米中間の会談は、2002年10月25日に江沢民氏とブッシュ氏がテキサス州クローフォード牧場で行ったことがあるだけだ。この10年、くつろいだ環境で行われたことはなかった。
それは台頭する中国に対する米国の姿勢を示していた。警戒心が強かったためだ。
会談は2日間、8時間にわたり行なわれた。
第1回首脳会談は、7日午後に約2時間、オバマ、習近平両首脳以外に米側から6人、中国側から6人が同席して行われた。同日夜は約1時間45分、両首脳出席のもと夕食会が催された。
その後、米側は中国側に対し8日午前の第2回首脳会談前に事前合意の日程になかった「散歩会談」を提案し、通訳のみを交えたトップ会談が約30分実現した。
第2回首脳会談は、同席者のメンバー入れ替えがあったが、やはり米中両サイドから各6人が参加して、約2時間行われた。
米側の参加者は、ジョン・ケリー国務長官、トム・ドニロン国家安全保障担当大統領補佐官(当時)、ロブ・ネイバース大統領次席補佐官(政策担当)、マイケル・フロマン大統領次席補佐官(国際経済担当・現USTR代表)、ダニエル・ラッセルNSC(国家安全保障会議)アジア担当上級部長(現国務次官補・東アジア太平洋担当)、エバン・メディロスNSC中国部長(現アジア担当上級部長)
中国側は王滬寧・中央政策研究室主任、栗戦書・中央弁公室主任、楊潔チ・国務委員(外交担当)、王毅・外交部長(外相)、鄭澤光・外交部部長代理(北米担当)、崔天凱・駐米大使だった。
第2回首脳会談には中国側は、栗戦書氏が劉鶴・中央財経領導小組主任に変わっている。
この中での習近平国家主席(59)の発言は中国の今後を予測させるに十分な内容だった。
「積極的に行動し新たな形の大国同士の関係を構築しなければなりません」
「広い太平洋は米中両国を十分受け入れる余裕があります」とも表現した
会談についてのブリーフは米中でこう行われた。
尖閣列島の部分に注目してみる。
中國側の楊潔篪国務委員のは会見で「習主席はオバマ大統領に対して、中国は釣魚島、南海(南シナ海)における原則的立場を説明し、中国は断固として国家主権と領土を守り抜くと同時に、一貫して対話を通じて問題を処理、解決することを主張していると強調した。関係各国が責任ある態度で挑発をやめ、早急に対話を通じて問題を処理、解決する軌道に戻ることを希望した」と説明した。
ドニロン大統領補佐官のブリーフィングは「尖閣島の問題7日夜の晩さん会の席で多少時間をかけて議論された。これについての合衆国の立場はご承知のように、主権問題については究極的に特定の立場をとらないというものであるが、昨夜の大統領の話の大筋は、当事国は東シナ海での行動を通じてではなく、外交経路を通じて対話を持つべきである、ということであった」
「日本に懸念している」
「(発言は)そこまでだ。日本は(米国の)同盟国であり、友人だ。あなたはその点をはっきり理解する必要がある」
これはキャンベル国務次官補が7月に日本で行った記者会見で明らかにしたものだ。
米国側のブリーフ
51min
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