2011年6月7日火曜日

私は自分の目で長所短所を直接見てみたい 総書記の列車愛の謎 ロシア編

6年ほど前に私がある場所で書いた文章を再掲します。自分の目で、訪問した地域を見たいというのが列車愛の理由だそうだ。


 

 ロシア極東地域のウラジオストク新聞の女性記者オルガ・マリチェバさんが書いた「金正日とワルツを」の韓国語版を購入して読んでみた。
 かなり散漫な内容との印象だが、時々直接取材した時のエピソードが出てくる。一番のハイライトは一緒にワルツを踊った時のことだろう。2002年8月の金総書記極東訪問に同行した記者は、遊覧船に乗って食事をした。そこで金総書記が彼女に寄ってきて、厳粛な口ぶりで、ワルツを踊りませんかと申し出た。

 「私は左手を彼の肩に、右手を彼の左手に乗せた。彼はまさに悪くない舞踊専門学校を卒業したように、立派にワルツを踊った。踊りを終え、感謝を示し、首を下げた。そして私に軽くあいさつした」(46p)とある。


 彼が極東を旅行した5日間、笑うとき顔が生き生きと変化し、どれだけ情緒的に敏感な人なのか分かったと記者は感想を書いている。

 21世紀に入って、金総書記はタバコをやめたとも書いてある。そして多くの軍の高位幹部が彼を見習って禁煙したが、人民軍の軍人には継続して、タバコが配られている。

 昼食の時、金総書記は興にのって自分の見解を披瀝した。

 朝鮮半島では全ての人民が望んでいるので、統一は必ず実現すると信じている。


 共産党は人民とともにいなくてはならず、指導者は人民の声に耳を傾けなければならない。

 ソ連は政治改革の後経済改革をしたが、中国を研究した結果、すべてロシアと逆にしなくてはいけないと結論に達した。市場経済を投入したあと、政治改革をしなければならない。

 こんな風に話したそうである。

 さらにオルガ記者は「一番聞きたかったこと」として飛行機ではなく列車旅行を好む理由について聞いた。


 「外信たちは私を高所恐怖症患者にたとえたいようだ。事実は違う。空路だと私が何を分かりますか。何もない。外交官や政治家しか会えないが、私は自分の目でロシアの長所短所を直接見てみたい。今後もう一度モスクワ訪問の機会があれば、飛行機に乗っていき、万一極東地方を訪ねる機会があれば、列車に乗っていくだろう」


 さらにロシア再訪の計画があるかと聞くと「万一ロシアを再訪することがあれば、必ずロシアの女性記者を招待し、飛行時間の間、彼女たちが十分質問できるようにしてやろう」と冗談交じりに語っていたという。


 

 ちなみに彼の列車は「鉄甲列車」と呼ばれていたが、普通の列車のようで、フランス製とも日本製とも言われた。金総書記の事務車両は両側に大きなスクリーンがついていて、コンピュータと連結されていて、ロシア極東の情報を映し出していた。列車が通過する場合、二時間前から駅舎の警備が始まるという。


  その他、金総書記のロシア語の能力については、「かなりできるようだ」
と推測している。一方で、金総書記は、金大中大統領との南北首脳会談で、彼のことばの80%しか理解できなかったと答えた。

 

ここにも関連記事があります。

http://japan.dailynk.com/japanese/read.php?cataId=nk00100&num=723

2011年6月6日月曜日

北朝鮮があなたのコンピュータを狙っている 開かれた北朝鮮放送 ハッカーレポート第2弾

北朝鮮のハッカー攻撃というと、政府や公的機関を狙っているように思うが、実は民間団体にもメールを送りつけて情報を奪うことも行われている模様である。


-北朝鮮人権活動家らに知人を詐称Eメール送付
-団体公用メール、履歴書装った悪性メールも多くて
-人権運動家らの活動を監視
不特定多数のコンピュータも北朝鮮ハッカーらの狙い

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北朝鮮ハッカーらが狙うサイバーテロの対象コンピュータは大きく二つに分類できる。

一つは北朝鮮人権運動をする活動家および、人権団体など特定人らのコンピュータであり、他の一つは不特定多数のコンピュータだ。


北朝鮮のハッカーは対象者により違う方法を使う。

最初で北朝鮮人権活動家および人権団体のコンピュータを感染させるために、北朝鮮ハッカーは個人および団体のEメールを狙う。

北朝鮮人権団体に勤めると、人権運動家は朝出勤し、最初にEメール有無を確認するという。本物かもよくチェックする。

知人が送ってきたように偽装したEメールをたくさん受けるためだ。

人権運動家の証言によれば“ある日、親しい友人の名前で安否を尋ねるEメールが入ってきて、何の考えなしであけてみたら内容がちょっと変だった”として友人に電話をかけて、メールを送ったのかどうかを確認してみるので送ったことがないという答弁を聞いたという。

これを怪しく思った彼は該当Eメールに対するチェックをした結果悪性コードが添付されたEメールということを知るようになった。

その日以降彼は、毎朝到着したEメールの真偽を確認している。

また他の人権運動団体に勤める金某氏は、団体が利用するEメールをあけてみると苛立つ、と証言をした。

彼によれば“団体で職員を選ぶために広告を出すと、正常な履歴書もたくさんくるが、その中相当数は連絡先も虚偽で、悪性コードが添付されたEメール”と明らかにした。

また北朝鮮内部の秘密情報を提供するとして送ってくる場合も多い。
‘金正恩が丹東を通って、中国行き’という北朝鮮人権団体が関心を見せるような内容のメールを送って、好奇心でファイルをあけさせるということだ。

しかしこれは間違いなく、悪性コードが添付されたEメールだ、と強調した。
メールをあけてみた以後には、無条件コンピュータ運営体制を新しくしなければならないから不便さが並大抵でないと訴えた。

人権運動家個人および人権団体に送るこういう悪性コード メールは北朝鮮のハッカーらが意図的に送ったものだと確認されている。

金正日政権を反対する人権運動家および団体が、どんな活動をするのか具体的に監視するためだ。

北朝鮮のハッカーらが狙う二番目の部類は不特定多数のコンピュータだ。

ハッカーらはゲームなどのアップデートを、個々人が無意識に実行するという点を狙って、悪性コード プログラムを貼付して、(無関係な)ゾンビPCを作る。

ゾンビPCはティドス攻撃や農協コンピュータ・ネットワーク攻撃をする時、自身も知らないうちに利用されている。

韓国社会でコンピュータはもうなくてはいけない必需品に変わった。
コンピュータを通して、各種情報らをやりとりしながら、多様な活動を進める。
こういう現実の中に生きていく私たちはいつも北朝鮮ハッカーらの狙うことの対象になっていることを忘れてはいけないだろう。

http://www.nkradio.org/

2011年6月5日日曜日

北、サイバーテロ要員どのように養成するか? 開かれた北朝鮮放送

 

開かれた北朝鮮放送は、最近北朝鮮のサイバー部隊について集中的に報道している。今後数回にわたって関連記事を翻訳してみる。
北朝鮮は中国からサイバー攻撃のノウハウを教えてもらっているという見方もある。

http://www.nkradio.org/

サイバー部隊のあるとされる平壌の場所 連合ニュースsssss


-各段階別に基礎から専門家水準まで専門的に教育
- 1段階教育は青少年らを中心に3年間教育
- 2段階は大学で専門家水準のハッカー養成
- 3段階は中央党、人民武力部傘下機関で実戦ハッカー教育進行

4月12日発生した農協コンピュータ・ネットワーク障害事件が北朝鮮の仕業と明らかになった中で、北朝鮮のサイバーテロに対する恐怖が日に広がっている。
北朝鮮のハッカー養成は大きく3段階でなされる。

1段階はコンピュータ関連教育を重点的に進行する金星第2高等中学校で受け持っていながら、2段階は専門家水準のコンピュータ専門教育を進行する北朝鮮理工科大学コンピュータ専門学部をはじめとする牡丹大学、ミリム軍事大学、鴨緑江大学各種大学教育機関が担当する。

最後の3段階は実戦応用教育機関の中央党および人民武力部傘下のハッカー養成所で教育する。

北朝鮮は各段階別に教育内容を別にしており、ハッカーに成長できないという判断となれば保安維持のために、上級学校には進級をさせないことにしている。

すなわち最適のハッカーを養成するために基礎から専門家水準まで分業化された教育を進行するのだ。

1段階教育は金星第2高中で15才の青少年らに3年間コンピュータ関連教育だけを行う。

普通一期に50人程度卒業し、過程を修了した学生たちはハッカー養成過程がある大学に進学する。

金星2高中以外にも、北朝鮮の英才学校の第1高等中学校でコンピュータに才能があることが認められればハッカー関連大学に入ることもできる。

2段階はコンピュータ技術大学をはじめとする各種軍事大学でハッカー専門教育を受ける。

北朝鮮理工科大学コンピュータ専門学部は専門的にハッカー教育を担当する学校であり、牡丹大学は中央党傘下直属大学で本来中央党連絡所の要員らを養成するために設立されたがハッキング専門技術科目を追加で開設して、教育を行う。

ミリム軍事大学は北朝鮮軍総参謀部傘下大学で電子展に備えた軍技術将校育成が目標だ。

その過程中一つでサイバー戦専門教育を実施するのに、1年100人余り程度がサイバー戦と関係した軍参謀部署に配置される。
鴨緑江大学は人民武力部偵察局傘下軍事諜報要員養成大学だ。

この大学やはり学生たちにハッキングをはじめとするサイバー戦争専門技術教育を進めており、1年100人余り程度を輩出する。

これらを総合すると1年に約300人余り程度がハッカー教育を専門的に受けて輩出されると考えられる。

しかし専門ハッカー教育がここで終わることではない。

専門教育を受けたハッカーらを北朝鮮は3段階で中央党作戦部傘下414連絡所と人民武力部偵察局傘下258研究所に配置させて、実戦教育を進行している。

北朝鮮がこのようにハッカー養成に努力を傾け始めたのは1980年代後半からだ。
北朝鮮は1989年10月北朝鮮理工科大学コンピュータ専門学部にコンピュータ関連専門講座を開設したのを始めハッカー養成に努力を傾け始めた。

このように養成された北朝鮮のハッカーらは、1990年頃中央党作戦部が主導した米国防省文書高の暗号解読を試みながら、本格的な活動に入った。

北朝鮮のハッカーらは90年代初期ロシア、チェコ、ポーランドなど東ヨーロッパ国家の北朝鮮大使館を拠点で活動して以後シンガポール、インド、台湾を経て、現在は中国の大都市を拠点としている。

2011年6月4日土曜日

北朝鮮は世界で二番目の幸福な国?

 

 今週は、南北の秘密接触を北朝鮮が細かくばらしたり、北朝鮮が武力報復をにおわせたりとニュースが多かった。

 しかし私個人としては、このニュースが一番ショッキングだったので、翻訳してみた。図には、私が日本語を書き込んでいる。読者のみなさん、よい週末を!

 私は、週末会社で勤務です。


 北朝鮮の朝鮮中央TVが去る1日、世界各国の幸福指数を発表し、北朝鮮を中国に続き世界で二番目で幸せな国と自画自賛した。敵対国の米国は203位に世界で最も不幸な国に選んだと英国デイリーメールが2日報道した。sekaikoufuku

朝鮮中央TVは中国の幸福指数を100点満点に100点で評価、中国人が世界で最も幸福で完ぺきな人生を享受していると話した。

北朝鮮は98点で、中国に続きすべての国民が常に笑いながら幸せな生活をしており、これ以上良くなるのが難しい、質の高い生活を送っていると朝鮮中央TVは強弁した。

中国と北朝鮮に続きキューバが93点で3位に上がったしイランとベネズエラが各々88点と83点で4位と5位を占め、自分らの同盟国らに高い評価を下した。

反面韓国の幸福指数は18点で152位に終わった。米国の幸福指数はわずか3点で世界で最も不幸な国に選ばれた。

朝鮮中央TVは特に最近、金正日・北朝鮮国防委員長の3男金正恩が金委員長の後継者に決定されたのが、住民たちの幸福を大きく高めてくれたと主張した。

しかし米国人らの平均賃金が年間4万2000ドルなのに比べて、北朝鮮の平均賃金は年間50ドルに過ぎない。

このような朝鮮中央TVの報道に北朝鮮住民たちは冷笑的な反応を見せているとデイリーメールは伝えた。

実際に中国はオンライン フォーラムMopには'私も(不幸な国で)苦痛をあじわいたいので、米国に送ってほしい'という匿名の北朝鮮住民の文が載ったとデイリーメールは明らかにした。

このような朝鮮中央TVの主張は国際社会に失笑を買っている。

国連は最近北朝鮮が深刻な食糧不足で住民たちが飢えて死ぬ危機に貧しているとし、50万トン近い食糧支援が必要だと明らかにした。


http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=100&cid=307283&iid=290385&oid=003&aid=0003890845&ptype=011

2011年6月3日金曜日

金正男の家族関係 dairy-NK

http://www.dailynk.com/korean/read.php?cataId=nk00100&num=74079

私は金正男氏と不思議な縁がある。

2004年に偶然会い、2011年1月にも会っている。彼の次男は持病があるようだ。

次男漢率腫よう治療”
チョン・ジェソン記者| 2009-07-20 16:45

北朝鮮金正日の最初息子金正男(38才)の家系が最初に把握された。

対北朝鮮消息筋によれば金正男は3人の女性(事実上の夫人の役割)と同居した経験があって、彼らとの間で二男二女の子供をもうけていると明らかになった。

金正男の三婦人と子供らは皆中国の北京とマカオに居住している。
消息筋は20日“金正男は若い時期最初部の崔ヘリと同居を始めて、息子ドンファンを産み、現在彼らは中国、北京に居住している”と話した。

消息筋によれば金正男は北朝鮮に入国したり中国に出てくる場合北京最初の夫人家に立ち寄って、しばらく留まる程度という。

消息筋はまた“二番目夫人のイ・ヘギョンと息子、金韓率を、娘金松率は現在マカオに居住している”としながら“息子漢率は甲状腺腫ようで現地で治療中であると把握された”と伝えた。
以前まで二番目夫人は張キルソンという名前で知られていた。

ヘギョン氏はずば抜けた美貌の所有者で北朝鮮芸術公演団出身であり、名品愛好家と知られている。
最近国内ある言論はマカオの北朝鮮消息筋を引用して“息子と一緒にいる夫人を見たことがあるのに全身にプラダとグッチなど世界最高の名品で装いしていた”と伝えた。
金正男が比較的最近会った三つ目夫人の(姓・不明)ミョンナ種もマカオに居住している。
しかしかれらの間に生まれた娘ヒョンギョンは最初の夫人が養育中という。

金正男の婦人と子供らの正確な年齢は把握されなかったとこの消息筋は伝えた。

閉鎖社会の北朝鮮の特性上金正日家計に対する便りは徹底的に秘密にされている。
金正日の後継で有力視されている三つ目息子正恩に対してもスイス留学時期生活中エピソード他には知らされたのが殆どない。

こういう渦中でも金正日の最初息子の正男は比較的自由な体で世界所々を縫っていて各国情報当局と言論などの集中標的がされてきた。

金正男は1971年生まれで金正日と越北女優成恵琳(2002年5月65才で死亡)の間で秘密裏に生まれた。
このためにおじいさんの金日成さえ金正男の存在を彼の年齢4才の時(1975年)まで知らなかった。
金正男は17才に北朝鮮コンピュータ委員会委員長を引き受けた。
1995年には24才の若くして人民軍大将階級を与えられて保衛部海外班乗ること総責を引き受けたという証言も出てきた。

1990年代中盤までしても金委員長の後継者で有力なように見られたが1996年叔母の成恵瑯が西側に亡命して、地位が不安定になり2001年5月日本で偽造パスポートで逮捕され、金正日の憎まれたと知らされた。

▲金正男の最初の夫人崔ヘリ(右側体つきが大きいように見られる女性)氏と息子ドンファン君.

金正男が言論に登場したのは2001年日本密入国を試みたが逮捕されてからだ。
正男は当時最初部のヘリ氏と同行したことが分かった。

以前にも彼は最小3回以上日本に極秘入国して、ショッピングと遊興を楽しんだことで日本当局は把握した。

金正男はこれより先んじた1990年代中後半から平壌とマカオを行き来しながら、比較的自由な生活をしてきた。

最近では日本言論のインタビューに応じて、金正日後継者に対する自身の考えを明らかにするなど破格的な姿も誇示した。

このような彼の放浪自適気質のために一部では‘金笠’というニックネームを呼んだりもする。
金正男は行く所ごとに現地女がいる家で宿泊しながら、マカオ、タイなどの地では賭けを楽しむという。
彼が使う無限大に近い遊興費は、現地北朝鮮大使館で調達していると分かった。
彼は現在マカオ コルロアン立つことの330㎡(100坪余り)になる高級マンションで二番目夫人、息子と主に過ごすと分かった。

1本に40~100万ウォンのフランス ワインを楽しむ派手な生活が言論に報道されることもした

 

ちなみに金笠は朝鮮時代の放浪詩人

放浪詩人・金笠の酒詩  金笠は近世朝鮮の詩人です(1807~1836年)。
「笠」という名は、いつも笠を日よけ、雨避けのためにかぶって全国津々浦々を放浪したので世間の人が呼んだ俗称です。日本の山頭火のような酒と歌を愛した行乞詩人がすでに朝鮮にいたのです。しかも同じように野垂れ死にしてます。
 
 二百数十編の漢詩を詠んでいますが、有形の詩文集が残っているわけではなく、民衆の口伝(口碑文学)や紙片で残されたものです。崔碩義(チェソギ)編訳注の書から酒に関する七言絶句などを紹介しましょう。

http://www.h6.dion.ne.jp/~jofuan/myhaiku_101.htm

2011年6月1日水曜日

◎「『2012年』見据えた戦略調整 金正日総書記の中国訪問」


                                   (「朝鮮新報平壌支局版」5月28日付記事から)
この記事はかなりな長文です。半分だけ引用します。

中国側が待ち望んだ訪問というのは違うと思う。http://testwww1.korea-np.co.jp/article.php?action=detail&pid=51543

 

平和繁栄の共同歩調に拍車
金正日総書記の中国非公式訪問(5月20日~26日)は、朝中が両国間のパートナーシップを戦略的観点から強化しながら、当面する課題を解決するための互恵協力を確認する契機となったようだ。
朝鮮は、2012年に「強盛大国の大門」を開くという目標を掲げている。また、来年には中国で指導部の世代交代が行われる。国家の中長期的な展望を立てる上で極めて重要な年を1年後に控えて、朝鮮の最高指導者が中国を訪れた。


91年のルート
金正日総書記は昨年の5月、8月にも訪中した。9ヶ月ぶりとなる今回の訪中で注目されるのは、その訪問路程だ。総書記は、1991年に金日成主席が最後に中国を訪問した時と同じルートを辿った。
主席生誕100周年を1年後に控え、「強盛大国の大門」に向かってラストスパートをかけなければならない時期に、総書記は特別列車で中国の大地を走り、20年間前を思い起こした。
金日成主席が毛沢東、周恩来など中国の革命第一世代と共に築いた朝中親善は、主席が残した革命の遺産だ。そして現在、朝鮮は主席の遺訓貫徹を何よりも重視し、内政と外交で積極的な政策展開を行っている。総書記が打ち出した「2012年構想」は、その目標を集約したものだ。
中国も朝鮮との共同財産である、両国の友好親善を活性化させるために努力し、主席生誕100周年を迎える年に「強盛大国の大門を開く」という朝鮮の決意を支持している。訪中した総書記に対する歓待はその表れだ。
胡錦濤主席は中央の幹部を国境の駅にまで送り、総書記を迎えた。戴秉国国務委員、王家瑞対外連絡部長をはじめする党と政府の幹部が特別列車に乗り、総書記訪中の全行程に同行した。
総書記の中国滞在期間中に示されたのは社会主義国特有の連帯感だ。同じ時期、東京で行われた日本、中国、南朝鮮(菅直人-温家宝-李明博)の3者サミットでは見ることができなかったものだ。
朝中関係にも紆余曲折の時期はあったが、修交60周年で「朝中親善の年」であった09年に新たな発展の軌道に入った。その後、両国間で高位級の人的交流が一段と活発化した。西側メディアは、朝鮮の対中外交をいわゆる「支援」や「承認」の脈絡で捉え、勝手な解釈を続けているが、近年、朝中の協調関係が急速に発展を遂げている理由を説明できていない。

胡主席の「期待」
朝中首脳会談が二回にわたって行なわれた2010年の朝鮮半島情勢と、そこで示された朝中の共同歩調は、「血で結ばれた」と表現される両国の伝統的親善関係の真髄をはっきりと見せつけた。
いま中国は、独立自主的な外交政策を堅持している。今回の訪中で、総書記も中国の外交姿勢を評価する発言を行っている。対外政策における共通点、路線の一致こそが、朝中連帯のもう一つの根拠となっている。
特に米国の覇権と軍事的支配に反対する朝中の共同戦線は北東アジアの安定を守る「平和の砦」として機能してきた。両国は2010年3月の「天安」号沈没事件のあと、朝鮮半島の軍事的緊張を緩和するために歩調を合わせた。11月に延坪島砲撃事件が起きると、米国の対朝鮮強硬路線を転換させるために外交的連係を一層強化した。 この間、朝鮮と中国は北京と長春で首脳会談を行っている。
胡錦濤主席は総書記の今回の訪問を「高度に重視」(朝鮮中央通信)し、総書記との対面を待ち望んだという。
今回、北京で行なわれた朝中首脳会談を、今年1月ワシントンで行なわれた中米首脳会談と関連付けて見れば、朝鮮停戦協定当事国である朝、中、米国のパワーゲームの推移が明らかになる。
これまで米国は、「北朝鮮の威嚇」を口実に地域の軍事的緊張を激化させ、中国を圧迫する路線を追求してきた。「天安」号沈没事件後、朝鮮西海で強行された米・南合同軍事演習などは典型的なケースだ。
首脳会談のためワシントンに赴いた胡錦濤主席は、オバマ大統領に対して「平和と安全保障」をテーマに直談判を繰り広げたと伝えられている。実際に、首脳会談では北南対話と6者会談の早期再開を呼びかける中米共同声明が発表された。
中米首脳会談において論議された平和問題の舞台は朝鮮半島であり、問題解決の鍵は朝鮮が握っている。胡錦濤主席としては朝中首脳会談という戦略的意志疎通の機会に、金正日総書記の構想と決断を聞きたかったはずだ。

非核化の目標
今回、北京で行われた首脳会談には中国側から次期指導者と目される習近平副主席をはじめとする幹部たちが参加した。朝鮮側の参加者は、姜錫柱内閣副総理、金永日書記、金桂官第1外務次官の3人。過去の対米外交、6者会談に携わったメンバーだ。参加者の面々は首脳会談の内容を推測するヒントになる。
朝鮮中央通信の報道によると、双方は会談で朝中関係の発展が「両国の社会主義建設をより推進させ、双方の共通利益を図り、地域の平和と安定、繁栄を守り、促す上で有利である」ことを確認した。東北アジア情勢に関連しては「全朝鮮半島の非核化目標」を堅持していくとし、中米首脳会談と同じく6者会談再開の必要性も認めた。
朝鮮にとって朝鮮半島の非核化は金日成主席の遺訓だ。しかし、それはあくまでも米国との敵対関係が清算されてこそ達成できる目標だ。一方、人民生活を向上させて「強盛大国の大門」を開くためにも、経済建設に集中できる平和的な環境を整えることは重要だ。
朝鮮半島の非核化プロセスはまた、北東アジアの秩序再編と連動することが予想される。来年、新たな指導体制がスタートする中国にとっても、それは優先的に関心を払うべき事案だ。
(中略)


キム・ジュンヒョク記者 (了)

老体 金正日の‘最後のカード’ チュ・ソンハ東亜日報記者のブログから

東亜日報の名物記者の個人ブログから。

中朝国境の開発は、民心をつかむためのポーズと書いている。脱北者だけに実感がこもっている。


byチュ・ソンハ記者2011/05/23 7:07 am
‘強盛大国’という単語は1998年8月22日北朝鮮‘労働新聞’政論を通して,初めて登場した。
この時北朝鮮は強盛大国達成時期を金正日が還暦をむかえる2002年に据えた。
だが2002年になると‘今年は強盛大国建設のため新しい変革の年’として言葉を変えた。
強盛大国建設が失敗したことを自認したのだ。

その年北朝鮮は市場経済的要素を大幅導入した7月1日経済管理改善措置を断行し、9月にはヤンビンを長官でする新義州特別行政区を発表した。

北朝鮮住民たちをびっくりさせるのに十分な発表らだった。
住民たちは“私たちもいよいよ改革と開放をすることなのか”という膨らんだ夢を見た。

少なくとも2005年パク・ポンジュ総理をはじめとする改革派らが大々的に粛清される時までは。

北朝鮮が強盛大国達成時期に定めた2012年がまた間近に迫った。

相変らず経済事情は10年前とほとんど差がない。
このままならば来年北朝鮮の民心は今はこれ以上期待することがない政権を完全に離れることであり,これは深刻な体制威嚇になるものと見られる

金正日やはりこれをよく知っている。

だが彼には直ちに住民たちに与える米も,お金もない。
それで金正日は今最後のカードを取り出そうとしている。

2002年にしたように、住民たちに‘期待と希望を植え付けること’をしようとするのだ。
来年に羅津・先鋒と新義州の前にある黄金坪で経済特区を大々的に開発する姿だけ見せても住民たちは“今度は本当に開放しているようだ。

どうせ耐えたこともう少し耐えてみよう”と考えるだろう。

‘もの乞い外交’という非難を甘受しながら,金正日がまた再び中国を訪れたのもこういう脈絡で分析される。

金正日には民生よりは体制維持が優先だ。
じっとしていても体制維持に問題がないならば不便なからだを率いて1年の間3回も中国を訪れなかったようだ。

しかし2012年住民たちに何もくれない時、近づく怒りの民心は金正日も計るのが難しいだろう。

経済特区は民生のためでない体制維持のための仕方ないカードでもある。

もし住民たちに期待と希望だけ植え付けるのに成功したら彼が死ぬ時まで残った何年間権力は安定的に維持できるだろう。


金正恩に権力を強固に,相続する時間も儲けられる。

ここに経済特区が金正日の計画だけではなれば経済破綻でますます前途がますますはるかに遠い金正恩号の方向するのにも解き放して突破口を開いてくれることもできる。

もちろん金正日の対国民ショーには危険も従う。
北朝鮮は数十年の間封鎖と欠乏に慣れた体制であり,門を閉めて粘るには全世界が驚くほどの耐性を持っている。
だがドアをあけることは金正日には習熟したゲームでなく新しい冒険だ。

もしかしたら北朝鮮という体制は足りないことには数十年耐えられても,あふれることにはただ数年も耐えられないこともできる。

こういう危険にもかかわらずドアをあける,いや,ドアをあけるふりでもするほかはないのが北朝鮮の現状況だ。
そうでなければより一層危険なためだ。

来年北朝鮮はいざという時には直ちにかんぬきを閉じる万全の準備をして門を少しずつ開くと予想される。

しかしひとまず一度ドアが開けばその次に起きることはその誰も分からない。

行われたドアの隙間から、微風が吹いてくるのか,狂風か・・・

http://blog.donga.com/nambukstory/archives/5385

注目の投稿

金正恩朝鮮労働党委員長新年辞

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14970  転載です <参考資料>  朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は、毎年1月3日頃に「新年の辞」の基本体系を理解するための要旨を掲載している。参考までに、その全文翻訳を添付する。 「今年の新年の辞の基本内容...

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