北朝鮮フォーカス・五味洋治の深層分析
第57回
一時休んでいた連載を再開します。北朝鮮をめぐる情勢は、いっそう緊迫化しています。20年間にわたる北朝鮮取材の経験を生かしながら、視野の広いレポートを目指します。
今回は、変わりつつある脱北についてです。
最近、中国にある北朝鮮経営のレストランから女性従業員ら12人が大量脱出し、注目を浴びたばかりだが、今度は北朝鮮が中国で運営する別のレストランで働いていた女性3人が、韓国への亡命を希望し、第3国に逃げ出したことが明らかになった。
中国・陝西省西安にある北朝鮮レストランで働いていた20代の女性3人で、まず中国からタイに行き、ソウルに行く予定だと報道された。
レストランで働く女性たちは、親が党の要職に就いているなど身分がしっかりし、音楽の才能が認められたエリートたちだ。祖国への忠誠心が強い人たちと言える。
彼女たちはレストランで、中国人の5分の1程度の給料で働いている。歌や踊りを交えてウェートレスもこなす。
こういった店は、中国をはじめ、カンボジアやミヤンマーなどで100店ほどが営業中と言われる。
1店平均10人が働いているとして、1,000人以上の女性が海外で働いている計算になる。
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