制裁を加えることに事実上同意した。

 匿名を求めた国連の消息筋は23日、「北朝鮮制裁に対する中国の態度に意味ある変化があった。中国の同意なしでは不可能な二つの懸案が中国の賛成で実現した」と伝えた。

安保理会議の模様(資料写真)=(聯合ニュース)

 二つの懸案は▼国連の北朝鮮制裁委員会傘下の唯一常設機関の専門家団増員▼北朝鮮制裁委専門家団の北朝鮮追加制裁リスト・報告書の公開。

 北朝鮮制裁委には米国、中国、ロシア、英国、フランスなど15カ国の国連理事国が参加している。北朝鮮制裁委傘下の専門家団は米国、中国、ロシア、英国、フランス、韓国、日本が派遣した7人で構成されている。

 国連はもう一つの核関連制裁委のイラン制裁委専門家団が8人であるため、北朝鮮制裁委に1人の増員を進めた。中国が反対すれば、増員はできないが、予想に反し同意したため増員が決まった。

 消息筋は「中国が北朝鮮の核問題をより重要かつ比重ある問題と捉えていることを意味する。中国が従来と異なり、北朝鮮制裁に積極的に乗り出す可能性が大きいと解釈できる」と説明した。

 中国の態度に大きな変化が見られたもう一つの懸案は北朝鮮関連の追加制裁リスト・報告書の公開問題だ。

 北朝鮮制裁委は専門家団が提出した追加制裁リストと報告書を加盟国に公開することを進めたが、これまで中国の反対で実現できなかった。しかし今回は中国が賛成し、リストと報告書が早ければ今週中に公開されるという。これまで中国は公開に反対してきただけに、異例と受け止められる。

 国連の消息筋は「中国が追加制裁報告書の公開に賛成したからといって直ちに追加制裁が確定することではない。ただ、中国の態度が変わったことから、追加制裁の可能性は非常に高い」と分析した。

2013年6月22日土曜日

アリラン公演とはなにか

今年もアリランが行われる。いまや外貨稼ぎの最後の砦である。

「アリラン」は金日成生誕90周年と金正日生誕60周年を記念して2002年に初演が行われ、今年で10年目を迎える。10万人が参加して行われ、2007年には“世界最大のマスゲーム”としてギネス記録にも登録されている。

http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63480

去年が最後だったのではないか?

北朝鮮情報専門のウェブサイト「ノースコリアンエコノミーウォッチ」によると、中国・北京にある北朝鮮専門旅行の高麗旅行社がこのほど顧客宛ての案内文で「平壌の消息筋が、今年でアリランが最後になるだろうと知らせてきた」と伝えた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/06/12/0200000000AJP20120612000200882.HTML

過去に中止されたことはあるか?

南北共同宣言実践韓国側委員会は30日、北朝鮮側から豪雨による被害のためマスゲームと芸術公演の「アリラン」を中止すると正式に通達があったことを明らかにした。
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2006/0731/10012185.html

今年もやるのか?

中国,北京に基づいた高麗旅行社によれば‘アリラン公演’が来る7月22日から9月9日まで開く予定の中で外国人観光客らの呼応が良いと知らされました。
http://www.rfa.org/korean/in_focus/arirang-06142013165532.html?searchterm=%EC%95%84%EB%A6%AC%EB%9E%91

なぜ再開するのか?


内部の結束を図るとともに、外貨を獲得する狙いがあるものとみています。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_IK_detail.htm?No=46555&id=IK


今年の内容は?

特に今年平壌(ピョンヤン)‘5月1日競技場’で進行される予定のアリラン公演は政権樹立65周年と休戦協定締結60周年をむかえて,より一層新しい内容と形式になると見られます。
高麗旅行社は“今年‘アリラン公演’に新しい場面らがさらに多く追加されて,既存の公演よりより大きくてよく準備された姿であること”と付け加えました。
昨年は中国人を含めて数千人だった。

http://www.rfa.org/korean/in_focus/arirang-06142013165532.html?searchterm=%EC%95%84%EB%A6%AC%EB%9E%91

子供や学生も長期間練習を強いられる。人権侵害ではないか?


アリラン公演観覧自制 人権委で提起されたが否決
http://blog.daum.net/wuoyupwbs74/3

アリランを見た有名人は?

オルブライト米国務長官
また、「アリラン公演」は北朝鮮が「金総書記の作品」と宣伝しているものだ。それだけでなく、00年10月に訪朝した米国のオルブライト国務長官(当時)は、「アリラン公演」の前身といえる「100戦100勝の朝鮮労働党」を金総書記とともに観覧している。
http://blogs.yahoo.co.jp/yuushi2011/archive/2007/10/04

ほかにもロッドマン、胡錦涛、江沢民らがいる。

 

盧武鉉大統領が観覧
http://blog.daum.net/hwang21552003/1044633
中朝関係
http://www.youtube.com/watch?v=N7QAVeQvthg
拡大画面あり
http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=endscreen&v=O3uwBc9JOGA

子供が登場
http://www.youtube.com/watch?v=Uf8ySkDinQU
http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=endscreen&v=O3uwBc9JOGA

北、米価格上昇、安定傾向..6.28方針注目" 統一ニュース

北朝鮮の食料事情に関する記事。飢餓ではないが、構造的問題が解決されていないということだ。


北民協、'北朝鮮の栄養実態と2013年食糧供給現況'討論会開催
チョ・ジョンフン記者| whoony@tongilnews.com

北朝鮮内米市場価格が上昇、安定傾向を見せる点に対して、北朝鮮食料事情が悪いと見ることができないが生産性が低くて、相変らず食糧が不足だという分析が出てきた。

北朝鮮の箱物行政とタブレットの関係 TBSひるおび

先日、TBSの人気番組、ひるおびに出演する機会があった。

情報系番組は、これまでいくつか出たが、若いスタッフたちが徹夜で企画を練り上げ、フィリップを作成して、本番に臨む。

その集中力はすごいの一言だ。

特にこの番組は北朝鮮を取り上げることが多い。

私が出た回は、北朝鮮が強硬路線を転換して、経済重視となり、市民の娯楽施設を数多く建設している。それはどうしてか。また最近ではタブレットもつくっているーどうしてだろう、という内容。

この内容だけで、本の一章になりそうなくらいよく調べてあった。

私は、北朝鮮の経済改革には懐疑的だ。そもそも社会主義、国家統制の枠の中でしか実行できない。昨年6月28日に経済改革をやると知らせたと言われているが、もう1年が経過している。

自国の体制があやうくなるような根本的な改革は無理だ。世襲の指導者が、父親の路線を突然、変更するのは簡単ではない。

それではなぜタブレットや、何百曲も歌えるカラオケのマイクが登場するのか。理由は3つ。

1つ目は、それは、北朝鮮はかつてのような情報鎖国ではない。韓国ドラマのDVDを見る人もいれば、携帯も200万台普及して、周辺国の事情をある程度把握している。そんな環境の中で、瀬戸際路線だけでは国がもたないことを、指導者層はよく知っているのだろう。

2つ目 タブレットは教育用だ。いい紙がない北朝鮮において、タブレットを教育用に開発すれば紙を生産せずにすみ、大量の情報を詰めこめる。ITの発達にも役立つ。住民の生活の質向上に役立つ。

3つ目 これは核、ミサイル開発と同じ理由だ。つまり、わが国は世界の最先端の技術力があることを国民に見せ、国に対する誇りを持たせる。

スキー場や水泳場を整備しているのも、上記の3つの理由があてはまる。

2013年6月18日火曜日

北朝鮮の中産階級とは ウッドローセンターセミナー

時間がないので簡単に訳しておく. 中産階級が北朝鮮を替える可能性があるというのは、私の近著「金正恩は誰に操られているのか」にも詳細に書きました。

MELT DOWN を読んで。

2008年に発表された本だが、改めて読んでみた。

本書は比較的時系列的に書かれており、個別のエピソードは今も興味深い。

 

 

5408-small_MELTDOWN_The_Inside_Story_of_the_North_Korean_Nuclear_Crisis_

とりあえず印象を残しておく。

本書はクリントン大統領の訪朝をめぐるドラマからスタートする。クリントンは、任期最後に北朝鮮に行って成果を挙げたかった。ところが、政権内ではこれが罠だ、罠でないと論争が起きる。

結局時間的に間に合わなくなり、次のブッシュ政権に引き継がれる。

ブッシュは個人的な感情から北朝鮮に対して、「悪の枢軸」といった激しい言葉を使って、交渉をこじらせてしまう。政権内には北朝鮮への実力行使を求める声も上がるが、結局国務省を中心とした外交交渉派が、なんとか北朝鮮との対話を続ける。

しかしほんの少しの言葉の行き違いで北朝鮮は強硬になり、核実験を行い、米国政府を困惑させる。中国も米国をいさめる。「戦争が起きれば、ソウルで数千人のアメリカ人を含め150万人が死ぬ可能性がある」(76p)と在韓国連軍からも説得される。

そんななか、北朝鮮にいた米国のスパイが、北朝鮮が濃縮ウラン開発の存在をダイレクトに米国政府に伝えた。このスパイは現在韓国に住んでいる。 82ページ。

北朝鮮問題に関わった米国政府高官の人は異口同音に北朝鮮内部のスパイの存在を認め2002年6月に通報者からの内部情報が決定的な契機となってウラン濃縮に関心を持ち始めた、と認めた。

ここから情報の洗い出しが始まる。その結果。北朝鮮は、米国との関係改善を模索していた2000年時点で既に関連資材の調達に力を入れ始めていた。 106ページ。この事実をケリー国務次官が、直接訪朝して北朝鮮側にぶつける。

北朝鮮側の答えは、ウラン濃縮を完全に認めるという内容ではなかった。しかしこの結果がたちまち広がり、米国はクリントン政権がつくりあげた枠組み合意放棄に突き進む。

ブッシュ政権は、「悪とは交渉しない、打ち負かすしかない」という路線に進む。交渉を重視する人たちと、タカ派は「人身攻撃も交えて激化した」218ページ

一方で中国や、盧武鉉政権の韓国は、米国に直接交渉を迫る。日本は拉致を巡り独自の外交を展開し、5人の拉致被害者を取り戻すことに成功した。 3小泉首相は1,000万ドル相当の医療資材および25万トンの食糧を提供すると申し出た。227ページ。

そんな中米国は、北朝鮮の不正な活動に着目。金融制裁に乗り出す。北朝鮮との交渉を担当していたヒル国務次官補は、これにショックを受ける。一方で核問題についての姿勢を和らげる。しかし北朝鮮の核実験で金融制裁は中止。

同盟国の中国も、人民解放軍が朝鮮人民軍に核実験前後に情報を求めたところ、何の回答も得られなかったという事実をブッシュ大統領とハドリー補佐官に打ち明けた。米国側当局者によると「この中国軍の将校は、連中(北朝鮮)はどうしようもなく、全く手に負えなくなってると認め、(中朝の)関係はすっかり変わってしまった」と言っていた。321ページ。

米国は、国連の安全保障委員会で制裁を加える方向に転換。2006年、1718という戦後、北朝鮮に加えられた制裁決議うち、もっとも厳しい内容の決議を実現する。323ページ。

六者は、2005年9月19日の共同声明を実施するために各者が初期の段階においてとる措置について2007年2月13日に合意を見る。しかしこの内容は、重要なところで、曖昧なところが多かった。金融制裁も解除されたこれを受け北朝鮮はヨンビョンの原子炉を閉鎖した。 369ページ。

拉致問題を抱える日本は、孤立する。日本人の強迫観念についてニュースレター編集者、クリス・ネルスンはこう分析した。

MIA(米兵遺体)問題は、ベトナムとの関係正常化を目指した米国政府にとって大きな足かせとなった。北朝鮮による日本人拉致について金正日はこれを認め、謝罪した。しかしどちらの政府も罠にはまっている。日本は、安倍が融通の利かない姿勢を取ることで、近隣諸国の国民の目に、日本が道徳的に鈍感な国とうつる結果を招いた。拉致問題に気をとられるあまり核兵器を廃棄させる大目標を失わせるようにも見えた。 359ページ

その後記述はないが、ブッシュ政権の方針転換は、基本的に北朝鮮に時間だけ与えたことが判明する。ウラン濃縮を密かに進めていたことを北朝鮮自身が認めており、米国外交の手痛い失敗となった。

チノイ氏の講演 http://www.youtube.com/watch?v=ZXCEKlPFTt0

http://www.foreignaffairs.com/articles/64510/lawrence-d-freedman/meltdown-the-inside-story-of-the-north-korean-nuclear-crisis

アマゾンの書評


In this excellent book, former CNN correspondent Mike Chinoy argues that the American failure to prevent North Korea from getting a nuclear bomb was the result of a combination of vicious, petty, and paralyzing bureaucratic warfare in Washington, an American unwillingness to negotiate, and North Korean brinkmanship.

Chinoy makes his case through a well-written, surprisingly exciting, and scrupulously fair account of the personalities, events, and decisions that made (and broke) Bush administration's often-confusing North Korea policies. The high quality of this reporting is clearly a reflection of the thoroughness and fairness of Chinoy's research: he seems to have interviewed just about everyone who is anyone in North Korea policy-making, from John Bolton to Colin Powell, and he gives all the sides their due.

Chinoy - who has been to North Korea something like 14 times, and reported on the North Korea issue for CNN for years - also offers some insights into why Pyongyang has often made seemingly irrational and dangerous decisions over the last eight or ten years. It's worth noting here that this is not the same thing as excusing or apologizing for North Korea's considerable duplicity and cruelty. Rather, Chinoy's examination of North Korean motives is a valuable and interesting contribution to our limited understanding of one of the most opaque countries in the world. To dismiss this as simply making excuses for North Korea's bad behavior is a gross and unfair oversimplification of a much more complex and sophisticated argument.

Bottom line: Meltdown is, without a doubt, the definitive account of the North Korean nuclear crisis. It is a brilliantly reported, exceptionally even-handed, and insightful book - and a must-read for anyone who wants to genuinely understand one of the most pressing and vital US foreign policy challenges today.

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