2018年5月3日木曜日

北朝鮮は92年の非核化宣言以上のことはしないだろう 太永浩前・英国公使

https://www.rfa.org/korean/in_focus/nk_nuclear_talks/taeyoungho-05022018093746.html


逆にいうと、九二年の合意以上になれば、進展ということだ。


アンカー:RFA自由アジア放送は歴史的な南北首脳会談以後朝鮮半島情勢と北朝鮮の歩み(動向)を診断してみる企画インタビューを二度用意しました。
今日は一番の順序で太永浩前英国駐在北朝鮮大使館公使と一緒に板門店宣言以後北朝鮮の動向を展望してみます。
太永浩前公使は米-朝首脳会談で完全で検証可能で,復帰不可能な北朝鮮の非核化,すなわちCVID合意がなされる可能性は低いと展望します。


北朝鮮が現在の核は保有したまま過去と未来の核をあきらめる水準の‘現状維持戦略’を繰り広げるという観測ですが。
これに伴い太前公使は米-朝首脳会談での非核化合意が去る1991年導き出された‘朝鮮半島非核化共同宣言’水準に止まる可能性が高いと憂慮の立場を表わしました。

ソウルのモク・ヨンジェ記者が太永浩前公使に会いました。

-北,米・北朝鮮首脳会談自体を‘外交的勝利’で甘受…’正常国家’であることを見せる契機に活用すること
-北,現在の核は維持して過去と未来の核はあきらめる‘現状維持戦略’繰り広げること

モク・ヨンジェ:公使さまこんにちは。
(はい。
こんにちは。)南北首脳が完全な朝鮮半島非核化のために南北が共同努力するという合意を成しました。
金正恩委員長は板門店宣言書名式直後肉声発表で非核化に対して全く言及しなかったですが。


これに対してどのように評価しますか?
太永浩:先に今回の南北首脳会談は大韓民国,自由民主主義体制の大きい成果で勝利と評価したいです。
今まで北朝鮮は韓国との体制,理念対決でアイデンティティーと名分を重視してきました。
ここで核心は平壌が朝鮮半島の中心という点です。
そのために核問題,南北関係,統一問題などに対して北朝鮮指導者は平壌に座って,韓国から来る指導者らを迎えて,討議しなければならないという慣行がありました。
1970年代7.4南北共同声明当時にも韓国代表団が北朝鮮に上がって,金日成に会って共同宣言が発表されました。
6.15,10.4共同宣言皆他人側が北朝鮮を訪問してなされた合意です。
北朝鮮はこれを対内宣伝用で活用しました。


金正恩委員長を板門店南側地域まで降りてくるようにしたことは韓国が体制,理念対決を通して,北朝鮮体制に大きい打撃を与えたとのことを意味します。

他の側面で見たら金委員長が板門店まで降りてきたとのことは北朝鮮がそれだけ危機に陥っているということを見せる傍証です。
これは去る数年の間韓国と米国,国際社会が北朝鮮に加えた政治,経済的制裁と圧迫の結果です。

板門店宣言はそれ自体では非常に立派で良い文書です。

またこれから私たちが必ず履行しなければならない文書です。

問題は過ぎ去った時期の7.4,6.15,10.4共同宣言なども文書自体としては完全無欠だったと考えるが全く履行されなかったという点です。

原因はこの合意を履行しようとする真正性と意志がなかったためです。
重要なのはこの文書が真の結実を結ぶように南北指導者らが真心を持って履行しなければならないというものです。

金委員長がなぜ肉声演説で非核化を言及しなかったか心配している人々が多いのですが。


金委員長は‘私は核を作った核保有国の指導者だ’という考えているから非核化問題は北朝鮮とまた他の核保有国の米国の間に議論しなければならない問題と認識しています。

そのために核を持っていない韓国指導者と非核化問題を論じるのは分際に合わないと考えるでしょう。

金委員長は米・北朝鮮首脳会談開催自体を目標としています。
北朝鮮はドナルド トランプ米国大統領との出逢い自体を外交的勝利と見なすでしょう。

米国はすでに北朝鮮という国家を‘悪魔’と規定しました。
すでに悪魔と規定しておいた北朝鮮指導者をトランプ大統領が会うということは北朝鮮としては‘私たちは正常国家だ’という点を全世界に見せられる機会です。

金日成,金正日は米国大統領とただ一度でも会えて握手する場面を演出してみようと非常に多くの気を遣いました。

ところが、できなかったんですよ。
金正恩がこれを成し遂げたら国内宣伝用に大きく活用されるでしょう。
こういう大きい政治,外交的な目的を持って北朝鮮は出て行っています。
モク・ヨンジェ:北朝鮮が北部核実験場を廃棄する時,国際社会の専門家と言論を招請するという方針も明らかにしました。
このような北朝鮮の意図は何であると見ますか?
太永浩:金委員長は今まで開発しておいた核を最後まで持っている方法を苦心しているでしょう。
これが最も大きい関心事です。
‘核兵器だけ自分が持っているならば残りはみな捨てられる’ということが金委員長の考えであることです。
北朝鮮の立場で核実験場は‘過去’です。
これから北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)能力までそろえるのは‘未来’静寂.
最近北朝鮮は未来の目標を達成することは不可能だという点を悟りました。
国際社会の高強度対北朝鮮制裁がなされているためでしょう。
これに金委員長は現時点で‘未来’と‘過去’は大胆にあきらめるだろうが現在持っていること(核兵器)は最後まで持って行くという立場であることです。
核実験場を廃棄する時,外国報道機関と専門家たちを招請すると見せてくるというのは北朝鮮がすでに計画していた戦略の一環です。
-北が要求するCVIG,米核戦略資産の‘朝鮮半島接近禁止’と‘不使用確約’
-米・北朝鮮首脳会談でCVID合意の可能性低くて…過去‘朝鮮半島非核化共同宣言’水準合意導き出し憂慮
モク・ヨンジェ:米・北朝鮮首脳会談の核心議題も北朝鮮の非核化です。
米国は北朝鮮に完全で検証可能で,復帰不可能な非核化,CVIDを要求しています。
北朝鮮は米国に完全で検証可能で,復帰不可能な体制保障,CVIGを要求しています。
北朝鮮が願う具体的なCVIGとは何ですか?
太永浩:今回の板門店宣言で核関連合意はだいぶ曖昧になされました。
南北は‘非核化を通して,核がない朝鮮半島を作る’と合意しましたが。
‘核がない朝鮮半島’という概念はとても曖昧です。

また今回の宣言には‘北朝鮮’でなく‘南北’が核がない朝鮮半島を作るという,非核化は南北共同の責任というものを公式化した内容も含まれました。

北朝鮮が一貫して狙っているのは大きく3つです。
最初に韓半島で米国の核兵器を撤収させるものです。
これは1991年に米国が戦術核兵器を撤収しながら,実現されました。


2 番目,米国が朝鮮半島とその周辺に核兵器と戦略資産を展開したり搬入させることができないようにするものです。

これから朝鮮半島非核化交渉局面で北朝鮮は韓国と米国にこういうものらを要求するでしょう。

3番目は‘韓半島で核兵器を使わない’という‘核不使用宣言’を米国に要求して,これを貫徹させるものです。
米国はそのどんな特定地域や国家に対して核を使わないということを事前に宣言,担保しないことと理解しています。

果たして北朝鮮との交渉でトランプ大統領がこれを受け入れるのか憂慮されます。
米国は北朝鮮に完全なCVIDを要求しているんですが。
CVIDの核心は北朝鮮を強制査察するものです。
‘Random Access(無作為査察)’,すなわち査察主体が見たいところを入るという概念でしょう。
ここで重要なのは査察時期と対象を定めることですが。
強制査察は任意の時に任意の地域を査察するという意味で事前に通知しないということが基本概念です。
これがすぐCVIDです。
ところで歴史的にCVIDを履行した前例はないことで知っています。
もう一歩出て一ケ国の自主権に対する乱暴なじゅうりんと見なされる問題です。
北朝鮮がCVID原則を受け入れることが出来るかに対してはその可能性が非常に低いと考えます。
特に北朝鮮には核施設とミサイル施設ではなくても外部世界に公開できない鋭敏な地域がとても多いです。
政治犯収容所が代表的です。
そのような地域が5ケもなるんですが。
北朝鮮がこういう地域らを査察地域に受け入れるかも疑問です。
これを受け入れたら北朝鮮は反人道犯罪を犯したという事実を全世界見せるようになります。
その瞬間北朝鮮システムは存在しにくくなるでしょう。
モク・ヨンジェ:北朝鮮は米・北朝鮮首脳会談でどんな戦略を持ち出すことだと展望しますか?
太永浩:米・北朝鮮首脳会談と関連して,予測できる最悪のシナリオは去る1991年南北が採択した‘朝鮮半島非核化共同宣言’水準の合意を成しながら,米・北朝鮮首脳会談が終了するのです。
当時南北は相互合意の下非核化査察対象を定めることにしました。
韓国が査察対象を定めるとしても北朝鮮がこれを受け入れない場合査察がなされることができなかったことでしょう。
したがって正しくなされた査察が履行されることができませんでした。

万一ドナルド トランプ米国大統領がこういう方式に同意したら過去核査察方式で回帰する結果が出てくるものです。
果たして米国がこういう方式に同意するかは米・北朝鮮首脳会談を見守ってこそ知ることが出来そうです。
-北,核兵器‘現状維持’だけ可能ならば米国要求事項皆受け入れること
-南北首脳会談,金正恩イメージ改善させながら,米国負担感減らしてあげて
モク・ヨンジェ:米・北朝鮮交渉局面で最も注目してみる部分は何ですか?
太永浩:金委員長は米・北朝鮮首脳会談で本人は正常な人で北朝鮮は正常国家というイメージを演出しようとするでしょう。
また金委員長は核だけ持つ(維持する)数万あるならば多くの問題らにおいて譲歩しようとするでしょう。
このようになればトランプ大統領は非常に大きい外交的成果を成し遂げられるでしょう。
モク・ヨンジェ:米国の場合北朝鮮非核化の他に抑留されている米国人問題も言及することと観測されます。
北朝鮮が彼らを釈放することだと見ますか?
太永浩:自分の考えには北朝鮮が現在の核兵器だけ保存できるならば北朝鮮は米国の要求事項を大部分受け入れようとするでしょう。
米国人抑留者らを皆釈放する可能性が非常に大きいです。
モク・ヨンジェ:北朝鮮がCVIDを拒否したらドナルド トランプ大統領は交渉の場をけって出てくることだと言い放ったことがあります。
もしこのようになったら今後北朝鮮の動向はどうなりましょうか?
太永浩:そうなったら北朝鮮は全世界にこのように話すでしょう。
‘私たちは本当に核廃棄のために努力した。
米国の要求条件もみな受け入れる準備ができていたが米国がとても無理な要求条件を打ち出した’という方法の話です。
(CVIDは)結局北朝鮮を自主独立国家と認定しないということなのにこれは受け入れることができないといった論理を繰り広げながら,国際社会の支持と同情(動静)を引き出そうとすることです。
モク・ヨンジェ:南北首脳会談直後南北関係は解氷期を迎えました。
米・北朝鮮首脳会談局面で北朝鮮が韓国にどんな役割を要求することだと見ますか?
太永浩:北朝鮮はすでに一次的に韓国を十分に活用しました。
金委員長の当面目的はトランプ大統領に会うものです。
北朝鮮は今までこのような目標を達成したことがありませんでした。
トランプ大統領としても金委員長に会えば何を得ることができるのかに対して疑問を抱いていましたよ。
特に米国前職大統領らが悪と規定した国家の指導者に会うということも相当な負担だったでしょう。
ところでこういう負担を韓国政府が減らしてあげました。
韓国政府が道案内になって,南北首脳会談をして金委員長が悪魔ではないということを見せるのです。
米・北朝鮮首脳会談も米国が先にしようといったことではありません。
文ジェイン大統領が金委員長の手を握ってトランプ大統領の前まで連れてきたも同然です。
金委員長としてはトランプ大統領に会うために南北首脳会談が必要だったでしょう。
これを通じて,自身のイメージを改善しました。
このように見れば米・北朝鮮首脳会談開催のための金委員長の一番の目的は南北首脳会談を通して,達成されたもようです。
-中国,今後大規模対北朝鮮支援に出る可能性
-北,対外経済交流活性化控えて住民統制強化傾向
モク・ヨンジェ:金正恩委員長は南北首脳会談を控えて中国との関係も復元させました。
このような結果が今後米・北朝鮮首脳会談にどんな影響を及ぼすことだと見ますか?
太永浩:金委員長が南北,米・北朝鮮首脳会談に出られたことは中国の立場変化のためです。
去る一年の間中国は米国と共に北朝鮮に前例ない制裁を加えました。
北朝鮮は中国の支持なしでは現在保有した核を最後まで維持できません。
中国は米国のように短期間内に核を廃棄しろとの立場ではありません。
中国は朝鮮半島の非核化を要求しているけれど一方では核を持った北朝鮮を統制することを願います。
ところで去る一年の間北朝鮮は中国の統制範囲の外に抜け出そうとしましたよ。
それで中国が圧力を加えるのです。
今回金委員長が習近平注釈に中国と戦略的疎通強化するといったのにこれは‘中国の話をよく聞くから助けてくれ’という意味と解釈されます。
中国の立場ではこのような北朝鮮の立場を受け入れながら,必要なことを北朝鮮に提供すると見られます。
国際社会に公開されたことはないが中国が相当な規模の対北朝鮮支援を再開すると展望します。
このようになれば金委員長立場では首脳会談が成功しても良くて,失敗しても大丈夫であることになるものです。
少なくとも現在北朝鮮は対北朝鮮制裁局面で最も大きい役割をしていた中国という大きい山を半分程度崩したと評価しているでしょう。
モク・ヨンジェ:中国の公式立場も北朝鮮の非核化です。
公使さまは先立って北朝鮮が現在保有している核を維持する‘現状維持戦略’を繰り広げることだと展望したのに,この部分に対して中国が問題提起しないことと見ますか?
太永浩:中国政府と党の目標は朝鮮半島の非核化です。
ただ,即刻北朝鮮の非核化ではありません。
言い換えようとするなら中国は北朝鮮の核兵器を利用して,東北アジア戦略を実現しようとする目標を持っています。
核心は米国の核戦略資産を中国からもう少し遠く押し出すのです。
ここに北朝鮮核問題を利用することでしょう。
こういう部分において北中韓戦略は一脈相通します。
モク・ヨンジェ:最近北朝鮮内部の便りや北朝鮮媒体によれば北朝鮮当局は非社会主義検閲を強化しています。
内部統制を強化することですが。
非核化交渉局面でこのような措置がどんな意味を持ちますか?
太永浩:北朝鮮の既存経済運営方式には経済を回復させることができません。
北朝鮮当局が経済的な問題を解決できなければ体制維持も難しいです。
北朝鮮はこれから市場と同じ資本主義要素を拡大して韓国,中国との経済交流を活性化して,経済を回復させるほかはありません。
このために北朝鮮当局は今から住民たちを厳格に,統制する必要があります。
住民たちに対する厳格な統制なしで外部投資を受け入れて経済交流を始めれば北朝鮮体制も過去東ヨーロッパのように崩れるでしょう。
それで北朝鮮当局は今からあらかじめ住民たちに対する管理と統制を強化しているものです。
モク・ヨンジェ:公使さま今日言葉ありがとうございます。
アンカー:RFA自由アジア放送企画インタビュー,今日は太永浩前公使と一緒に板門店宣言以後北朝鮮の動向を展望してみました。

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