2011年4月29日金曜日

躍動するアジアと日本の再生 5月21日シンポジウム


無礼で、傲慢な金正日 聯合ニュース 

昨日で終わったカーター前大統領の訪朝。金総書記が会わなかったのも意外だが、帰りがけにメッセージだけ渡したというのも理解しがたい。アメリカの専門家も、一斉に金総書記の姿勢を批判している。
聯合が伝えた彼らの意見は三つに集約できる。
金総書記の姿勢は無礼だ。核放棄をする気配はない。金総書記が求めた南北首脳会談は実現しない。

私は、北朝鮮の交渉スタイルからして、「米国政府と関係なく、個人の資格できた」というカーターがおもしろくなかったのではないかと推測している。

カーター氏への失礼な対応は、「もっと政権中枢の人間が来い」という意味なのかもしれない。


カーター北朝鮮訪問成果なし 北の立場不変を立証"<米専門家>
|記事入力2011-04-29 04:22

"北メッセージ伝達方式無礼..'ギブ・アンド・テーク'交渉意志なくて"

(ワシントン=聯合ニュース)ソン・キホン特派員=ジミー・カーター前米国大統領の北朝鮮訪問は特別な成果がなかったし、むしろ金正日国防委員長が核兵器放棄の意志はなく、誠意ある態度で韓国、米国と交渉する意志もないという点を再確認させたと米国の朝鮮半島専門家たちが評価した。

米国戦略国際問題研究所(CSIS)韓国室長のビクター・チャ ジョージタウン大教授は28日聯合ニュースに"カーター前大統領を通して伝えられたメッセージは新しいものが一つもない"と低い評価をして"さらに、金正日委員長が前職米国大統領を単にメッセンジャーで利用したことは侮辱的なことであり無礼なこと"と話した。

ビクター・チャ教授は"そのメッセージが天安艦に対する残念を含んでいることだったら、役立つことの場合があったがそうではなかった"と話した。

それと共にカーターが持って来たメッセージを土台に南北首脳会談が開かれる可能性は殆どないと分析した。

リチャード・ブッシュ ブルッキングス研究所東北アジアセンター所長は"エルダーズ グループの北朝鮮訪問結果は北朝鮮が相互互恵的な方式では韓国、米国と交渉するのにこれと言った関心がないということを現わすこと"としながら"2008年中盤からの状況と変わることがない"と話した。

ブッシュ所長は"北朝鮮がその意図に深い憂慮をもたらすようにする行動らを続けて行ったので'無条件的な交渉'は考えられない"として"南北首脳会談も韓国政府が、北朝鮮は信頼できると考える時だけ開催される"と展望した。

デービッド・ストロボ スタンフォード大アジア太平洋研究所副所長は"金委員長がカーターを迎えない事実は非常に興味深い"として"昨年北朝鮮を訪問したカーターを金委員長が会わなかったことは当時中国を訪問中であったという口実があった。

カーターのスタイルに照らして、今回の訪問で金委員長が自身に会ってくれないことと判断したとすれば平壌に行かなかったこと"と話した。

ストロボ副所長は引き続き"報道されたようにカーターがソウルに行くために空港へ向かっていた途中連絡を受けて車両を返して戻って、金委員長のメッセージを受けた方式は特異だ"として"金委員長がカーターと'やり取りすること'(give-and-take)を願わないというと解釈される"と分析した。

彼は"金委員長はその代わり陳腐な内容を入れた少し短いメッセージをカーターに伝達する方式を選んだ"と話した。

ストロボ副所長は"今回の訪問の成果は北朝鮮が核兵器プログラムをあきらめる考えがなくて、自身を核兵器保有国と認定しなければならないという主張に変わりがないという事実を確認したこと"と強調した。

エーロン・ロンバーグ、スチムソンセンター研究員は"カーター一行を迎えた北側の極度に低い待遇は、北朝鮮が今回の訪問を格別価値がないことで考えたとのことを示す"と話した。

ロンバーグ研究員は"空港に向かって、すでに出発したカーターに伝えられた金委員長のメッセージというものも'儀式'の側面で無視する態度でないだけでなく'内容'でも新しいものがない"と分析した。

彼は"北朝鮮は以前にも李明博大統領との無条件的会談をするといっていましたが、現在の南北間緊張を解消するのに役に立つことをしてこなかった"として南北関係改善のため意味のある措置の必要性を強調した。

ロンバーグ研究員は近い将来南北対話がなされる可能性があるけれど"今回のカーターの北朝鮮訪問や金委員長のメッセージは今後北朝鮮が韓国、米国と関係を改善するのに必要な行動をしたり、6者会談の意味のある進展を産む準備ができているという希望を見たことは全くない"と指摘した。

彼は"今回の北朝鮮訪問が誰が、なぜ実現したのか知らないが成果は何もないと見られる"として"特に今回の北朝鮮訪問が韓.米両国の対北朝鮮政策に影響を及ぼさないこと"と見通した。

2011年4月28日木曜日

六カ国協議再開は北朝鮮からの和解のシグナル 朝鮮新報

今回は朝鮮新報の転載。一部省略しています。
どうやら六カ国協議再開は、北朝鮮も同意している。
いつも韓国が孤立させられる。

米国南朝鮮合同軍事演習の終わる4月末を控えて、6者会談再開に関する構想が
表面化した。

中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表が「北南6者会談団長会見-朝米対話-6者
会談再開」に向けた方案を言明した。

その後ソウルを訪問し、李明博大統領に会った米国のクリントン国務長官もこ
のような「3段階構想」を南側と再確認した。

一連の事態進展で注目されるのは朝鮮の金桂官第一次官が中国を訪問(7~12
日)した以後、局面転換の流れが可視化されている事実である。

北京で接触

対話外交再開の要求にふさわしく行動したのは北側である。

実際に金桂官第一次官と同日に米国のキャンベル国務省次官補が北京を訪問し、
中国の外交当局者と会談を行った。

中国を仲介者として朝米間接対話が成されたという観測が出るわけである。

報道によるとそれ以後中国は金桂官第一次官と協議したと言う「3段階構想」
を南朝鮮当局に通報したと言う。

そして歩調を合わせるかのようにクリントン国務長官がソウルを訪問し「構想」
について語った。

対話の中断状態を打開する動きが同時多発に起きたのは偶然の一致でない。朝
鮮は今年年初から南側に「幅広い対話と協議」を提案し、積極的な措置を講じ
てきた。

1月に行なわれた中米首脳会談は、朝鮮半島の平和と安定のための北南対話と
6者会談の早い再開を呼びかけた。

朝鮮半島の軍事的対決構図に直接、間接的に関連した停戦協定当事国の間には
対話と協議の方法として懸案問題を解決していこうとするコンセンサスが成さ
れていると考えられる。

「3段階構想」は各国の当面した共同目標を達成するために練られた方案であ
る。

ワシントンの「忍耐力」

朝鮮との対話を拒否し、軍事的圧力と制裁を強化するオバマ政権の「戦略的忍
耐」路線は昨年朝鮮半島に醸し出された一触即発の危機を通じて、すでにその
限界点が明らかになった。

延平島砲撃事件当時、朝鮮人民軍の取った断固たる自衛的措置は、交戦一方で
ある米国をして平和対話の可能性を模索せざるを得なくした。

1月の中米首脳会談はそのような米国の政策旋回を確認させる外交行事となっ
た。

一方で、南朝鮮当局は対話外交再開にブレーキをかけてきた。

北の対話提案に対しても、それを回避するための口実だけを押し通した。

「天安」号事件と延平島砲撃事件に関する、いわゆる「責任的な措置」がまず
講じられなければならないという挑戦的な姿勢を取った。

「南北会談において核問題を扱わなければならない。」という強弁も並べたて
た。

そして北側の主動的な提起に沿って二つの事件問題を論議し、緊張緩和の方法
を求めるための北南高位級軍事会談の開催が開かれるようになると南側はせっ
かく用意された予備会談を意図的に破綻させた。

今回ソウルを訪問したクリントン国務長官は米国と南朝鮮の「緊密な共助」を
土台にして核問題を解消していく立場を明らかにしたと伝えられている。

しかし、米国が朝鮮半島問題を青瓦台の主張だけを聞き、判断しないであろう
ということは明白なことである。

たとえば朝鮮が北南高位級軍事会談を提案し南側がこれを受け入れた時、ホワ
イトハウスはそれが「米中首脳会談の結果」だという見解を明らかにしたこと
ある。

対決において対話に局面の転換される中でオバマ政権はまたほかの「忍耐心」
について言っている。

南北対話が対話外交再開に先行されなければならないという「青瓦台」の主張
だけを繰り返しているのだが、そのような「忍耐心」にも限界点はある。ソウ
ルの対決論者の対話忌避症がなくなることを米国がいつまでも待つという保障
はない。

平壌発のシグナル

中国、米国が「北南6者会談団長会合」の着想を議論するようになると南朝鮮
当局は、「非核化問題は南北関係の核心事案」「ボールは北側に移っている。」
と虚勢をはることもしたが、これは自らが対話を回避する口実がなくなり非常
に苦しい境遇に落ち入ったことを露呈したものである。

ソウルの対話破綻策動を封鎖しようとする国際政治の力学構図が形成されてい
る。

南朝鮮の対決論者は「北南団長会合」では「北の真心性のある態度」が確認さ
れなければならないとか、非核化問題で「一定の成果」があがらなければなら
ないとか言いながら「2段階」の履行に障害をきたそうとたくらんでいるが、
そのような抵抗はとうとうとと流れる大河の流れの前でははかない泡末にすぎ
ない。

李明博政権にとって中米が直接出そろって準備する対話の場は、軌道修正の最
後の機会になるかも知れない。

任期がいくらも残っていない政権が判断を誤らないようにするには、何よりも
北側が出した対話提案に盛り込まれたシグナルを真摯に検討すべきである。

共和国国防委員会は最近「対話をしても大胆な対話をしよう」という立場を明
らかにしている。

対決路線をあきらめない限り、「朝鮮半島の平和と安定を保障するための今後
の全ての対話と協議おいて徹底的に除外されるということを心に刻まなければ
ならない」(国防委員会スポークスマン声明2010.1.15)と警告したことのある
北側が大局的立場から和解のシグナルを送っている。

2011年4月25日月曜日

カーターは金総書記に必ず会う 自伝から読み取れる彼の作戦とは

 ふと図書館で手にした本に、カーター大統領の自伝に1994年の訪朝が書かれていた。
この本の大半は、彼の信仰生活についてのものだが、なぜ北朝鮮と関わったかも記述されている。
 記録のために一部を転載しよう。

 興味深いのは、調停者としての原則の下り。問題を起こしていたとしても、中心人物とつきあえ、とある。

 この原則からいけば、今回は金総書記と会うはず、いや会わないのならいかないだろう。英語ではしばしば手づまり状態を、 stalemateというがまさに今がその状態。放置しておけば北朝鮮の濃縮ウランが増えていく。しかし、北朝鮮は過去の挑発について謝罪しそうにない。まさに打つ手なし。

カーター氏はまた歴史を作るのかもしれない。自伝によれば、カーター氏は、見かけによらず非常に我が強い。自伝の内容をめぐって、妻と再三衝突したという。おだやかな表情とは違う面がある。

 引用した本は「信じること働くこと」(新教出版)

====================================

 1994年の間もない頃、世界に一つの深刻な問題が起きようとしていた。北朝鮮が核兵器に使用可能な高純度ウランを処理する計画を強硬に主張したのである。

国際原子力機関の査察官たちが北朝鮮から追放され、世界の関心を強く惹くことになり、アメリカは北朝鮮に対する制裁措置を課すため、国連の安全保障理事会に働きかけを始めた。

 三年前から北朝鮮の金日成主席は私に、自らの立場を説明したいからピョンヤンを訪問してくれと依頼していた。北朝鮮は戦争を始めるかもしれないと、中国関係の専門家たちから私は報告を受けていた。北朝鮮は、自分たちの国がならず者国家とされ、ほとんど崇拝にも等しく尊敬されている指導者の金日成が犯罪者の烙印を押されることを甘受できなかった。

アメリカ国務省は私の仲裁を喜ばなかったが、最終的にクリントン犬統領が私の尽力に許可を与えた。

 ロザリンと私はこちらの意図を先ず韓国指導者たちに理解してもらうために、ソウルヘ飛んだ。

それから非武装地帯を通過し、金日成その他の指導者たちと会うためにピョンヤンヘ赳き、そしてまた韓国に戻ったのである。こんな往復旅行をしたのは四十三年間で私たちが最初だった。

 ピョンヤンで金日成と膝を交えて何時間も話すうちに、危機を引き起こした食い違いを解決したいと彼が心から願っていることは明らかだった。彼は朝鮮戦争を勃発させた責任者であり、四十年以上も北朝鮮の人々を世界から完全に孤立させている共産主義の独裁者であった。

しかしその時彼は、目本の捕虜だったとき自分の命を救ってくれた宣教師たちの倫理的行為を激賞し、核燃料の処理を中止することを約東し、アメリカとの良好な関係を強く希望していると述べ、朝鮮戦争時に北朝鮮に埋葬されたすべてのアメリカ人の遺骨の返還を申し出た。

 合意書はワシントンに送信されただけでなく、CNNのテレビ放送を通じ世界中に知らされた。私たちの任務は申し分ない成功であるように思われた。

 不幸にして一か月も経たずに金日成は亡くなり、後継者に関する北朝鮮の不確実性もあって、彼の約束のいくつかは未だに果たされていない。こうした後退にもかかわらず、核開題その他の緊急課題を解決するための堅実な前進か見られる。しかし北朝鮮は未だに閉鎖的な社会であり、朝鮮戦争の記億は、戦争の損害を蒙った朝鮮半島をはじめアメリカその他の人々の間でなお、つらい恨みとなって残っている。

調停者の原則
 一、国際社会と紛争中のあらゆる立場の人々に、軍事力は最後の手段としてのみ行使されるとの基本前提に合意してもらうよう努めること。

 三、紛争の歴史および原因を徹底的に研究せょ。信任と信頼を築く基本として、早期の段階において紛争当事国の重要指導者や民間人との個人的なかかわりを活用せょ。

 五、互いに対面できない、あるいは対面しないであろう敵対者同士の間を行ったり来たりすることを覚悟せよ。

 六、間題を引き起こしている当該人物に関する有益かつ可能な情報をすべて調査せよ。

 七、彼らが孤立して別の団体や組織から非難されているとしても、どんな紛争でも鍵となる重要人物とは進んで付き合え。

2011年4月24日日曜日

中東の風は平壌に吹かない 月刊中央の特集 ② 豊かな平壌市民 終わり

共同通信の平壌ルポの続き。市民が匿名で出てくるが、遠慮しながらインタビューしている印象。豊かだというのはよく分かるが、食糧不足、電気不足の国でどうし富裕層が出てくるのか踏み込んでほしかった。

 むしろリビア事態を見ながら、核やミサイルをあきらめた後米国や西側諸国と修交して、資本主義的な要素が流入すれば統制力が落ちるから‘核は決してあきらめることはできない’とかたく決意したかも分らない。”

柳京ホテルに近い商店街の海外名品専門店は今年開業したという。
名品商標らを壁に付けている。
韓国の高級デパートや免税店と比較しても差が殆どない。
イタリア・スイスなどで輸入した化粧品・カバン・腕時計・履き物などが日本や韓国の国内市場価格と似た水準で販売されている。

あるスイス制腕時計は北朝鮮の通貨で約15万ウォンだった。
330万ウォンに達する有名スイス制腕時計もあった。

路上自転車売台ぐんぐん増えて…

ある女性お客さんはイタリア ブランドの‘口紅’を熱心に選んだ。

この専門店を探すお客さんらの身なりだけ見ては韓国や中国、北京のデパートで見るお客さんらの姿と大きく違わなかった。

少なくとも平壌では富裕層が確かに増えたことを見せる風景だった。

海外名品は他の商店でも一部見られた。

どんなホテル中にある商店では昨年9月以後イタリア ブランドの衣類・履き物・菓子などをお目見えした。

ピザやワインを提供するイタリア・レストラン食堂でも、イタリアから輸入した商品を販売する売り場を共に運営した。

やはり価格は日本や韓国と似た水準だった。

言及したように平壌(ピョンヤン)外交団間で‘日本デパート’ ‘シンガポールデパート’で呼ばれる商店もある。
日本製生活用品と電気製品などが多いところが日本デパートで、シンガポールなど東南アジアから輸入した家具(世帯)を中心に販売する所がシンガポールデパートだ。
こういう商店らを見れば対北朝鮮経済制裁がどれくらい効果があるのか疑問に感じる。
明らかに制裁に穴があると感じられる。
在日朝総連は平壌(ピョンヤン)逆光長の前に日本式家庭料理を提供する食堂を運営し始めた。
ある日昼間に130席程度のこの食堂を行ってみると家族一緒にお客さんでぎっしり埋まっていた。
商店で外貨を利用する時使う先払い式‘電子決済カード’が新しく出てきた。

外貨で入金すれば換算された北朝鮮お金が入力されて、外貨商店で専用カードリーダー機で決済する方式だ。

2009年末貨幣改革以後外貨管理が強化されていることを示唆しているかも知れない。

自転車に荷車を連結した売台も眼に触れる。

通りに売台を設置して、ピーナッツ・焼き栗・焼きイモなどを販売する方式は何年か前からあったのに、自転車売台は昨年までは主に裏路地で営業していた。

今回は外国人も通う道路でパンや炭酸水中心に商った。

自転車ごとに平壌市人民委員会が発給しただろうと考えられる番号があった。

地域市場にも自転車で訪れてくるお客さんを配慮した駐車空間があった。

自転車は主に中国から持ってきたようにしたのに、平壌だけでなく地方でも自転車利用者は増えている。

2002年7・1経済改善措置以後増えた商店らの‘割引行事’は対象品目が多様化した。

今回も旧正月と金正日国防委員長の誕生日名節(韓国固有の盆・正月)に合わせて、日用品・食料品・コンピュータ・電子製品などを20~80%割引販売した。

タクシーも昨年よりさらに多かった。

大部分米国・ドイツの自動車業者が中国で生産した車両だ。
流通形態や移動手段の多様化は‘人民生活向上’を具体化する一つの現象と見られたのに、ここで中国の存在感が感じられたことまた事実だ。

中国のある貿易関係者は“李明博政権になって、南北交流が後退した結果、中国は対北朝鮮交易で韓国を大きく考慮しなくても良いという認識ができた”と話した。

●速度調節する‘金正恩偶像化’

金正日国防委員長の後継者の金正恩党中央軍事委員会副委員長の偶像化事業は用心深く進行されるようだった。
肖像画がまだ出てこなかったし、道端にあるスローガンらも金正恩副委員長を示唆する内容は見られなかった。
ある女性市民は“金正恩副委員長の肖像画は家にもない”としながら“首領様(金日成)・将軍様(金正日)・大将(隊長)同志(金正恩)の姿はいつも私たちの胸中にある”と話した。

金正恩副委員長偶像化事業は段階的に進行されるという印象が濃かった。

2011年4月22日金曜日

中東の風は平壌に吹かない 月刊中央の特集 ①

中央日報が発行している月刊中央の四月号が、北朝鮮と中東革命の関係を特集している。その中の一本、日本の共同通信記者のルポの骨子を訳してみる。
http://magazine.joinsmsn.com/monthly/article_view.asp?aid=287794

非常に長いので、何回かに分けて掲載します。

エジプト ムバラクは結局米国に背信にあった'
平壌=文・写真磐村和哉共同通信平壌支局長
北アフリカ発市民革命が相変らず進行中なのに北朝鮮の核心平壌はどんな姿であろうか?北朝鮮の最大名節(韓国固有の盆・正月)中一つの金正日の誕生日(2月16日)に合わせて北朝鮮を訪問した磐村和哉共同通信平壌支局長がその雰囲気を伝える。

平壌には‘日本デパート’ ‘シンガポールデパート’で呼ばれる商店がある。
また海外名品を販売する商店も登場した。
通りには自転車に荷車を設置して,パンや飲み物を売る商人の姿がぐんと増えた。
2月16日金正日国防委員長の誕生日を際して,外国代表団をむかえた平壌の路上風景だ。
昨年から最優先国政課題として訴えている‘人民生活向上’を住民に実感させようと当局が主力を注いでいる印象が強かった。
ちょうど北アフリカ・中東地域でジャスミン革命が起きてこの風が、北朝鮮にどんな影響を与えるのか切羽詰まった関心事として台頭した時であった。
だが結論から言えば、少なくとも平壌で直ちに‘民主化革命’が起きる兆しは見られなかった。

●“我が国ではありえない”

記者が会った北朝鮮政府関係者らはエジプトやリビアで起きた反政府デモとこれにともなう政権交替が“我が国では有り得ないこと”といっせいに口をそろえた。
ある関係者は、エジプトのムバラク大統領は米国が永らく支援してきたのに最後に米国から裏切られた”と話した。

また他の関係者は“中東争乱の背景には米国の心理謀略の策動がある”と表現、“私たちはそれをずっと警戒してきた”と明らかにした。

もちろん北朝鮮マスコミは、中東争乱を報道しない。

通り歩く一般住民の大部分は中東の争乱を知らない。
調べてみる手段もうわさ他にはない。
韓国の‘ビラ(対北朝鮮ビラ)’散布がどの程度影響を及ぼすのかものぞけなかった。

今年中に100万台を越えるという‘手電話(携帯電話)’は国際通話が不可能だ。

平壌に常駐する外交団や外国人が使う,国際通化が可能な携帯電話とも通話できない。

外国人が利用する携帯電話も,北朝鮮の人が利用する携帯電話も端末機は皆中国製だが,通信方式を分けて運営しているようだった。

また国際通話が可能な外国人の携帯電話は平壌市中心部で20~30kmほど離れれば電波が切れる。

ところで、昨年には一時的に訪朝する外国人に貸与したこの携帯電話を、今回は貸与を受けることができなかった。

北朝鮮側担当者の説明によれば今年に入って,通信形式を変更して,一時的な貸与がまだ不可能だといった。

中東の争乱と直接的な関連があるかは分からないが,この一時的な貸与がいつ再開になるかは不透明だ。

中東の争乱の影響を注目する指導部の判断により短期訪問者の携帯電話貸与の不許可期間が長くなる可能性もある。

平壌に常駐するある外交関係者は“職場で北朝鮮職員と中東の争乱を話したことがない”としながら“日常で外部世界の動向に関し色々な話をする雰囲気もない”と明らかにした。
外交団も一緒に仕事をする北朝鮮職員の立場を考慮して,話自体に慎重でないことができないだろうと考えられた。

●北朝鮮の高位層は、「リビアの教訓」注目

以下次号

2011年4月21日木曜日

カーター訪朝は意外な結果をもたらす可能性がある。 聯合

 今月26日にカーター元米大統領が訪朝する。もう86歳なのに元気だ。財団を経営しているので、パーフォーマンスをして、露出する必要があるのかもしれない。いずれにせよ、政治的野心満々だろうから、朝鮮半島になにか変化をもたらすかもしれない。
 私の知り合いの、北朝鮮に関係する米国人は「何の変化も起こさない」と言っているが、ビッグネームだけに、いろいろ仕掛けを用意しているはず。韓国の聯合ニュースもそんな視点で書いている。

このブログは、しばらくまとめ記事を書いていたので、本日はあっさり転電にしておきます。
http://www.cartercenter.org/news/editorials_speeches/jimmy-carter-speech-korea-university.html

ちなみにカーターセンターのこのページによると、彼は、朝鮮半島での戦争回避を願っている。




(ソウル=聯合ニュース)ノ・ヒョドン記者=26日北朝鮮訪問道に上がるジミー・カーター前米国大統領の北朝鮮訪問が韓半島情勢に微妙な変化の要素に浮び上がる兆しだ。
米国政府は純粋な個人次元の北朝鮮訪問だと線を引いているが流動性高い現情勢の中では、意外な'爆発力'を作り出せるというのが外交家の観測だ。

最も大きい関心を引く大きい課題はカーター前大統領が金正日国防委員長と面談する可能性だ。

マリ コムジシ氏釈放のために北朝鮮を訪問した昨年7月には金委員長に会うことができなかったが今回は状況が違うと見られる。

国際的に人望ある前国家首班3人を同行した北朝鮮訪問なので金委員長が面談に応じてくれる可能性が大きいためだ。

前国家首脳の集いである'エルドス グループ(The Elder's Group)'に属したメリー・ロビンソン前アイルランド大統領とハーレム プルントゥラントゥ前ノルウェー総理、マルティアティサリ前フィンランド大統領が、その顔ぶれだ。

さらに北朝鮮は対話局面に転換を急いでいて'カーター北朝鮮訪問カード'を育てようとする可能性が大きい。

金委員長がカーター前大統領と面談を活用して、局面転換を狙ったある種のメッセージを投げると見られるという観測だ。

もちろんカーター前大統領がポラク オバマ大統領の親書を所持した特使資格ではない。

しかし金委員長と面談が実現したら、成し遂げたら北朝鮮のメッセージをソウルとワシントンに伝達するメッセンジャーの'帽子'をかぶるようになる。

特にカーター前大統領は北朝鮮訪問直後北京を経て、韓国に入ってくる予定だ。

前国家首脳を同行する彼は、北朝鮮訪問結果を説明する次元で李明博大統領と面談を推進する可能性が大きい。

これは現在対話局面に応じながらも、原則論を守る韓米政府に堪え難い状況を持ってくることもできる。

北朝鮮が進展性ある態度変化を見せるよりはカーター前大統領北朝鮮訪問カードを活用して、自分らの主張を宣伝(善戦)しようとする可能性が大きいためだ。

政府関係者らは"現在としてはカーター前大統領と金委員長が面談することができるか分からない"としながら"カーター前大統領の北朝鮮訪問は個人の資格であり、政府次元のメッセージを持って行かない"と意味を縮小している。

外交消息筋らの間では1994年北朝鮮訪問事例が議論される。
カーター前大統領は第一次核危機が高まった1994年6月15日から3泊4日間平壌を訪問して、当時金日成主席と会談した後、同じ月18日午前板門店を通って、ソウルにきて、金泳三大統領に会った。

この席でカーター前大統領は金日成主席の南北首脳会談提案を伝達したし金大統領がこれを受諾して、交錯(膠着)局面が急反転された。

当時カーター前大統領が意味のあるメッセンジャー役割をするのに成功したが米国行政府としてはカーター前大統領の'突出行動'にだいぶあわてたという後日の噂だ。

カーター前大統領はホワイトハウスの反対にもかかわらず、自身の北朝鮮訪問を執拗に要求したし北朝鮮訪問が成し遂げた以後には金日成主席から伝達された提案を言論に生放送で発表する冒険を押し切ったためだ。

一方カーター前大統領は今回の北朝鮮訪問を通して、現在北朝鮮に抑留された韓国系米国人チョン・ヨンス牧師を連れて出てくる可能性が大きいように見られる。

注目の投稿

金正恩朝鮮労働党委員長新年辞

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14970  転載です <参考資料>  朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は、毎年1月3日頃に「新年の辞」の基本体系を理解するための要旨を掲載している。参考までに、その全文翻訳を添付する。 「今年の新年の辞の基本内容...

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